工事苑 › 50音索引
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- 【海岸線・水涯線(基盤地図情報)】かいがんせん基盤地図情報と登記所の地図・図面海岸線は、海面が最高水面に達したときの陸地と海面との境界。水涯線は、河川・湖沼とそれにつながる公共の水路の、平水時の陸地と水面との境界線です(基盤地図情報の省令第1条)。
- 【海岸堤防・護岸の機能と天端高】かいがんていぼうのてんばだかダムと海岸保全施設の構造基準海岸の堤防と護岸は、高潮・津波による海水の侵入を防ぐ、越波を減らす、侵食を防ぐ機能のいずれかを確保するよう定めます。天端高は、設計高潮位+設計波のうちあげ高、越波を十分に減らす高さ、設計津波の水位のいずれかに、必要な値を加えた値以上とします(海岸保全施設の技術上の基準を定める省令第3条)。
- 【海岸の突堤・離岸堤・砂浜・消波堤の機能】かいがんのとっていとうダムと海岸保全施設の構造基準突堤は漂砂を制御して汀線を維持・回復させる機能、離岸堤は消波で越波を減らすか漂砂を制御する機能、砂浜は消波で越波を減らすか堤防の洗掘を防ぐ機能、消波堤は消波で汀線を維持する機能を確保します(海岸保全施設の技術上の基準を定める省令第4条・第6条・第7条・第8条)。
- 【海岸保全施設】かいがんほぜんしせつ河川・海岸海岸保全区域にある堤防・突堤・護岸・胸壁・離岸堤・砂浜など、海水が入ってきたり、海岸が侵食されたりするのを防ぐ施設(海岸法第2条)。
- 【街区・町字の境界線と代表点(基盤地図情報)】がいく基盤地図情報と登記所の地図・図面町字の境界線は町や字の領域を囲む線、街区の境界線は住居表示の街区符号が付いた街区(それ以外の地域では道路・鉄道・河川などで区画した地域)の境界線。それぞれ代表点とともに基盤地図情報の項目です(基盤地図情報の省令第1条)。
- 【街区境界調査】がいくきょうかいちょうさ地籍調査の作業街区の中の土地(街区内土地)の所有者と地番、街区内土地と街区の外の土地との境界(街区境界)を調べて測り、街区の面積を測定して、街区境界調査図と街区境界調査簿をつくる調査(地籍調査作業規程準則第3条)。
- 【海象観測・水路図誌】かいしょうかんそく測量の法規・測量の基準海象観測は、潮汐・海潮流・波浪・海氷とそれに関連する現象の観測。水路図誌は、海図・水路誌・潮汐表・灯台表・航用諸暦などの水路に関する図誌です(水路業務法第3条・第4条)。
- 【改測・改算】かいそく・かいさん公共測量の総則・GNSS水準・復旧測量改測は、成果が現況に合わなくなったとき、位置を変えずに測り直して成果を直すこと。改算は、測り直さずに過去の観測値や資料で計算し直して成果を直すことです(準則第101条)。
- 【外側標定点・内側標定点】がいそくひょうていてん・ないそくひょうていてん地上レーザ・UAV写真点群・UAVレーザUAV写真点群測量で、作業地域を囲むように外側に置く標定点(3点以上)と、地域内に均等に置く標定点(1点以上)。位置精度に応じて点の間隔を決めます(準則第414条)。
- 【解体工事業者の登録】かいたいこうじぎょうしゃのとうろく建設リサイクル法と指定副産物解体工事業を営む者が、業を行う区域の都道府県知事から受ける登録。5年ごとに更新します(建設リサイクル法第21条)。
- 【回転杭工法】かいてんぐいこうほう基礎工・杭・地盤改良先端にらせん状の羽根をつけた鋼管杭を回転させ、ねじのように地中にねじ込む工法。
- 【開発許可】かいはつきょか工事に関わる法規(道路・火薬・土地利用)都市計画区域や準都市計画区域で開発行為をするとき、あらかじめ受ける都道府県知事(指定都市などは市長)の許可(都市計画法第29条)。
- 【開発行為】かいはつこうい工事に関わる法規(道路・火薬・土地利用)主に建物を建てたり特定工作物をつくったりする目的で、土地の区画や形・性質を変えること(都市計画法第4条第12項)。
- 【海浜測量・汀線測量】かいひんそくりょう応用測量(路線・河川・用地)海浜測量は、砂浜(前浜・後浜)を含む範囲の地形を、陸の高さと海の深さで図にする測量。汀線測量は、最低水面と浜との交わる線(汀線)を決める測量です。
- 【外部標定要素】がいぶひょうていようそ測図測量・GIS(地形・写真・地図編集)写真を撮った瞬間の、カメラの位置(X・Y・Z)と傾き(3つの回転角)のこと。これが分かると、写真の点を地上の座標に変換できます。
- 【改良土】かいりょうど土工・残土柔らかい土(第4種・泥土など)に石灰やセメント系の材料を混ぜて、使える強さにした土。工事の埋戻しや盛土の材料として売られているものもあります。
- 【火気の使用・野焼きの禁止】かきのしよう・のやきのきんし工事の進め方(共通仕様書の総則)火気を使うときは、使う場所・日時・消火設備などを施工計画書に書き、喫煙場所を決めて、それ以外での火気を禁じる決まり(共通仕様書1-1-1-32)。
- 【架空線等上空施設の事故防止】かくうせんじこぼうし安全衛生電線や通信線など、上空を通る線や施設に、クレーンやバックホウのアームが接触・切断しないようにする対策。
- 【崖(盛土規制法の崖)】がけ法面・擁壁盛土規制法では、地面が水平に対して30度を超える角度をなす土地で、硬い岩盤(風化の著しいものを除く)以外のものを崖と言います。
- 【かごマット】かごまっと河川・海岸鉄線を編んだ薄い箱形のかごに石を詰め、法面や川底にマットのように敷き並べる護岸。
- 【重ね継手】かさねつぎてコンクリート工2本の鉄筋を決められた長さだけ重ねて並べ、針金で縛ってつなぐ方法。
- 【荷重組合せ係数・荷重係数】かじゅうくみあわせけいすう橋の設計の考え方と荷重(道路橋示方書)荷重組合せ係数(γp)は、異なる作用が同時にかかる状況に応じて作用の規模を補正する係数。荷重係数(γq)は、作用の特性値のばらつきに応じて作用の規模を補正する係数です(道示Ⅰ共通編3.3)。
- 【荷重分散性能・耐水性能・防水性能】かじゅうぶんさんせいのう舗装の構造の技術基準荷重分散性能は輪荷重を十分に分散して基盤に伝える性能、耐水性能は舗装内部に水が過度に入らないか入っても強度が著しく下がらない性能、防水性能は水が基盤へ過度に入るのを防ぐ性能(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3)。
- 【ガス圧接】がすあっせつコンクリート工2本の鉄筋の端を突き合わせ、酸素・アセチレンの炎で熱しながら押しつけて、一体につなぐ方法。
- 【霞堤・輪中堤】かすみてい・わじゅうてい河川計画(治水と利水の考え方)霞堤は、途中を開けて重ねるように築いた不連続な堤防。輪中堤は、集落などを囲む堤防。どちらも沿川の遊水機能を生かした治水に使われます。
- 【過積載】かせきさい土工・残土最大積載量を超えて積むこと。ブレーキが効きにくくなり、道路や橋も傷めるため、法律で禁止されています。
- 【仮設(任意仮設・指定仮設)】かせつ仮設工工事を進めるために一時的に設け、終われば撤去する設備や構造物。方法を受注者が決めるものを任意仮設、発注者が設計図書で指定するものを指定仮設と言います。
- 【仮設アンカー(土留めアンカー)】かせつあんかー仮設工土留め壁を、背後の地盤の中に定着させたアンカーで引っ張って支える方法。切梁を使わずに広い掘削空間をつくれます。
- 【架設桁架設】かせつげたかせつ橋梁の施工先に仮の桁(架設桁)を架け渡し、その上を使って本体の桁を運んだり、横に移動(横取り)したりして架ける方法。
- 【仮設工事計画】かせつこうじけいかく工程・品質・原価の管理手法工事のための仮設物をどうつくるかの計画。取扱いが容易でユニット化を心がけ、作業員不足を考えて省力化を図ります。
- 【架設通路・登り桟橋】かせつつうろ・のぼりさんばし仮設工作業場所に行き来するために設ける仮設の通路。斜めに上り下りするものを登り桟橋と言います。
- 【仮設電力(受電設備)】かせつでんりょく仮設工工事に使う電気を受けて配るための仮の設備。受電設備・配電設備・照明などです。
- 【仮設標識】かせつひょうしき測量の法規・測量の基準測量の作業中に一時的に使う、いちばん簡単な測量標。標旗と仮杭がこれにあたります。
- 【河川管理施設】かせんかんりしせつ河川・海岸河川法でいう、ダム・堰・水門・堤防・護岸・床止め・樹林帯など、川の水による利益を増やしたり、被害を減らしたりする施設(河川法第3条)。
- 【河川区域】かせんくいき河川・海岸河川法で管理される川の範囲。いつも水が流れている土地、堤防などの河川管理施設の敷地、それと一体で管理が必要と河川管理者が指定した堤外の土地からなります(河川法第6条)。
- 【河川整備基本方針】かせんせいびきほんほうしん河川計画(治水と利水の考え方)河川管理者が水系ごとに定める、長期的な河川の整備の方針。基本高水とその配分、主要な地点の計画高水流量・計画高水位などを定めます(河川法第16条)。
- 【河川整備計画】かせんせいびけいかく河川計画(治水と利水の考え方)河川整備基本方針に沿って、おおよそ20〜30年の間に行う具体的な整備の内容を定める計画(河川法第16条の2)。
- 【河川沿いの微高地(自然堤防)】かせんぞいのびこうち地形分類と国土地理院の地図データ今と昔の川沿いに、洪水が運んだ土砂でできた周りより少し高い土地。自然堤防・クレバススプレー・ポイントバーなどを指します。
- 【河川測量】かせんそくりょう応用測量(路線・河川・用地)河川・海岸などの調査や、河川の維持管理に使う測量。距離標の設置、水準基標、定期的な縦断・横断測量、水の中の深さを測る深浅測量などがあります。
- 【河川堤防の表法肩の法線・軌道の中心線(基盤地図情報)】かせんていぼうのおもてのりかたのほうせん基盤地図情報と登記所の地図・図面河川堤防の表法肩の法線は、河川管理施設である堤防の表法肩の法線。軌道の中心線は、軌道法の軌道と鉄道事業の鉄道線路の中心線です(基盤地図情報の省令第1条)。
- 【河川法の許可(占用・工作物・掘削)】かせんほうのきょか河川・海岸河川区域で、土地を使う(占用:第24条)、工作物をつくる・壊す(第26条)、土地を掘る・盛る・竹木を植える・切る(第27条)ときに、河川管理者から受ける許可。
- 【河川保全区域】かせんほぜんくいき河川・海岸河岸や堤防などを守るため、河川区域に隣り合う土地に河川管理者が指定する区域。原則として河川区域の境界から50mを超えない範囲です(河川法第54条)。
- 【河川を渡る橋の径間長】かせんをわたるはしのけいかんちょう河川・海岸洪水の流下方向に直角な面に投影した、隣り合う河道内の橋脚の中心線の間の距離。計画高水流量から求める基準径間長(50mを超えるときは50m)以上とします(河川管理施設等構造令第63条)。
- 【画像相関(自動測定)】がぞうそうかん空中写真測量の撮影と同時調整重なった写真の画像の模様を比べて、同じ点を自動で見つけて測る方法。パスポイントやタイポイントの測定に使えます(準則第214条)。
- 【下層路盤(粒状路盤)】かそうろばん舗装路床の上につくる、クラッシャーランなどの粒状の材料の層。車の重さを広げて路床に伝えます。
- 【片勾配】かたこうばい道路(構造・付属物・維持)カーブで車が外側へ飛び出そうとする力を打ち消すため、カーブの内側に向かって道路を傾けること(道路構造令第16条)。
- 【型枠・せき板】かたわく・せきいたコンクリート工コンクリートを決まった形に固めるための枠。コンクリートに直接ふれる板をせき板と言います。
- 【型枠支保工と組立図(設計荷重)】かたわくしほこう掘削・土止め・型枠支保工の安全規則支柱・はり・つなぎ・筋かいなどでつくり、スラブや桁などのコンクリートを打つ型枠を支える仮設の設備(労働安全衛生法施行令第6条第14号)。組み立てる前に、部材の配置・接合の方法・寸法を示した組立図をつくります(労働安全衛生規則第240条)。
- 【型枠支保工の組立て・解体の作業】かたわくしほこうのくみたて掘削・土止め・型枠支保工の安全規則型枠支保工の組立てや解体の作業では、関係者以外の立入りを禁止し、強風・大雨・大雪などの悪天候で危険なときは作業をさせず、材料の上げ下ろしにはつり綱・つり袋などを使わせる決まり(労働安全衛生規則第245条)。
- 【型枠支保工の組立て等作業主任者】かたわくしほこうのくみたてとうさぎょうしゅにんしゃ掘削・土止め・型枠支保工の安全規則型枠支保工の組立て・解体の作業で、型枠支保工の組立て等作業主任者技能講習を修了した者から選任する作業主任者(労働安全衛生法施行令第6条第14号、労働安全衛生規則第246条)。
- 【型枠の取外し(脱型)】かたわくのとりはずしコンクリート工コンクリートが十分な強さになってから、型枠や支保工を外すこと。
- 【滑動(擁壁の安定)】かつどう法面・擁壁土圧で擁壁が基礎ごと前に滑ること。滑らせる力が、基礎と地盤の間の摩擦などの抵抗力の3分の2以下であることを確かめます。
- 【仮定三次元網平均計算】かていさんじげんあみへいきんけいさん基準点測量の観測・点検・平均計算既知点1点だけを固定して行う三次元網平均計算。閉じた多角形をつくって、観測値に問題がないかを確かめます(準則第43条)。
- 【可動堰の可動部の径間長】かどうぜきのかどうぶのけいかんちょう河川・海岸隣り合う堰柱の中心線の間の距離。計画高水流量に応じて、500m³/s未満で15m、500〜2,000m³/s未満で20m、2,000〜4,000m³/s未満で30m、4,000m³/s以上で40m以上とします(河川管理施設等構造令第38条)。
- 【河道内の橋脚】かどうないのきょうきゃく河川・海岸河道内の橋脚の水平断面は、できるだけ細長い楕円形などとし、長径の方向を洪水の流下方向と同じにすること。基礎部は、低水路と低水路の法肩から20m以内の高水敷では河床から深さ2m以上、その他の高水敷では表面から1m以上の部分に設けます(河川管理施設等構造令第62条)。
- 【金網(トンネル)】かなあみトンネル(NATM)吹付けコンクリートの中に入れて、吹付けの層を補強する溶接金網。
- 【加熱アスファルト安定処理】かねつあすふぁるとあんていしょり舗装路盤の材料をアスファルトと加熱して混ぜ、固めた路盤。厚い層を一度につくれます。
- 【加熱アスファルト混合物(アスコン・合材)】かねつあすふぁるとこんごうぶつ舗装砕石・砂・石粉をアスファルトと一緒に高温で混ぜたもの。プラントでつくり、熱いうちにダンプで運んで敷き均します。
- 【下部構造の設計図等に書く事項】かぶこうぞうのせっけいずとうにかくじこう橋の下部構造と基礎(道路橋示方書)設計図等に、使用材料、設計の前提とした施工方法・手順と施工品質、維持管理、適用した技術基準、地盤、上下部接続部や橋梁接続区間の土工部との関係で特記すべき事項などを書くこと(道示Ⅳ下部構造編1.7)。
- 【かぶり】かぶりコンクリート工コンクリートの表面から、一番外側の鉄筋の表面までの最短の距離。鉄筋をさびや火から守るコンクリートの厚さです。
- 【釜場】かまば土工・残土掘った底の隅に、さらに一段深く掘ってつくる水たまり(集水ピット)。湧水や雨水をここに集めて、水中ポンプでくみ出します。
- 【画面距離】がめんきょり空中写真測量の撮影と同時調整カメラのレンズの中心から撮像面までの距離。対地高度は、地上画素寸法・素子寸法・画面距離から求めます(準則第186条)。
- 【火薬庫】かやくこ工事に関わる法規(道路・火薬・土地利用)火薬類を貯蔵する倉庫。設置・移転や構造・設備の変更には、都道府県知事の許可が要ります(火薬類取締法第12条)。
- 【火薬類】かやくるい工事に関わる法規(道路・火薬・土地利用)火薬類取締法で決められた火薬・爆薬・火工品のこと。ダイナマイトなどの爆薬や、雷管などの火工品が含まれます(火薬類取締法第2条)。
- 【火薬類取扱保安責任者】かやくるいとりあつかいほあんせきにんしゃ工事に関わる法規(道路・火薬・土地利用)火薬庫の所有者・占有者や、決められた数量以上の火薬類を消費する者が、免状を持つ者の中から選ぶ保安の責任者(火薬類取締法第30条)。
- 【火薬類の運搬の届出】かやくるいのうんぱんのとどけで工事に関わる法規(道路・火薬・土地利用)火薬類を運ぶとき、荷送人が出発地を管轄する都道府県公安委員会に届け出て、運搬証明書の交付を受けること(火薬類取締法第19条)。
- 【火薬類の消費許可】かやくるいのしょうひきょか工事に関わる法規(道路・火薬・土地利用)火薬類を爆発させたり燃焼させたりするときに受ける、都道府県知事の許可(火薬類取締法第25条)。
- 【仮置き】かりおき土工・残土掘った土を、使うときまで一時的に置いておくこと。埋め戻しに使う土を現場の中に置いたり、別の工事に回すまでストックヤードに置いたりします。
- 【仮囲い・立入防止柵】かりがこい仮設工工事場所のまわりを囲って、関係者以外が入らないようにしたり、騒音やほこりを外に出しにくくしたりする塀や柵。
- 【仮締切】かりしめきり仮設工川や海の中で工事をするために、矢板や土のう・盛土などで工事場所を囲い、水が入らないようにすること。
- 【仮水路(切回し)】かりすいろ仮設工工事の場所を流れている水路や川の水を、一時的に別の場所へ流すための水路。ヒューム管・コルゲートパイプ・塩ビ管などを使います。
- 【仮貯蔵・仮取扱い(10日以内)】かりちょぞう消防法の危険物(現場の燃料)所轄の消防長か消防署長の承認を受けて、指定数量以上の危険物を10日以内の期間、貯蔵所など以外の場所で仮に貯蔵・取り扱うこと(消防法第10条第1項ただし書)。
- 【仮橋・仮桟橋】かりばし・かりさんばし仮設工工事のあいだ、川などを渡ったり、水の上で作業したりするために架ける仮の橋や台。
- 【仮BM(仮水準点)】かりびーえむ測地測量(基準点・GNSS・水準)工事の高さの基準として、現場の近くに置く仮の水準点。近くの水準点から高さを運んで決めます。
- 【仮BM設置測量】かりびーえむせっちそくりょう応用測量(路線・河川・用地)縦断測量や横断測量の基準になる水準点(仮BM)を現地に設置して、標高を決める測量。
- 【仮BMの間隔と級】かりびーえむのかんかくときゅう路線・河川・用地測量の決まり路線測量の仮BMは、0.5kmの間隔が標準で、平地では3級水準測量、山地では4級水準測量で設けます(準則第633条)。
- 【ガル(Gal)・マイクロガル】がる重力・ジオイド・地磁気と標高の改定重力加速度の単位。1Gal=1cm/s²=0.01m/s²で、地球の重力加速度は約980Galです。1Galの100万分の1が1µGal(マイクロガル)です。
- 【カルバート(ボックスカルバート)】かるばーと道路(構造・付属物・維持)道路や盛土の下を横切って、水路や通路を通すための箱形や管形の構造物。工場でつくったプレキャスト製品を並べることが多い。
- 【がれき類(コンクリートの破片など)】がれきるい廃棄物処理法と建設工事の廃棄物工作物の新築・改築・除去に伴って出たコンクリートの破片その他これに似た不要物。産業廃棄物の一つです(廃棄物処理法施行令第2条第9号)。
- 【川表遮水工法】かわおもてしゃすいこうほう堤防の設計と浸透・安定川表ののり尻に止水矢板などで遮水壁をつくり、基礎地盤へしみ込む水の量を減らす工法。
- 【岩(軟岩・中硬岩・硬岩)】がん土工・残土土ではなく岩盤のこと。硬さで軟岩・中硬岩・硬岩などに分け、掘り方(リッパ、ブレーカ、発破)と手間が大きく変わります。
- 【管渠(ヒューム管・コルゲートパイプ)】かんきょ道路(構造・付属物・維持)道路の下などに埋めて水を流す管。コンクリートのヒューム管や、波形の鋼板のコルゲートパイプなどがあります。
- 【環境保全(騒音・振動・水・大気)】かんきょうほぜん環境対策(騒音・振動)工事の騒音・振動・大気汚染・水質汚濁などで周りの環境を悪くしないように、計画と施工の各段階で検討して対策をとること。
- 【官公庁等への手続・地域との交渉】かんこうちょうとうへのてつづき工事の進め方(共通仕様書の総則)工事に必要な届出などを関係機関に行い、許可や承諾を得たら書面を監督職員に提示すること。地域住民との交渉は、監督職員に連絡したうえで受注者の責任で誠意をもって行います(共通仕様書1-1-1-40)。
- 【観察・計測(計測A・計測B)】かんさつ・けいそくトンネル(NATM)掘削中に、切羽の地質や湧水を観察し、トンネルの内空の変位などを測って、地山と支保が安定しているかを確かめること。日常の計測が計測A、地山の条件に応じて追加する詳しい計測が計測Bです。
- 【含水比】がんすいひ土工・残土土にどれだけ水が含まれているかを表す数字。土の中の水の重さを、乾いた土の粒の重さで割って%で表します(JIS A 1203 の試験で測ります)。
- 【完成検査(工事完成検査)】かんせいけんさ施工管理・出来形・品質・写真工事が完成したとき、検査職員が監督職員と受注者の立会いのもと、工事目的物を契約図書と比べて、出来形(形状・寸法・精度・数量・品質・出来ばえ)、工事管理の書類・記録・写真などを検査すること(共通仕様書)。
- 【完成検査と代金の支払い(14日・40日)】かんせいけんさとだいきんのしはらい公共工事の入札と契約受注者が工事の完成を通知したら、発注者は14日以内に検査を終えて結果を通知し、検査に合格して受注者が請求したら、40日以内に請負代金を支払います(約款第32条・第33条)。
- 【完成後の施工状況の確認・評価】かんせいごのせこうじょうきょうのかくにん品確法(公共工事の品質確保)必要に応じて、完成から一定期間がたったあとに施工状況を確認・評価すること(品確法第7条第1項第15号)。
- 【間接工事費】かんせつこうじひ積算(工事費の計算)各工事に共通してかかる、直接工事費以外の費用。共通仮設費と現場管理費に分けて積算します。
- 【間接水準測量(測標水準)】かんせつすいじゅんそくりょう基準点測量の観測・点検・平均計算TSの鉛直角と距離から高低差を求めて、基準点の標高を決める方法。区間の距離は2km以下とします(準則第37条)。
- 【観測楕円体比高と偏心距離の制限(GNSS水準)】かんそくだえんたいひこう公共測量の総則・GNSS水準・復旧測量GNSS水準で、観測点どうしの楕円体高の差(観測楕円体比高)は700m以下が標準で、超える場合は日を変えて点検観測をします。偏心距離は既知点で500m未満、新点で250m未満です(準則第76条)。
- 【干拓地・旧水部】かんたくち・きゅうすいぶ地形分類と国土地理院の地図データ干拓地は水部を干して陸にした土地、旧水部は湖沼・海・貯水池などを盛土・埋立・干拓で人工的に陸にしたもの。
- 【寒中コンクリート】かんちゅうこんくりーとコンクリート工日平均気温が4℃以下になると予想されるときに打つコンクリート。固まる前に凍ると、強度が出なくなります。
- 【カント】かんと鉄道の線路と構造物円曲線で、車両が受ける遠心力や風の影響による転覆を防ぐため、軌間・曲線半径・運転速度などに応じて付けるもの(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第15条)。
- 【監督職員(総括・主任・監督員)】かんとくしょくいん施工管理・出来形・品質・写真発注者の側で工事を監督する人の総称。重要なことを扱う総括監督員、現場の監督をまとめる主任監督員、日常の監督と段階確認を行う監督員がいます(共通仕様書)。
- 【監督処分(工事停止・災害防止措置の命令)】かんとくしょぶん盛土規制法の詳しい決まり無許可や基準違反の工事について、都道府県知事が工事主・請負人(下請人を含む)・現場管理者に、工事の停止や擁壁等の設置などの災害防止措置を命じられる決まり(盛土規制法第20条・第39条)。
- 【ガントチャート】がんとちゃーと工程・品質・原価の管理手法各作業が完了したときを100%として、横軸にその達成度をとる工程表。
- 【環閉合差(GNSS)】かんへいごうさ測地測量(基準点・GNSS・水準)異なるセッションの基線ベクトルで多角形を作り、ぐるっと一周足し合わせたときのずれ。0に近いほど観測がそろっています。
- 【環閉合差・既知点間の閉合差(水準)】かんへいごうさ測地測量(基準点・GNSS・水準)水準路線を一周したときの高低差の合計のずれが環閉合差、既知点から既知点まで測ったときの、測った高低差と成果の差が既知点間の閉合差です。
- 【岸壁の要求性能】がんぺきのようきゅうせいのう港湾の施設と技術上の基準船舶の安全かつ円滑な係留、人の乗降、貨物の荷役が行えること。自重・土圧・レベル一地震動・船舶の接岸と牽引・載荷重などで損傷しても、機能を損なわず継続して使えることが求められます(港湾の施設の技術上の基準を定める省令第26条)。
- 【官民境界(道路境界)】かんみんきょうかい境界・登記・地籍道路・水路などの公共の土地(官地)と、民間の土地(民地)との境界。道路の場合は道路管理者と境界を確認します。
- 【監理技術者】かんりぎじゅつしゃ建設業法(許可・技術者・下請)発注者から直接請け負った特定建設業者が、下請に出す金額の合計が5,000万円以上(建築工事業は8,000万円以上)の工事で、主任技術者に代えて置く技術者(建設業法第26条)。
- 【監理技術者補佐】かんりぎじゅつしゃほさ建設業法(許可・技術者・下請)監理技術者の職務を補佐する者を現場ごとに専任で置いた場合に、監理技術者が複数の現場を兼ねられる制度での補佐役。1級の技士補などが要件です(建設業法第26条、同施行令第29条)。
- 【管理限界線(UCL・LCL)】かんりげんかいせん工程・品質・原価の管理手法管理図に引く、上方管理限界線(UCL)と下方管理限界線(LCL)。点がこの外に出れば、工程に異常があると考えます。
- 【管理図】かんりず工程・品質・原価の管理手法品質の測定値を時間の順に点で打ち、中心線(CL)と上方・下方の管理限界線(UCL・LCL)と比べて、工程が安定しているかを見る図。
- 【完了検査(検査済証)】かんりょうけんさ盛土規制法の詳しい決まり許可を受けた宅地造成や特定盛土等の工事が終わったとき、技術的基準に適合しているかを都道府県知事に検査してもらう手続。適合すれば検査済証が交付されます(盛土規制法第17条・第36条)。
- 【管理用通路】かんりようつうろ河川・海岸河川を見回り、点検や水防活動をするために、堤防に設ける通路(河川管理施設等構造令第27条)。多くは天端にあります。
- 【緩和曲線(鉄道)】かんわきょくせん(てつどう)鉄道の線路と構造物直線と円曲線の間や、2つの円曲線の間に、車両の構造・カント量・運転速度などを考えて挿入する曲線(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第17条)。
き
- 【気温・気圧の測定(距離の気象補正)】きおん・きあつのそくてい基準点測量の観測・点検・平均計算距離の気象補正に使う気温と気圧を、TSを据えた観測点で、距離測定の開始直前か終了直後に測ること(準則第37条)。
- 【気温の測定(1級水準)】きおんのそくてい水準測量の観測と計算1級水準測量で、観測の開始時・終了時・固定点に着いたときごとに、気温を1度単位で測ること(準則第64条)。
- 【機械式継手】きかいしきつぎてコンクリート工スリーブ(筒)やねじなどの部品で、鉄筋どうしを機械的につなぐ方法。
- 【機械損料】きかいそんりょう積算(工事費の計算)建設機械を持つことでかかる償却費・維持修理費・管理費を、運転1時間あたりや供用1日あたりの金額にしたもの。
- 【器械高(IH)】きかいだか測地測量(基準点・GNSS・水準)水準測量で、レベルの視線の高さ(標高)のこと。器械高=後視点の地盤高+後視。
- 【規格値】きかくち施工管理・出来形・品質・写真出来形や品質の測定値が、設計値からどこまでずれてよいかを示した許容範囲。全ての測定値が規格値を満たさなければなりません(施工管理基準)。
- 【軌間】きかん鉄道の線路と構造物軌道中心線が直線の区間での、左右のレール頭部の間の最短距離(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第2条)。
- 【機器の点検と撮影計画の確認飛行】ききのてんけんとさつえいけいかくのかくにんひこう現地測量とUAV写真測量UAVを飛ばす前に、撮影計画が実際に合っているかを確かめる飛行をして、機体・計測機器の点検と撮影計画の確認をすること(準則第147条)。
- 【危険物(消防法)】きけんぶつ消防法の危険物(現場の燃料)消防法別表第一の品名欄に掲げる物品で、表の区分に応じて性質欄の性状をもつもの(消防法第2条第7項)。第1類から第6類まであります。
- 【危険物取扱者(甲種・乙種・丙種)】きけんぶつとりあつかいしゃ消防法の危険物(現場の燃料)危険物取扱者試験に合格し、都道府県知事から免状の交付を受けた者。免状は甲種・乙種・丙種の3種類です(消防法第13条の2)。
- 【危険物の運搬の基準】きけんぶつのうんぱんのきじゅん消防法の危険物(現場の燃料)危険物の運搬は、容器・積載方法・運搬方法について政令の技術上の基準に従って行うという決まり(消防法第16条、危険物の規制に関する政令第28〜30条)。
- 【危険物保安監督者】きけんぶつほあんかんとくしゃ消防法の危険物(現場の燃料)政令で定める製造所等で、甲種か乙種の危険物取扱者のうち6か月以上の実務経験がある者から選び、危険物の取扱作業の保安を監督させる者(消防法第13条)。
- 【危険予知(KY)活動】きけんよち安全衛生作業の前に、その日の作業や場所にひそむ危険をみんなで話し合って見つけ、対策と行動目標を決める活動。訓練として行うものを危険予知訓練(KYT)と言います。
- 【既済部分検査・部分使用】きさいぶぶんけんさ施工管理・出来形・品質・写真既済部分検査は、工事の途中で出来上がった部分の代金を受け取る(部分払い)ために受ける検査。部分使用は、完成前の一部を発注者が先に使うことです(共通仕様書)。
- 【技術管理費】ぎじゅつかんりひ積算(工事費の計算)品質管理の試験、出来形管理の測量、工程管理の資料づくりなど、技術管理にかかる費用。
- 【技術検定(施工管理技士・技士補)】ぎじゅつけんてい建設業法(許可・技術者・下請)施工技術の向上のため、国土交通大臣が行う検定。第一次検定に合格すると技士補、第二次検定に合格すると施工管理技士(1級・2級)になります(建設業法第27条)。
- 【技術者倫理】ぎじゅつしゃりんり測量の法規・測量の基準技術者として守るべき考え方。公共の安全と利益を優先する、法令を守る、事実をゆがめない、能力の範囲で仕事をする、知り得た秘密を守る、などです。測量士・測量士補の試験でも出題範囲に含まれています。
- 【技術提案】ぎじゅつていあん公共工事の入札と契約入札に参加する者が、施工の方法や品質・安全の向上策などについて出す提案。発注者は技術提案を求めるよう努め、適切に審査・評価します(品確法第15条)。
- 【技術提案・交渉方式】ぎじゅつていあん・こうしょうほうしき公共工事の入札と契約仕様を決めるのが難しい工事で、技術提案を公募して選んだ者と工法や価格を交渉し、仕様を決めてから契約する方式(品確法第18条)。
- 【競争参加者の技術的能力の審査】ぎじゅつてきのうりょくのしんさ公共工事の入札と契約発注者が、入札に参加しようとする者の工事の経験、施工状況の評価、配置予定の技術者の経験や資格などを審査すること(品確法第12条)。
- 【基準重力点・一等重力点】きじゅんじゅうりょくてん・いっとうじゅうりょくてん重力・ジオイド・地磁気と標高の改定国土地理院が全国に設けた重力の基準の点。基準重力点の重力は絶対重力測定で、一等重力点の重力は基準重力点からの相対重力測定で決めています。
- 【基準高】きじゅんだか施工管理・出来形・品質・写真出来形管理で測る、構造物や地盤の決められた位置の高さ。設計の高さとの差で管理します。
- 【基準点】きじゅんてん測地測量(基準点・GNSS・水準)位置(経緯度や座標)や高さ(標高)が正確に決められていて、ほかの測量の出発点として使う点。三角点・水準点・電子基準点や、公共測量でつくる1〜4級基準点などがあります。
- 【基準点測量(1〜4級)】きじゅんてんそくりょう測地測量(基準点・GNSS・水準)既知点をもとに、新しい基準点(新点)の位置と標高を決める測量。準則では、既知点の種類と点の間の距離などで、1級から4級に分けています。
- 【基準密度・締固め度(94%以上)】きじゅんみつど舗装基準密度は、配合を決めたアスファルト混合物を試験で締め固めたときの密度。現場で採ったコアの密度をこれと比べた割合が締固め度です。
- 【基準面上の距離】きじゅんめんじょうのきょり基準点測量の観測・点検・平均計算TSで測った距離を、楕円体の面の上の距離に直したもの。計算には楕円体高を使い、楕円体高は標高とジオイド高から求めます(準則第40条)。
- 【基準面補正パラメータ(離島)】きじゅんめんほせいぱらめーた重力・ジオイド・地磁気と標高の改定一部の離島で衛星測位から標高を求めるとき、ジオイド高とあわせて使う基準面補正量を計算するためのデータ。
- 【気象補正(距離)】きしょうほせい測地測量(基準点・GNSS・水準)光波で測った距離を、その時の気温・気圧に合わせて補正すること。空気の状態で光の進む速さが変わるためです。
- 【基図データ】きずでーた既成図数値化・修正測量・写真地図・地図編集地図編集で、つくる地図の骨格になる表現事項を含む既成の数値地形図データ。内容が新しく必要な精度をもち、つくる地図と同じかより小さい地図情報レベルのものを使います(準則第333条)。
- 【既製杭】きせいぐい基礎工・杭・地盤改良工場でつくった杭を現場で地中に入れるもの。既製コンクリート杭・鋼管杭・H鋼杭があります(共通仕様書)。
- 【規制区域(宅地造成等工事規制区域・特定盛土等規制区域)】きせいくいき土工・残土盛土規制法で、都道府県知事などが指定する区域。市街地や集落とその周りが「宅地造成等工事規制区域」、それ以外で盛土が崩れると人家に被害が出るおそれがある場所が「特定盛土等規制区域」です。
- 【既成図数値化】きせいずすうちか既成図数値化・修正測量・写真地図・地図編集すでにある地形図など(既成図)を数値化して、数値地形図データをつくる作業。成果の形式はベクタデータが標準です(準則第253条・第254条)。
- 【軌跡解析(位置・姿勢の解析)】きせきかいせき三次元点群測量(レーザ・点群)計測中の機体(航空機・ドローン・車)が、いつどこにいてどちらを向いていたかを、GNSSとIMUのデータから求める計算。
- 【基線高度比(B/H)】きせんこうどひ空中写真測量の撮影と同時調整隣り合う写真の撮影位置の間隔(基線長B)を対地高度Hで割った値。立体視の高さ方向の精度に関わります。
- 【基線ベクトル・基線解析】きせんべくとる測地測量(基準点・GNSS・水準)GNSS観測で求める、2点の間の向きと長さ(三次元の差)が基線ベクトル。それを観測データから計算することを基線解析と言います。
- 【基礎材(砕石基礎・割ぐり石基礎)】きそざい基礎工・杭・地盤改良床掘りした底に敷く砕石・切込砂利・割ぐり石の層。上にのる構造物の重さを地盤に均等に伝え、底面を平らにします。
- 【基礎調査(土砂災害防止法)】きそちょうさ砂防・地すべり・急傾斜地都道府県がおおむね5年ごとに行う、急傾斜地の崩壊などのおそれがある土地の地形・地質・降水などの状況と土地利用の状況の調査。警戒区域と特別警戒区域の指定などの基礎になります(土砂災害防止法第4条)。
- 【既存の測量成果等(地図に準ずる資料)】きそんのそくりょうせいかとう既成図数値化・修正測量・写真地図・地図編集基盤地図情報をつくるときに使う、基本測量・公共測量の成果と、工事竣工図などの地図に準ずる資料(準則第349条)。
- 【既知点】きちてん測地測量(基準点・GNSS・水準)位置や標高がすでに分かっている点。測量はこの点を出発点・到着点にして、新しい点の値を決めます。
- 【既知点の種類と路線長(水準)】きちてんのしゅるいとろせんちょう水準測量の観測と計算水準測量の級ごとに使える既知点と、既知点間の路線長。1級は一等水準点・1級水準点を使い路線長150km以下、3級以下は50km以下が標準です(準則第48条)。
- 【衛星の軌道情報(放送暦・精密暦)】きどうじょうほう測地・GNSS・衛星のしくみ衛星がいつどこにあるかを示す情報。衛星から放送されるものを放送暦、観測後に詳しく計算したものを精密暦と言います。
- 【軌道中心間隔】きどうちゅうしんかんかく鉄道の線路と構造物並ぶ線路の軌道中心の間隔。走行に伴う動揺などで、車両どうしの接触や、窓から出した旅客の身体と車両の接触などが起きないものにします(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第22条)。
- 【軌道の基準・脱線防止の設備】きどうのきじゅん鉄道の線路と構造物軌道は、車両を所定の方向に案内でき、予想される荷重に耐え、安全な走行に支障のある変形のおそれがなく、保全に支障のないものにするという基準(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第23条)。
- 【キネマティック法】きねまてぃっくほう測地測量(基準点・GNSS・水準)基準局と移動局で同時に受信し、移動局を点から点へ動かしながら短い時間で各点の位置を求める方法。
- 【機能系統】きのうけいとう橋の設計の考え方と荷重(道路橋示方書)耐荷性能を満たすうえで、上部構造・下部構造・上下部接続部のそれぞれが橋としての耐荷機構を成り立たせるために欠かせない機能を担う系統。橋を構成する部材等からなります(道示Ⅰ共通編1.2)。
- 【基礎岩盤の清掃・敷モルタル】きばんがんばんのせいそう砂防・地すべり・急傾斜地堰堤のコンクリートを岩盤によく付けるため、岩盤を清掃して湿らせ、モルタルを薄く敷いてからコンクリートを打つこと。
- 【基盤地図情報】きばんちずじょうほう測図測量・GIS(地形・写真・地図編集)地理空間情報の位置を決めるもとになる地図データ。基準点・海岸線・行政区画の境界・道路の縁・建物の外周線・水際の線・標高などの項目があり、国土地理院のサイトで無償で閲覧・ダウンロードできます。
- 【基盤地図情報の精度の基準】きばんちずじょうほうのせいどのきじゅん基盤地図情報と登記所の地図・図面基本測量、国土地理院の長が十分な精度と認めた公共測量、水路測量の成果で、平面位置の誤差が都市計画区域内2.5m以内(区域外25m以内)、高さの誤差が都市計画区域内1.0m以内(区域外5.0m以内)であること(基盤地図情報の省令第2条)。
- 【基盤地図情報の無償提供・相互活用】きばんちずじょうほうのむしょうていきょう基盤地図情報と登記所の地図・図面国は保有する基盤地図情報などを原則としてインターネットで無償で提供し、国と地方公共団体は地図を作るときに、整備済みの基盤地図情報の相互の活用に努めるという決まり(地理空間情報活用推進基本法第17条・第18条)。
- 【基本高水】きほんこうすい河川計画(治水と利水の考え方)洪水防御の計画の基本となる洪水のハイドログラフ(流量の時間変化)。計画基準点ごとに定めます。
- 【基本三角点等】きほんさんかくてんとう基盤地図情報と登記所の地図・図面基本測量の三角点と電子基準点、国土調査法で認証・指定された基準点、またはそれらと同等以上の精度の基準点の総称(不動産登記規則第10条)。
- 【基本測量】きほんそくりょう測量の法規・測量の基準すべての測量の基礎となる測量で、国土地理院が行うもの。全国の三角点・水準点・電子基準点の設置や観測、地形図などの作成がこれにあたります。
- 【基本測量及び公共測量以外の測量】きほんそくりょうおよびこうきょうそくりょういがいのそくりょう測量の法規・測量の基準基本測量や公共測量の測量成果を使って行う、それ以外の測量。民間の開発事業などで、国土地理院の基準点や公共測量の成果を使う測量がこれにあたります。
- 【逆計算(座標から距離と方向角)】ぎゃくけいさん測量の計算(基礎数学)2点の座標から、2点間の距離と方向角を求める計算。距離=√(ΔX²+ΔY²)、方向角=tan⁻¹(ΔY/ΔX) です。
- 【客土吹付工】きゃくどふきつけこう法面・擁壁植物の育ちやすい土(客土)に種子や肥料を混ぜた、粘りのある材料を、ポンプで法面に厚さ1〜3cm吹き付ける工法。
- 【旧河道】きゅうかどう地形分類と国土地理院の地図データ谷底平野・氾濫平野・海岸平野・三角州・扇状地の上にある、周りより低い帯状のくぼ地で、昔の川の流れの跡。
- 【休憩時間】きゅうけいじかん労働と働き方労働時間が6時間を超えるときは45分以上、8時間を超えるときは1時間以上、労働時間の途中に与える休憩(労働基準法第34条)。
- 【急傾斜地(30度以上)】きゅうけいしゃち砂防・地すべり・急傾斜地急傾斜地法でいう、傾斜度が30度以上の土地(急傾斜地法第2条)。崩れる現象を「急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)」と言います。
- 【急傾斜地崩壊危険区域】きゅうけいしゃちほうかいきけんくいき砂防・地すべり・急傾斜地傾斜度30度以上の急傾斜地のうち、崩壊で相当数の住民に危害が生じるおそれがある土地と、その崩壊を助長しないよう行為を制限する必要がある土地を、都道府県知事が指定する区域(急傾斜地法第3条)。
- 【急傾斜地崩壊危険区域内の制限行為】きゅうけいしゃちほうかいきけんくいきないのせいげんこうい砂防・地すべり・急傾斜地急傾斜地崩壊危険区域内で都道府県知事の許可が要る行為。水の放流や停滞、ため池・用水路などの設置・改造、のり切・切土・掘さく・盛土、立木竹の伐採、木竹の滑下・地引、土石の採取・集積などです(急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律第7条)。
- 【球差・気差(曲率と屈折)】きゅうさ測地測量(基準点・GNSS・水準)地球が丸いことで視線が地面から離れていく影響が球差、空気の層で光が曲がる影響が気差。合わせて両差とも言います。
- 【給水の確実性(予備・分散・多重性)】きゅうすいのかくじつせい上水道(水道施設)給水の確実性を高めるため、必要に応じて、予備の施設・設備を設け、各施設を分散して配置し、施設やその系統に多重性をもたせること(水道施設の技術的基準を定める省令第1条)。
- 【境界(行政区画)・未定境界】きょうかい・みていきょうかい図式(数値地形図の表示の決まり)図式の境界は行政区画の境で、都府県界・郡市界・町村界・大字界・小字界などに分けて表します。境が決まっていないことが明らかなものを未定境界といいます(公共測量標準図式第10条・第12条)。
- 【境界確認(立会い)】きょうかいかくにん応用測量(路線・河川・用地)現地で、一筆ごとに土地の境界(境界点)を、関係する権利者に立ち会ってもらって確認し、標杭を設置する作業。
- 【境界測量】きょうかいそくりょう応用測量(路線・河川・用地)確認した境界点を現地で測って、その座標を求める測量。
- 【境界測量の観測(0.5対回・2セット)】きょうかいそくりょうのかんそく路線・河川・用地測量の決まりTSで境界点を測るときは、水平角・鉛直角とも0.5対回、距離は2回測定で、較差5mm以内が標準です。RTK法などでは2セット観測し、平均値を座標にします(準則第681条)。
- 【境界点間測量】きょうかいてんかんそくりょう応用測量(路線・河川・用地)隣り合う境界点の間の距離を現地でTSなどで測り、座標から計算した距離と比べて精度を確かめる測量。
- 【境界標(境界杭)】きょうかいひょう境界・登記・地籍土地の境界点に設置する目印。コンクリート杭・石杭・金属標・プラスチック杭などがあります。
- 【協議】きょうぎ施工管理・出来形・品質・写真契約図書の協議事項について、発注者または監督職員と受注者が、対等の立場で書面により話し合い、結論を出すこと(共通仕様書)。
- 【橋脚】きょうきゃく橋梁の施工橋の途中で桁を支える柱。鉄筋コンクリート製と鋼製があります。
- 【橋脚の巻立て(耐震補強)】きょうきゃくのまきたて道路(構造・付属物・維持)地震に強くするため、鉄筋コンクリートの橋脚のまわりを鋼板やコンクリートで巻いて補強する工事。
- 【橋軸方向拘束構造】きょうじくほうこうこうそくこうぞう支承と落橋防止(道路橋示方書)落橋防止システムの橋軸方向の対策として、上部構造が桁かかり長を超えて下部構造から外れないよう拘束する構造(道示Ⅴ上下部接続部編11.3・11.6)。
- 【共線条件式】きょうせんじょうけんしき空中写真測量の撮影と同時調整地上の点、投影中心、写真上の像の3つが一直線に並ぶという条件の式。同時調整の調整計算は、原則としてこの式で行います(準則第216条)。
- 【競争不存在の確認による随意契約】きょうそうふそんざいのかくにんによるずいいけいやく品確法(公共工事の品質確保)必要な技術・設備・体制からみて受注者になれる者が地域で極めて限られる工事で、その条件と見込まれる者を明示して公募し、競争が存在しないことを確認したときに随意契約によること(品確法第21条)。
- 【供試体(テストピース)】きょうたいコンクリート工圧縮強度を調べるために、荷卸しした生コンを円柱の型に詰めてつくる試験用のコンクリート。
- 【橋台】きょうだい橋梁の施工橋の両端にあって、桁を支えるとともに、背後の盛土の土を受け止める構造物。
- 【共通仮設費】きょうつうかせつひ積算(工事費の計算)工事の目的物をつくるのに間接的にかかる費用。運搬費・準備費・事業損失防止施設費・安全費・役務費・技術管理費・営繕費の7つからなります。
- 【共通仕様書・特記仕様書】きょうつうしようしょ・とっきしようしょ施工管理・出来形・品質・写真共通仕様書は、工事に共通する作業の順序・材料の品質・仕上げの程度・施工方法などを定型的にまとめたもの。特記仕様書は、それを補い、その工事に特有の要求を定めるものです(共通仕様書)。
- 【共通データ環境(CDE)】きょうつうでーたかんきょうICT活用工事とBIM/CIMBIM/CIMで共有されるデジタルデータを集めて管理する、共通の共有環境。国際規格ISO19650の考え方を参考にしています。
- 【強風時の作業中止と転倒防止】きょうふうじのさぎょうちゅうし移動式クレーンの安全規則強風で移動式クレーンの作業に危険が予想されるときは作業を中止し、転倒のおそれがあるときはジブの位置を固定するなどの措置を講じる義務(クレーン等安全規則第74条の3・第74条の4)。
- 【橋面防水】きょうめんぼうすい舗装橋の床版の上、舗装の下に防水層を設けて、雨水や凍結防止剤の塩水が床版にしみ込むのを防ぐこと。
- 【橋りょう下等の防護】きょうりょうしたとうのぼうご鉄道の線路と構造物交通の頻繁な道路・線路・河川の上に架ける橋りょうで、下を通るものに危害を及ぼすおそれがあれば、物の落下を防ぐ防護設備を設けること(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第28条)。
- 【橋梁台帳・橋歴板】きょうりょうだいちょう橋の設計の考え方と荷重(道路橋示方書)橋梁台帳は、橋長・幅員・設計荷重・適用した道路橋示方書の年度・基礎の形式と根入れ長・地盤条件・構造図・竣工年月などを書いて保管する台帳。橋歴板は、橋名・竣工年月・活荷重・使用鋼材・事業主体・設計と施工の会社名などを書いて橋に付ける板です(道示Ⅰ共通編11.1・11.2)。
- 【橋梁塗装(塗替え)】きょうりょうとそう道路(構造・付属物・維持)鋼の橋をさびから守るため、古い塗膜とさびを落として、新しく塗り直す工事。
- 【橋梁排水装置】きょうりょうはいすいそうち橋梁の施工橋の路面の雨水を集めて、排水管で下へ流す装置。
- 【極限支持力】きょくげんしじりょく橋の下部構造と基礎(道路橋示方書)構造物を支えうる地盤の最大の抵抗力(道示Ⅳ下部構造編1.2)。
- 【曲線半径】きょくせんはんけい道路(構造・付属物・維持)カーブの曲がり具合を、円の半径で表したもの。設計速度が速いほど大きな半径が必要で、60km/hなら150m以上(やむを得なければ120m)です(道路構造令第15条)。
- 【曲線半径(鉄道)】きょくせんはんけい(てつどう)鉄道の線路と構造物車両の曲線通過性能や運転速度などを考えて、車両の安全な走行に支障のないものにする曲線の半径(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第14条)。
- 【魚道・高水敷保護工(床止め・堰)】ぎょどう河川・海岸床止めや堰を設けるとき、魚類の遡上などを妨げないために必要なら魚道を、接続する河床や高水敷の洗掘を防ぐために必要なら護床工や高水敷保護工を設けるという決まり(河川管理施設等構造令第34条・第35条の2・第44条)。
- 【魚道】ぎょどう砂防・地すべり・急傾斜地堰や床固めなどの段差で、魚が上流と下流を行き来できるように設ける水路。
- 【距離測定のセット】きょりそくていのせっと基準点測量の観測・点検・平均計算距離測定の単位で、1視準2読定を1セットとします。基準点測量では2セットが標準です(準則第37条)。
- 【距離標】きょりひょう応用測量(路線・河川・用地)河口や合流点から、川の中心に沿った距離を示すために、両岸の堤防の法肩などに設置する標識。
- 【距離標の設置間隔】きょりひょうのせっちかんかく路線・河川・用地測量の決まり河川の距離標は、河口か幹川への合流点に設けた起点から、河心に沿って200mごとが標準です(準則第651条)。
- 【切土】きりど土工・残土高いところの地山を削って、計画の高さまで下げること。反対に、低いところに土を盛って高くするのが盛土です。
- 【切土地】きりどち地形分類と国土地理院の地図データ山地や台地などを造成した土地のうち、切り取ってつくった平らな土地か斜面。
- 【切羽】きりはトンネル(NATM)トンネルを掘り進めている一番先の掘削面。まだ支保がなく、最も崩れやすい場所です。
- 【切梁・腹起し】きりばり・はらおこし仮設工腹起しは、土留め壁に沿って横に通す梁。切梁は、向かい合う腹起しの間に突っ張って、土の圧力を受け止める梁です。
- 【緊張(プレストレッシング)】きんちょう橋梁の施工ジャッキでPC鋼材を引っ張り、コンクリートにプレストレスを入れる作業。
く
- 【杭・矢板の引抜き跡】くい・やいたのひきぬきあと仮設工仮設に使ったH鋼杭や鋼矢板を抜いたあとに、地中に残る空洞。
- 【くい打機・くい抜機】くいうちき・くいぬきき建設機械杭や鋼矢板を地中に打ち込んだり、引き抜いたりする機械。基礎工事用機械の一つです(安衛令 別表第七)。
- 【杭頭処理(カットオフ)】くいとうしょり基礎工・杭・地盤改良打ち込んだ杭の頭を、設計の高さで切りそろえ、上のフーチングとつなぐための鉄筋などを整えること。
- 【杭頭の余盛り】くいとうのよもり基礎工・杭・地盤改良場所打ち杭のコンクリートを、設計の高さより高く打ち上げておくこと。上のほうにたまる質の悪いコンクリートを、固まったあとで取り壊すためです。
- 【杭の現場溶接継手】くいのげんばようせつつぎて基礎工・杭・地盤改良長い鋼管杭やH鋼杭を、現場で上杭と下杭を溶接してつなぐこと。
- 【空気量】くうきりょうコンクリート工生コンの中に含まれる空気の割合(%)。AE剤で入れた細かい泡が、凍結融解からコンクリートを守ります。
- 【グースアスファルト舗装】ぐーすあすふぁるとほそう舗装高温で流し込むように施工する、すき間のほとんどないアスファルト混合物。水を通さず、たわみについていくので、鋼の橋の床版の上などに使います。
- 【偶然誤差】ぐうぜんごさ測地測量(基準点・GNSS・水準)原因がはっきりせず、プラスにもマイナスにも同じくらいの確率で出る小さな誤差。数を増やして平均すると小さくできます。
- 【空中写真測量】くうちゅうしゃしんそくりょう測図測量・GIS(地形・写真・地図編集)航空機から撮った写真(数値写真)を使って、地形や地物を立体的に測り、数値地形図データをつくる測量。
- 【区画線(白線)】くかくせん道路(構造・付属物・維持)車線の境や路側を示すため、路面に引く白や黄色の線。溶融式・ペイント式などがあります。
- 【苦情への対応】くじょうへのたいおう環境対策(騒音・振動)工事の騒音・振動・ほこりなどについて、近隣から苦情があったときの対応。
- 【躯体構造・基礎構造】くたいこうぞう橋の下部構造と基礎(道路橋示方書)躯体構造は、上部構造などからの荷重を基礎構造に伝える下部構造の部分。基礎構造は、躯体構造からの荷重を地盤に伝える部分です。それぞれ橋脚と橋台の両方を含む総称です(道示Ⅳ下部構造編1.2)。
- 【沓座】くつざ橋梁の施工橋台や橋脚の上にあって、支承(沓)を据え付ける台座の部分。
- 【掘削】くっさく土工・残土地山を掘り取ること。道路や宅地をつくるために広く削るのも、構造物のために掘る(床掘)のも掘削ですが、現場では広く削るほうを「掘削」、構造物用を「床掘」と呼び分けることが多いです。
- 【掘削機械などの使用禁止(埋設物の損壊)】くっさくきかいなどのしようきんし掘削・土止め・型枠支保工の安全規則明り掘削で、掘削機械・積込機械・運搬機械を使うとガス導管や地中電線路などを壊して危険になるおそれがあるときは、これらの機械を使ってはならないという決まり(労働安全衛生規則第363条)。
- 【掘削方式・掘削工法(トンネル)】くっさくほうしき道路トンネル技術基準掘削方式は掘削の手段による分類で、爆破掘削・機械掘削・人力掘削がある。掘削工法は掘削断面の分け方による施工方法で、全断面工法・上部半断面工法・導坑先進工法などがあります(道路トンネル技術基準1-3)。
- 【掘削補助工A(フォアパイリング・鏡吹付など)】くっさくほじょこうえートンネル(NATM)切羽や天井を安定させるため、トンネルの中から行う補助の工法。フォアパイリング・先受け矢板・増し吹付・増しロックボルト・鏡吹付・鏡ロックボルト・仮インバートなどがあります(共通仕様書)。
- 【掘削補助工B(水抜きボーリング・パイプルーフなど)】くっさくほじょこうびートンネル(NATM)規模の大きい補助の工法。水抜きボーリング・垂直縫地・パイプルーフ・押え盛土・薬液注入・ディープウェル・ウェルポイント・仮巻コンクリートなどがあります(共通仕様書)。
- 【掘削前の調査(地山・埋設物)】くっさくまえのちょうさ安全衛生地山を掘る前に、形状・地質・地層、き裂・湧水、埋設物、高温のガスなどを調べ、それに合った掘削の時期と順序を決めること(労働安全衛生規則第355条)。
- 【グラウンドアンカー】ぐらうんどあんかー法面・擁壁法面に孔をあけて鋼材(テンドン)を入れ、奥の硬い地盤にグラウトで定着させ、引っ張る力(緊張力)で法面を押さえる工法。
- 【グラウンドデータ】ぐらうんどでーた三次元点群測量(レーザ・点群)オリジナルデータから地物の点を取り除いた、地面(地表面)だけの三次元点群データ。
- 【グラフ式工程表】ぐらふしきこうていひょう工程・品質・原価の管理手法横軸に工期、縦軸に各作業の出来高比率(%)をとり、作業ごとの進みを線で表す工程表。
- 【クラムシェル】くらむしぇる建設機械貝のように開閉するバケットをワイヤやアームでつり下げ、真下の土をつかんで掘る機械。深い立坑や水中の掘削に使います(安衛令 別表第七)。
- 【グリッドデータ】ぐりっどでーた三次元点群測量(レーザ・点群)グラウンドデータから、決まった間隔の格子(グリッド)の交点ごとに標高を求めたデータ。数値標高モデル(DEM)の一つです。
- 【クリティカルパス】くりてぃかるぱす工程・品質・原価の管理手法ネットワーク式工程表で、開始から完了までをつなぐ経路のうち、日数の合計がいちばん長い経路。この経路の日数が工期になります。
- 【グルービング】ぐるーびんぐ道路(構造・付属物・維持)舗装の表面に細い溝を一定間隔で刻み、雨の日のすべりや水はねを減らす工事。
- 【車止め・ボラード】くるまどめ道路(構造・付属物・維持)車が歩道や広場、公園などに入り込まないように、出入口や道路の端に立てる柱。
- 【クレーン架設・ベント】くれーんかせつ・べんと橋梁の施工クレーンで桁をつり上げて架ける方法。桁を途中で受ける仮の支柱をベントと言います。
け
- 【経緯儀法(渡海水準)】けいいぎほう水準測量の観測と計算両岸にTSやセオドライトを据えて、同時に鉛直角を観測して高低差を求める渡海水準測量の方法。観測距離は約1kmまでです(準則第50条・第64条)。
- 【計画基準点】けいかくきじゅんてん河川計画(治水と利水の考え方)基本高水を定める地点。過去の水理・水文の資料が十分にあり、解析の拠点となり、計画全体と密接に関係する地点を選びます。
- 【計画高水位(HWL)】けいかくこうすいい河川・海岸河川整備の基本方針にもとづき、計画で想定する洪水の流量(計画高水流量)と川の断面から、河川管理者が定めた洪水時の水位(河川管理施設等構造令第2条)。
- 【計画高水流量】けいかくこうすいりゅうりょう河川・海岸過去の洪水や流域の状況などを考えて、河川管理者が定めた、計画で流せるようにする洪水の流量(㎥/s)(河川管理施設等構造令第2条)。
- 【計画堤防断面形状】けいかくていぼうだんめんけいじょう堤防の設計と浸透・安定計画高水流量と計画高水位に従い、構造令の高さ・天端幅・のり勾配などを満たし、その川の過去の洪水の経験も踏まえて決める堤防の断面の形。
- 【計画の規模】けいかくのきぼ河川計画(治水と利水の考え方)計画の対象とする地域の、洪水に対する安全の度合い。一般に、対象降雨の降雨量が1年に何分の1の確率で超えられるか(年超過確率)で表します。
- 【計画の届出(30日前)】けいかくのとどけで安全衛生危険な機械等の設置や、大規模で重大な災害のおそれのある建設工事などを始めるときに、計画を事前に届け出ること(労働安全衛生法第88条)。
- 【計画放流水質】けいかくほうりゅうすいしつ下水道放流水が適合すべきBOD・窒素含有量・燐含有量の水質で、放流先の公共の水域などの状況を考えて下水道管理者が定めるもの(下水道法施行令第5条の5)。
- 【計算結果の表示単位】けいさんけっかのひょうじたんい基準点測量の観測・点検・平均計算基準点測量の計算結果をどの桁まで示すか。直角座標・標高・辺長は0.001m、経緯度は0.0001秒、角度は1秒が標準です(準則第41条)。
- 【形質変更時要届出区域】けいしつへんこうじようとどけでくいき土壌汚染対策法の詳しい決まり調査で基準に適合しないが、人の健康に被害が生じるおそれはないとして、都道府県知事が指定した区域(土壌汚染対策法第11条)。
- 【形状規定方式(堤防)】けいじょうきていほうしき堤防の設計と浸透・安定堤防の高さ・天端幅・のり勾配などの最低基準を、川の規模(流量)などに応じて決めて設計する方式。構造令はこの方式を基本としています。
- 【計測時期間の標高の較差】けいそくじきかんのひょうこうのこうさ三次元点群測量(レーザ・点群)同じ場所を違う時期に測った点群どうしで、高さがどれだけ変わったかの量。
- 【計測点間隔・点密度】けいそくてんかんかく三次元点群測量(レーザ・点群)レーザの点が地上でどれくらいの間隔(密度)で取れているか。間隔が細かいほど、小さな形まで表せます。
- 【計測用カメラ・参照用カメラ(MMS)】けいそくようかめら・さんしょうようかめら車載写真レーザ・航空レーザ・航空レーザ測深車載写真レーザ測量で使うカメラ。計測用カメラは数値図化の範囲で正射影の地上画素寸法5cm以内、参照用カメラはレーザの照射範囲を網羅し地物を判読できる解像度をもつものとします(準則第486条)。
- 【計測用基図】けいそくようきず既成図数値化・修正測量・写真地図・地図編集既成図の原図か、それを複製した原図から作る、計測に使う図。伸び縮みの少ないポリエステルフィルムなどを使います(準則第258条・第259条)。
- 【系統誤差】けいとうごさ測地測量(基準点・GNSS・水準)同じ条件なら同じ向き・同じ大きさで出る誤差。器械の調整不足、標尺の伸び、温度・気圧の影響などです。
- 【軽微な建設工事(500万円未満)】けいびなけんせつこうじ建設業法(許可・技術者・下請)建設業の許可がなくても請け負える小さな工事。工事1件の請負代金が500万円未満(建築一式工事は1,500万円未満、または延べ150㎡未満の木造住宅)の工事です(建設業法施行令第1条の2)。
- 【契約図書・設計図書】けいやくとしょ・せっけいとしょ施工管理・出来形・品質・写真契約図書は契約書と設計図書のこと。設計図書は、仕様書・契約図面・現場説明書・質問回答書(土木工事では工事数量総括表も)をいいます(共通仕様書)。
- 【契約の保証】けいやくのほしょう公共工事の入札と契約受注者が契約を守れなかった場合に備えて、契約の締結と同時に付ける保証。契約保証金の納付、金融機関の保証、履行保証証券、履行保証保険などがあります(約款第4条)。
- 【契約不適合責任】けいやくふてきごうせきにん公共工事の入札と契約引き渡した工事目的物が、種類や品質について契約の内容に合っていないとき、受注者が負う責任。発注者は、修補などの履行の追完や、代金の減額などを求められます(約款第45条)。
- 【ケーブルエレクション架設】けーぶるえれくしょんかせつ橋梁の施工谷の両側に鉄塔を立ててケーブルを張り、そのケーブルで部材をつったり運んだりして架ける方法。真下からつる直吊工法と、斜めにつる斜吊工法があります。
- 【ケーブル構造】けーぶるこうぞう鋼とコンクリートの上部構造(道路橋示方書)ケーブル部材からの力の影響を考えて、各部材とケーブル構造全体が所要の耐荷性能を満たすように設計する構造(道示Ⅱ鋼部材編10.2)。
- 【下水・汚水】げすい下水道下水は、生活や事業(耕作の事業を除く)に起因・付随する廃水(汚水)か、雨水(下水道法第2条第1号)。
- 【桁かかり長】けたかかりちょう支承と落橋防止(道路橋示方書)上下部構造の間に相対変位が生じても、上部構造が下部構造の上に残るよう確保する長さ。橋軸方向の最小値は、支間長lに対してSEM=0.7+0.005l(m)です(道示Ⅴ上下部接続部編11.2)。
- 【橋の桁下高・橋面の高さ】けたしただか河川・海岸河川を渡る橋の桁下高は、可動堰の引上げ式ゲートの下端の高さの規定を準用し、計画高水位に余裕を加えた高さ以上で両岸の堤防の表法肩を結ぶ線を下回らないこと。橋面の高さは、横断する堤防の高さ以上とします(河川管理施設等構造令第64条)。
- 【結合多角方式】けつごうたかくほうしき測地測量(基準点・GNSS・水準)3点以上の既知点を使い、複数の路線を網の目のように組み合わせて新点の位置を決める方式。路線どうしで点検ができるので、精度が高くなります。
- 【欠測率】けっそくりつ車載写真レーザ・航空レーザ・航空レーザ測深点群を格子で区切ったとき、点が1つもない格子(欠測)の割合。欠測率=欠測格子数÷格子数×100で求め、格子間隔1m以下なら15%以下、1mを超えるなら10%以下が標準です(準則第555条)。
- 【月例自主検査】げつれいじしゅけんさ建設機械車両系建設機械について、1か月以内ごとに1回、ブレーキ・クラッチ・操作装置・作業装置、ワイヤロープやチェーン、バケットなどを検査すること(労働安全衛生規則第168条)。
- 【限界状態(橋の限界状態1〜3)】げんかいじょうたい橋の設計の考え方と荷重(道路橋示方書)応答値に対応する橋や部材等の状態を区分するための代表点(道示Ⅰ共通編1.2)。限界状態1は荷重を支える能力が損なわれていない限界、2は低下が限定的で想定の範囲にある限界、3はこれを超えると構造安全性が失われる限界です(同4.1)。
- 【原価管理】げんかかんり工程・品質・原価の管理手法工事の原価を常に把握し、実行予算と実際にかかった原価を比べて評価し、手を打つこと。
- 【元期・今期】げんき・こんき測地・GNSS・衛星のしくみ元期は、測量成果(基準点の座標)が決められた基準の時点。今期は、実際に観測した時点のことです。
- 【検査路】けんさろ橋梁の施工橋の点検のために、桁の下や橋脚の周りに設ける通路。
- 【検証点(同時調整)】けんしょうてん空中写真測量の撮影と同時調整同時調整の精度を確かめるため、調整計算に使わずにおく標定点。標定点のうち1点で計算した後、残りを検証点にして精度を点検します(準則第216条)。
- 【検証点の数と配置(UAV写真点群)】けんしょうてんのかずとはいち地上レーザ・UAV写真点群・UAVレーザ精度を確かめるため標定点とは別に置く点。標定点からできるだけ離れた所に均等に、標定点の総数の半数以上(端数は切り上げ)置くのが標準です(準則第414条)。
- 【減衰付加装置】げんすいふかそうち橋の設計の考え方と荷重(道路橋示方書)それ自体は耐荷性能を担う部材として扱わないが、主に橋に減衰を加える目的で耐荷性能を担う部材につなぐ、特に高い減衰特性をもつ部材や装置(道示Ⅰ共通編1.2)。
- 【建設汚泥】けんせつおでい土工・残土泥水を使って掘る工事(シールド工法、場所打ち杭、地中連続壁など)から出る、泥状の掘削物。建設発生土とは違い、産業廃棄物(汚泥)として扱われます。
- 【建設機械の移送(積卸し)】けんせつきかいのいそう建設機械トレーラーなどに建設機械を自走で積み卸しするとき、平らで堅い場所で行い、十分な長さ・幅・強度の道板を適当な勾配で確実に取り付けること(労働安全衛生規則第161条)。
- 【建設機械の転倒・転落防止】けんせつきかいのてんとう・てんらくぼうし安全衛生車両系建設機械が倒れたり落ちたりしないように、運行経路の路肩の崩壊や地盤の不同沈下を防ぎ、必要な幅を保つこと(労働安全衛生規則第157条)。
- 【建設キャリアアップシステム(CCUS)】けんせつきゃりあっぷしすてむ労働と働き方技能者の資格や現場での就業の経験を登録してためていく仕組み。ためた経験と資格をもとに、技能者の能力を評価します。
- 【建設業退職金共済(建退共)】けんせつぎょうたいしょくきんきょうさい労働と働き方現場を移り歩く建設労働者のための退職金の制度。事業主が勤労者退職金共済機構に掛金を納め、機構が退職金を払います(中小企業退職金共済法の特定業種退職金共済)。
- 【建設業に係る木くず・紙くず・繊維くず】けんせつぎょうにかかるきくず廃棄物処理法と建設工事の廃棄物木くず・紙くず・繊維くずは、建設業では工作物の新築・改築・除去に伴って出たものが産業廃棄物になります(廃棄物処理法施行令第2条)。
- 【建設業の許可(大臣・知事)】けんせつぎょうのきょか建設業法(許可・技術者・下請)建設業を営むために受ける許可。2つ以上の都道府県に営業所を置くなら国土交通大臣、1つの都道府県だけなら都道府県知事の許可で、5年ごとに更新します(建設業法第3条)。
- 【建設業の許可票(標識)】けんせつぎょうのきょかひょう建設業法(許可・技術者・下請)建設業者が、店舗と、元請として請け負った工事現場ごとに、公衆の見やすい場所に掲げる標識。許可を受けた業種、一般・特定の別などを書きます(建設業法第40条)。
- 【建設業の29業種】けんせつぎょうのにじゅうきゅうぎょうしゅ建設業法(許可・技術者・下請)建設業の許可の区分となる29の工事の種類。土木一式工事・建築一式工事の2つの一式工事と、とび・土工・コンクリート工事、舗装工事、しゅんせつ工事などの27の専門工事があります(建設業法 別表第一)。
- 【建設工事紛争審査会】けんせつこうじふんそうしんさかい建設業法(許可・技術者・下請)建設工事の請負契約に関する紛争を、あっせん・調停・仲裁で解決するために設けられた機関。国土交通省と都道府県に置かれています(建設業法第25条)。
- 【建設混合廃棄物】けんせつこんごうはいきぶつ撤去・解体とリサイクルいろいろな種類の廃棄物が混ざった状態で出る、工事の廃棄物。
- 【建設発生土】けんせつはっせいど土工・残土建設工事で掘って出た土のこと。法律(資源有効利用促進法)では再利用すべき「指定副産物」で、ごみ(廃棄物)ではありません。一般に「残土」と呼ばれるのもこれです。
- 【建設発生土の情報の収集・提供】けんせつはっせいどのじょうほうのしゅうしゅう建設リサイクル法と指定副産物建設発生土を搬出する元請業者などが、周辺の工事で必要な土の量・性質・時期の情報を集めるか、自分の現場から出す土の情報を提供して、ほかの工事での利用を促すこと(同省令第4条)。
- 【建設発生土の搬出先の確認と運搬者への通知】けんせつはっせいどのはんしゅつさきのかくにん工事の進め方(共通仕様書の総則)建設発生土を搬出するとき、土壌汚染対策法などの手続きの状況や、搬出先が盛土規制法の許可地などで適正かを確かめ、結果を再生資源利用促進計画に添付して現場に掲示すること。運搬を委託するときは、搬出先・搬出量と確認結果を運搬者に通知します(共通仕様書1-1-1-22)。
- 【建設発生木材】けんせつはっせいもくざい撤去・解体とリサイクル工事で出る木の廃材。型枠の残材、伐採した木、解体した木造部分などです。木材は特定建設資材の一つです。
- 【建設副産物】けんせつふくさんぶつ土工・残土建設工事にともなって出てくるもの全体の呼び名。建設発生土やコンクリートがらのように再利用できるもの(再生資源)と、再利用できない廃棄物の両方を含みます。
- 【建設リサイクル法】けんせつりさいくるほう土工・残土正式名は「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」。一定規模以上の解体・新築などの工事で、コンクリート・アスファルト・木材などを現場で分別し、再資源化することを義務づけています。
- 【検測】けんそく水準測量の観測と計算1級・2級水準測量で、既知点と隣の既設点との間を測って、既知点が動いていないかを確かめること。片道観測が原則です(準則第66条)。
- 【間知石・間知ブロック】けんちいし法面・擁壁石積みに使う、表面が四角く、奥に向かって細くなる形の石。同じ形のコンクリート製品が間知ブロックです。
- 【建築限界】けんちくげんかい道路(構造・付属物・維持)車や人が安全に通れるように、道路の上に何も置いてはいけない空間の範囲。車道の高さは普通道路で4.5m、重要物流道路で4.8mです(道路構造令第12条)。
- 【建築限界・車両限界(鉄道)】けんちくげんかい(てつどう)鉄道の線路と構造物建築限界は、車両限界との間隔が、走行に伴う動揺などを考えて、車両の走行や旅客・係員の安全に支障のないよう定める空間の範囲。曲線では車両の偏いに応じて拡大し、カントに応じて傾けます(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第20条)。
- 【建築物の外周線(基盤地図情報)】けんちくぶつのがいしゅうせん基盤地図情報と登記所の地図・図面建築基準法の建築物の、屋根の外周線(基盤地図情報の省令第1条)。
- 【現地測量の準拠点と配点密度】げんちそくりょうのじゅんきょてんとはいてんみつど現地測量とUAV写真測量現地測量は、4級基準点・簡易水準点かそれ以上の精度の基準点に基づいて行います。基準点の配点密度は、10,000㎡あたり、地図情報レベル500の市街地で6点などが標準です(準則第110条・第115条)。
- 【現地調査・図面等調査】げんちちょうさ地籍調査の作業現地調査は、調査図素図をもとにおおむね土地の配列の順に、所有者などの立会いを求めて毎筆の所有者・地番・地目・筆界を調べる方法。図面等調査は、図面などを所有者などに送付するか集会所などで示して調べる方法です(地籍調査作業規程準則第23条・第23条の2)。
- 【現地調査】げんちちょうさ測図測量・GIS(地形・写真・地図編集)写真だけでは分からないこと(建物の種類、名前、木の陰に隠れたもの、境界など)を、現地に行って確かめる作業。
- 【現地補測】げんちほそく車載写真レーザ・航空レーザ・航空レーザ測深車載写真レーザ測量で、図化データの出力図を使って、数値地形図データに必要な表現事項や名称などを現地で確かめ、足りない所を測る作業(準則第524条)。
- 【験潮(験潮場)】けんちょう測地・GNSS・衛星のしくみ海面の高さ(潮位)を連続して測ること。測る施設を験潮場と言い、長い期間の平均から平均海面を求めます。
- 【限度超過車両の通行許可(特殊車両)】げんどちょうかしゃりょうのつうこうきょか工事に関わる法規(道路・火薬・土地利用)車両の構造や積む貨物が特殊でやむを得ないとき、一般的制限値を超える車両に、通行経路や時間などの条件を付けて道路管理者が出す通行の許可(道路法第47条の2)。
- 【現場管理費】げんばかんりひ積算(工事費の計算)工事を管理するために必要な、共通仮設費以外の経費。現場従業員の給料、法定福利費、保険料、事務用品費、通信交通費、補償費、外注経費などが入ります。
- 【現場代理人】げんばだいりにん公共工事の入札と契約受注者の代わりに工事現場に常駐し、現場の運営や取締りを行う人。請負代金の変更や請求・受領、契約の解除などを除き、契約にもとづく受注者の一切の権限を行使できます(約款第10条)。
- 【現場発生品】げんばはっせいひん撤去・解体とリサイクル工事を行った結果、現場で副次的に生じた物。所有権は発注者にあります(共通仕様書)。
- 【建標承諾書】けんぴょうしょうだくしょ測地測量(基準点・GNSS・水準)他人の土地に永久標識(標石など)を設置するときに、土地の所有者や管理者から受け取る承諾の書類。
- 【厳密網平均計算・簡易網平均計算】げんみつあみへいきんけいさん・かんいあみへいきんけいさん基準点測量の観測・点検・平均計算TS観測の平均計算の方法。厳密水平網・厳密高低網平均計算は観測の精度に応じた重量を使い、簡易網平均計算は路線の観測点数や距離をもとに重みをつけます(準則第43条)。
- 【権利者確認調査】けんりしゃかくにんちょうさ路線・河川・用地測量の決まり計画機関から貸与された資料などをもとに権利者調査表をつくり、土地の権利者を確かめる調査(準則第675条)。
こ
- 【構囲】こうい図式(数値地形図の表示の決まり)建物や敷地などの周りを区切る塀・垣などの囲いの類(公共測量標準図式第30条)。
- 【降雨量変化倍率(2℃上昇)】こううりょうへんかばいりつ河川計画(治水と利水の考え方)温暖化で将来増える雨を計画に反映するため、確率雨量に掛ける倍率。2℃上昇したときの、現在の気候と将来の気候の降雨量の比です。
- 【交会残差】こうかいざんさ空中写真測量の撮影と同時調整同時調整の後、各写真上でのパスポイントやタイポイントの位置の食い違い。デジタル航空カメラではRMS誤差0.75画素以内、最大1.5画素以内です(準則第216条)。
- 【鋼管矢板基礎】こうかんやいたきそ基礎工・杭・地盤改良継手のついた鋼管を円形や四角形に並べて打ち込み、つないで閉じた壁にし、頭部を一体にして基礎にするもの。施工中は締切りとしても使えます。
- 【高規格堤防(スーパー堤防)】こうきかくていぼう河川・海岸計画を超える洪水で水があふれても壊れにくいよう、堤防の住宅地側を非常に広く緩やかにした堤防。上の土地は、まちとして使えます。
- 【工期変更の事前協議】こうきへんこうのじぜんきょうぎ工事の進め方(共通仕様書の総則)設計図書の変更や一時中止などで工期を変えるとき、工期変更協議の対象かどうかを監督職員と受注者で先に確かめること(共通仕様書1-1-1-19)。
- 【公共下水道】こうきょうげすいどう下水道主に市街地の下水を排除・処理するために地方公共団体が管理する下水道で、終末処理場をもつか流域下水道につながり、汚水を排除する排水施設の相当部分が暗渠のもの。雨水だけを排除するものもあります(下水道法第2条第3号)。
- 【公共工事設計労務単価】こうきょうこうじせっけいろうむたんか積算(工事費の計算)公共工事の積算で使う、職種ごと・都道府県ごとの労働者の賃金の単価。毎年の公共事業労務費調査をもとに国が決めます。
- 【公共工事標準請負契約約款】こうきょうこうじひょうじゅんうけおいけいやくやっかん公共工事の入札と契約中央建設業審議会が作成し、実施を勧告している、公共工事の請負契約の標準的な条項。発注者と受注者の権利と義務を定めています(建設業法第34条)。
- 【公共事業労務費調査への協力】こうきょうじぎょうろうむひちょうさへのきょうりょく工事の進め方(共通仕様書の総則)工事が公共事業労務費調査の対象になったとき、調査票を正確に書いて出すなど協力すること。工期が過ぎた後も同じです(共通仕様書1-1-1-16)。
- 【公共測量】こうきょうそくりょう測量の法規・測量の基準基本測量以外の測量のうち、国や公共団体が費用の全部または一部を負担・補助して行う測量など。都道府県・市町村・国の事務所が発注する工事の測量の多くがこれにあたります。
- 【公共測量の計画書と技術的助言】こうきょうそくりょうのけいかくしょ測量の法規・測量の基準測量計画機関が公共測量をするときは、あらかじめ目的・地域・期間・精度・方法を書いた計画書を国土地理院の長に出して、技術的助言を求める、という決まり(測量法第36条)。
- 【航空重力測量】こうくうじゅうりょくそくりょう重力・ジオイド・地磁気と標高の改定航空機に積んだ重力計で、上空の重力の変化を測る測量。国土地理院は2019〜2023年度に実施し、山岳部や沿岸部の不足していた重力データを整えました。
- 【航空レーザ測深システム(波形記録・屈折率補正)】こうくうれーざそくしんしすてむ車載写真レーザ・航空レーザ・航空レーザ測深水底・水面・陸上を計測できる航空レーザのシステム。反射波を波形のまま記録し、水中の屈折率を補正して解析する機能をもちます(準則第582条)。
- 【航空レーザ測深測量】こうくうれーざそくしんそくりょう三次元点群測量(レーザ・点群)水の中まで届く波長のレーザを使い、川や浅い海の水底と、周りの陸地の地形を一緒に測る測量。
- 【航空レーザ測深の精度】こうくうれーざそくしんのせいど車載写真レーザ・航空レーザ・航空レーザ測深航空レーザ測深の精度は、陸部・水部の標高とも標準偏差0.3m以内が標準です(準則第576条)。
- 【航空レーザ測量】こうくうれーざそくりょう三次元点群測量(レーザ・点群)航空機に載せたレーザで広い範囲の地形・地物を測り、格子状の標高データ(グリッドデータ)などをつくる測量。
- 【航空レーザ測量システム】こうくうれーざそくりょうしすてむ車載写真レーザ・航空レーザ・航空レーザ測深GNSS/IMU装置、レーザ測距装置、解析ソフトでできたシステム。IMUの性能はローリング・ピッチング0.015度、ヘディング0.035度、データ取得間隔0.005秒が標準です(準則第542条)。
- 【航空レーザの固定局】こうくうれーざのこていきょく車載写真レーザ・航空レーザ・航空レーザ測深レーザ測距装置の位置をキネマティック法で求めるための地上の固定局。計測対象地域の中で基線距離が50kmを超えないように選び、電子基準点を使うのが原則です(準則第539条)。
- 【坑口・坑門】こうぐち・こうもんトンネル(NATM)坑口はトンネルの出入口のあたり、坑門はその出入口に設ける壁のような構造物です。
- 【交互法(渡海水準)】こうごほう水準測量の観測と計算レベルを両岸に交互に据えて、自岸と対岸の標尺を読む渡海水準測量の方法。観測距離は1級で約300m、2〜4級で約450mまでです(準則第50条)。
- 【後視・前視(BS・FS)】こうし測地測量(基準点・GNSS・水準)水準測量で、高さが分かっている点(来た側)の標尺を読むのが後視(BS)、これから高さを求める点(進む側)の標尺を読むのが前視(FS)です。
- 【工事打合せ簿(工事帳票)】こうじうちあわせぼ施工管理・出来形・品質・写真指示・承諾・協議・提出・報告・通知などを、決まった様式で記録する書面。施工計画書・品質管理資料・出来形管理資料などとあわせて工事帳票と言います(共通仕様書)。
- 【工事価格】こうじかかく積算(工事費の計算)工事原価に一般管理費等を足した金額。国の積算では1万円単位にそろえ、その端数は一般管理費等で調整します。
- 【工事関係者に対する措置請求】こうじかんけいしゃにたいするそちせいきゅう工事の進め方(共通仕様書の総則)現場代理人や主任技術者・監理技術者などが、品質・出来形や工期の確保に関して著しく不適当なとき、発注者が理由を書いた書面で受注者に必要な措置を求めること(共通仕様書1-1-1-30)。
- 【工事完成図・工事管理台帳】こうじかんせいず施工管理・出来形・品質・写真工事完成図は、完成した状態を示す図面。工事管理台帳は、完成状態を記録した台帳で、施設の諸元をまとめた施設管理台帳と、品質の記録をまとめた品質記録台帳からなります(共通仕様書)。
- 【工事間利用】こうじかんりよう土工・残土ある工事で余った土を、土が足りない別の工事で使うこと。処分せずに済み、新しく土を買わずに済むので、いちばん無駄のない残土の使い方です。
- 【工事原価】こうじげんか積算(工事費の計算)現場でかかる費用の合計。純工事費に現場管理費を足したものです。
- 【工事現場の色彩と管理(黄黒の斜縞)】こうじげんばのしきさい防護柵と道路工事現場の標示道路工事現場の防護施設に色を塗るときは、黄色と黒色の斜縞模様(各縞の幅10cm)を使うこと。標示板と防護施設は堅固な構造で整然と設け、常に維持し、夜間は遠くから分かるよう照明か反射装置を施します(道路工事現場における標示施設等の設置基準4・5)。
- 【工事現場の防護施設(バリケード・赤ランプ・標柱)】こうじげんばのぼうごしせつ防護柵と道路工事現場の標示車両などの侵入を防ぐ必要のある工事箇所で、両面にバリケードを設け、交通への危険の程度に応じて赤ランプや標柱などで現場を囲む施設(道路工事現場における標示施設等の設置基準2)。
- 【工事写真(分類)】こうじしゃしん施工管理・出来形・品質・写真施工の段階や、完成後に見えなくなる所の状況、出来形寸法、品質管理の状況などを、写真管理基準にもとづいて撮る写真。着手前・完成、施工状況、安全管理、使用材料、品質管理、出来形管理、災害、事故などに分類されます。
- 【工事成績評定】こうじせいせきひょうてい施工管理・出来形・品質・写真発注者が、完成した工事の施工の状況・出来形・品質・工事関係書類などを評価して点数をつけること。点数は次の入札の評価に使われることがあります。
- 【工事測量(仮BM・多角点)】こうじそくりょう施工管理・出来形・品質・写真工事の着手後すぐに行う測量。仮BM(測量標)や工事用多角点を設け、用地境界・中心線・縦断・横断などを確かめます(共通仕様書)。
- 【工事着手】こうじちゃくしゅ工事の進め方(共通仕様書の総則)特記仕様書に工事に着手すべき期日が定められている場合は、その期日までに工事に着手しなければならないという決まり(共通仕様書1-1-1-11)。
- 【工事主・工事施行者】こうじぬし盛土規制法の詳しい決まり工事主は、宅地造成・特定盛土等・土石の堆積の工事の請負契約の注文者か、自ら工事をする者。工事施行者は、その工事の請負人か、自ら工事をする者です(盛土規制法第2条第7号・第8号)。
- 【工事の一時中止(約款第20条)】こうじのいちじちゅうし公共工事の入札と契約工事用地が確保できない、天災で現場の状態が変わったなど、受注者の責任でない理由で施工できないとき、発注者が工事の全部または一部を一時中止させること(約款第20条)。
- 【工事の下請負の要件】こうじのしたうけおいのようけん工事の進め方(共通仕様書の総則)下請に出すときの条件。受注者が施工を総合的に企画・指導・調整すること、下請負者が指名停止期間中でないこと、下請負者に施工能力があることです(共通仕様書1-1-1-12)。
- 【工事標示板(工事看板)】こうじひょうじばん施工管理・出来形・品質・写真工事の目的・工期・発注者名・施工者名などを書き、工事現場や周りの通行人に見やすい場所に設ける看板(共通仕様書)。
- 【公衆災害防止(建設工事公衆災害防止対策要綱)】こうしゅうさいがいぼうし安全衛生工事が原因で、通行人や近隣の住民など工事関係者以外の人に被害を与えないようにすること。国の「建設工事公衆災害防止対策要綱」に対策が定められています。
- 【公称・通称・略称(注記)】こうしょう・つうしょう・りゃくしょう図式(数値地形図の表示の決まり)固有名の注記は、今使われている公称にします。公称がないか、ほとんど使われていないときは、最もよく知られた通称にします(公共測量標準図式第53条)。
- 【工事用地等の使用】こうじようちとうのしよう工事の進め方(共通仕様書の総則)発注者から使用承認や提供を受けた工事用地は、受注者が善良な管理者の注意をもって維持・管理し、使い終わったら復旧して速やかに返すという決まり(共通仕様書1-1-1-10)。
- 【工事用道路】こうじようどうろ仮設工工事の資機材や土砂を運ぶために、仮につくった道路(共通仕様書)。
- 【工事用の仮設建築物】こうじようのかせつけんちくぶつ工事に関わる法規(道路・火薬・土地利用)工事のために現場に設ける事務所・下小屋・材料置場などの仮設建築物。建築確認など建築基準法の多くの規定が適用されません(建築基準法第85条第2項)。
- 【公図・地積測量図】こうず応用測量(路線・河川・用地)公図は、法務局にある土地の区画と地番を示した図面(地図または地図に準ずる図面)。地積測量図は、土地を分けたり面積を直したりしたときに出された、測量の結果の図面です。
- 【洪水の配分(計画高水流量の決定)】こうずいのはいぶん河川計画(治水と利水の考え方)基本高水を、河道とダム・調節池・遊水地などの洪水調節施設に合理的に割り振り、主要地点の計画高水流量を決めること。
- 【洪水吐き・減勢工(ダム)】こうずいばけダムと海岸保全施設の構造基準ダムに必ず設ける、洪水を安全に流下させる施設。ダム設計洪水流量以下の流水を安全に流し、堤体・基礎地盤・貯水池に支障を及ぼさない構造とします(河川管理施設等構造令第7条)。
- 【公図等の転写】こうずとうのてんしゃ路線・河川・用地測量の決まり管轄の法務局などにある公図などをもとに、公図等転写図をつくること。用地測量の資料調査の一つです(準則第672条)。
- 【合成開口レーダー(SAR)・干渉SAR】ごうせいかいこうれーだー測地・GNSS・衛星のしくみ人工衛星から電波を出して、はね返りで地表を観測するレーダー。昼夜・天候に関係なく観測できます。同じ場所を2回観測して比べる干渉SARでは、地面の動きを面的にとらえられます。
- 【合成桁構造(コンクリート)】ごうせいげたこうぞう鋼とコンクリートの上部構造(道路橋示方書)プレキャストのコンクリート主桁と床版が一体となって作用に抵抗する桁構造(道示Ⅲコンクリート部材編10.4)。
- 【鋼製支保工】こうせいしほこうトンネル(NATM)H形鋼などをトンネルの形のアーチに曲げてつくり、掘った断面に沿って建て込む支保。
- 【構造化(点群)】こうぞうか地上レーザ・UAV写真点群・UAVレーザグラウンドデータを、グリッドデータなどの構造をもったデータに変える作業。必要に応じてブレークラインを加えます(準則第432条)。
- 【構造物と土の重量による慣性力】こうぞうぶつとつちのじゅうりょうによるかんせいりょく橋の耐震設計(道路橋示方書)地震の影響として考える慣性力。耐震設計上の地盤面より上で考えます(道示Ⅰ共通編8.19.5)。
- 【構造物取壊し・はつり】こうぞうぶつとりこわし・はつり撤去・解体とリサイクル不要になったコンクリート構造物を壊して取り除くこと。一部分だけを削り取ることを「はつり」と言います。
- 【交通安全等輸送計画】こうつうあんぜんとうゆそうけいかく工事の進め方(共通仕様書の総則)ダンプトラックなどで大量の土砂や資材を運ぶ工事で、事前に関係機関と打ち合わせ、輸送経路・期間・方法・担当業者・交通誘導警備員の配置などを計画して施工計画書に書くこと(共通仕様書1-1-1-37)。
- 【交通開放温度(50℃以下)】こうつうかいほうおんど舗装舗装したあと、車を通してよい舗装の表面の温度。
- 【交通誘導員】こうつうゆうどういん土工・残土工事現場の出入口や道路での作業中に、車や歩行者を安全に誘導する人。ダンプの出入りの合図もします。
- 【工程管理(バーチャート・ネットワーク)】こうていかんり施工管理・出来形・品質・写真工事を工期内に終えるために、作業の順序と日程を計画し、進み具合を管理すること。横棒で示すバーチャート、作業のつながりを示すネットワーク方式などを使います(施工管理基準)。
- 【高度定数の較差】こうどていすうのこうさ測地測量(基準点・GNSS・水準)鉛直角を正と反で観測したとき、その和から求まる「高度定数」のばらつき。鉛直角の観測がそろっているかを点検します。
- 【高度な技術提案を踏まえた予定価格】こうどなぎじゅつていあんをふまえたよていかかく品確法(公共工事の品質確保)高度な技術や優れた工夫を含む技術提案を求めたときに、その審査の結果を踏まえて予定価格を定めること(品確法第19条)。
- 【坑内の測点と検測】こうないのそくてんとけんそくトンネル(NATM)トンネルの中に、掘削が進んでも動かない測点を設け、坑外の基準点から定期的に測り直して位置を確かめること。
- 【こう配・縦曲線(鉄道)】こうばい(てつどう)鉄道の線路と構造物こう配は、動力発生装置やブレーキの性能、運転速度などを考えて、起動・連続運転・所定の距離での停止ができるものにします。こう配が変わる箇所には縦曲線を挿入します(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第18条・第19条)。
- 【後背低地】こうはいていち地形分類と国土地理院の地図データ川の堆積作用があまり及ばず、主に粘土や泥炭からなる、沼や湿地がもとの低い湿った土地。自然堤防の背後に広がります。
- 【勾配の表し方(%・‰・割)】こうばいのあらわしかた測量の計算(基礎数学)傾きの表し方。%は水平100に対する高低差、‰(パーミル)は水平1000に対する高低差。法面の「割」は高さ1に対する水平の長さです。
- 【工法規定方式(締固め)】こうほうきていほうしき工程・品質・原価の管理手法事前の試験施工で決めた施工仕様(まき出し厚・締固め層厚・締固め回数)どおりに施工したことを管理して、盛土の品質を確保する方法。
- 【閘門】こうもん港湾の施設と技術上の基準水位の異なる水域の間で、船舶が安全かつ円滑に航行できるようにする外郭施設(港湾の施設の技術上の基準を定める省令第19条)。
- 【高欄・橋梁用防護柵】こうらん橋梁の施工橋の両側に設ける手すりや柵。歩行者の転落を防ぐのが高欄、車の飛び出しを防ぐのが橋梁用防護柵です。
- 【合理式法】ごうりしきほう河川計画(治水と利水の考え方)降雨の強さと流域の面積などから、洪水のピーク流量を求める簡単な流出計算の方法。
- 【高力ボルト摩擦接合】こうりょくぼるとまさつせつごう橋梁の施工強いボルトで部材と連結板を強く締め付け、接触面の摩擦力で力を伝える接合。鋼橋の現場継手の基本です。
- 【港湾区域・臨港地区】こうわんくいき港湾の施設と技術上の基準港湾区域は、港湾法の手続(同意か届出)を経た水域。臨港地区は、都市計画法で臨港地区として定めた地区か、港湾管理者が定めた地区です(港湾法第2条)。
- 【港湾施設(水域施設・外郭施設・係留施設など)】こうわんしせつ港湾の施設と技術上の基準港湾区域と臨港地区にある、港湾の利用や管理に必要な施設。水域施設(航路・泊地・船だまり)、外郭施設(防波堤・防砂堤・防潮堤・導流堤・水門・閘門・護岸・堤防・突堤・胸壁)、係留施設(岸壁・係船浮標・係船くい・桟橋・浮桟橋・物揚場・船揚場)などに分かれます(港湾法第2条第5項)。
- 【港湾の施設の維持(維持管理計画)】こうわんのしせつのいじ港湾の施設と技術上の基準技術基準対象施設を、供用期間にわたって要求性能を満たすよう、点検に関する事項を含む維持管理計画などに基づいて維持すること(港湾の施設の技術上の基準を定める省令第4条)。
- 【港湾の種類(国際戦略港湾・国際拠点港湾・重要港湾・地方港湾)】こうわんのしゅるい港湾の施設と技術上の基準港湾法による港湾の区分。長距離の国際海上コンテナ運送の拠点で国際競争力の強化を重点的に図る国際戦略港湾、国際海上貨物輸送網の拠点となる国際拠点港湾、海上輸送網の拠点など国の利害に重大な関係をもつ重要港湾、それ以外の地方港湾です(港湾法第2条)。
- 【コース間の重複部の標高値の点検】こーすかんのちょうふくぶのひょうこうちのてんけん地上レーザ・UAV写真点群・UAVレーザ隣り合うコースが重なる部分で、コースごとの点群の標高を比べて点検・調整すること。各重複部に2か所以上の点検箇所を、平坦で植生の影響が少ない所に設けます(準則第461条)。
- 【コース間標高値の点検(航空レーザ)】こーすかんひょうこうちのてんけん車載写真レーザ・航空レーザ・航空レーザ測深航空レーザで隣り合うコースの重なる部分の標高を比べる点検。点検箇所の数は、コース長(km)÷10+1(切り上げ)とします(準則第551条)。
- 【コールドジョイント】こーるどじょいんとコンクリート工先に打ったコンクリートが固まり始めてから次を打ったために、上下が一体にならずにできてしまった、計画外の継ぎ目。
- 【コーン指数】こーんしすう土工・残土土の硬さ・強さの目安。先のとがったコーン(円すい)を土に押し込んだときの抵抗の大きさで、単位は kN/㎡ です。建設発生土の区分や、重機が土の上を走れるか(トラフィカビリティ)の判断に使います。
- 【護岸】ごがん河川・海岸流れる水の力から、堤防や川岸を守るために、法面を覆う構造物(河川管理施設等構造令第25条)。
- 【谷底平野・氾濫平野・海岸平野・三角州】こくていへいや・はんらんへいや地形分類と国土地理院の地図データ谷底平野・氾濫平野は川の堆積でできた平らな土地、海岸平野・三角州は昔の浅い海が陸になった土地や河口の主にシルト・粘土からなる平らな土地です。
- 【国土調査(国土調査法)】こくどちょうさ境界・登記・地籍国土の開発・保全・利用の高度化と、地籍を明らかにするために、国土の実態を科学的に調べる調査。基本調査・土地分類調査・水調査・地籍調査があります。
- 【固結工(深層混合処理)】こけつこう基礎工・杭・地盤改良セメント系の固化材などを地盤に入れて土と混ぜ、柱やかたまりの形に固める工法。粉体噴射撹拌・高圧噴射撹拌・スラリー撹拌・中層混合処理があります。
- 【誤差(過失・系統誤差・偶然誤差)】ごさ測地測量(基準点・GNSS・水準)測った値と本当の値の差。読み間違いなどの過失(誤り)、器械のくせなど一定の向きに出る系統誤差、どうしても残るばらつきの偶然誤差に分けて考えます。
- 【誤差伝播の法則】ごさでんぱのほうそく測量の計算(基礎数学)測った値を足し引きや掛け算で組み合わせたとき、それぞれの誤差が結果にどう伝わるかの法則。誤差が互いに関係なければ、和や差の標準偏差は「各標準偏差の2乗の和の平方根」になります。
- 【護床工】ごしょうこう河川・海岸堰・床止め・樋門の水叩きなどの下流側の川底を、ブロック・捨石・沈床・かごなどで覆って、掘れるのを防ぐ工事。
- 【小段】こだん土工・残土高い法面の途中につくる、幅のある平らな段。斜面を何段かに分けることで、崩れにくくし、雨水を集めて流し、点検や作業の足場にもします。
- 【小段排水・縦排水】こだんはいすい・たてはいすい法面・擁壁法面の小段に沿って雨水を集める水路が小段排水、それを法面の上から下へ流す水路が縦排水です。
- 【骨材(細骨材・粗骨材)】こつざいコンクリート工コンクリートに混ぜる砂と砂利のこと。5mmのふるいを通る細かいものを細骨材(砂)、とどまる粗いものを粗骨材(砂利・砕石)と言います。
- 【骨材再生(現場での破砕)】こつざいさいせい撤去・解体とリサイクル取り壊したコンクリート塊などを、現場で破砕・選別して再生の骨材にすること。
- 【固定局(基準局)】こていきょく三次元点群測量(レーザ・点群)航空機やドローンの位置をGNSSで正確に求めるために、地上の座標が分かった点に置いて同時に受信する受信機。
- 【COBRIS(建設副産物情報交換システム)】こぶりす土工・残土建設副産物の情報をやりとりするためのシステム。再生資源利用(促進)計画書・実施書をつくるのに、多くの発注者が使うよう求めています。建設発生土の工事間利用の情報交換にも使われます。
- 【コリンズ(CORINS)登録】こりんず施工管理・出来形・品質・写真公共工事の受注・変更・完成の実績情報を、工事実績情報システム(コリンズ)に登録すること。
- 【コンクリート塊(コンクリート殻)】こんくりーとかい撤去・解体とリサイクルコンクリート構造物を壊したときに出るコンクリートのかたまり。現場では「殻(がら)」と呼ぶことが多い。
- 【コンクリート床版の設計の基本】こんくりーとしょうばんのせっけいのきほん鋼とコンクリートの上部構造(道路橋示方書)コンクリート桁で支える鉄筋コンクリート床版やプレストレストコンクリート床版は、直接支える活荷重などに対して耐荷性能を満たし、疲労耐久性を損なう有害な変形を生じさせないようにするという決まり(道示Ⅲコンクリート部材編11.2)。
- 【コンクリート打設前の型枠支保工の点検】こんくりーとだせつまえのかたわくしほこうのてんけん掘削・土止め・型枠支保工の安全規則コンクリートを打つ日の作業開始前に型枠支保工を点検して異状があれば補修し、作業中に異状があったときの作業中止の措置をあらかじめ決めておく義務(労働安全衛生規則第244条)。
- 【コンクリート表面処理】こんくりーとひょうめんしょり撤去・解体とリサイクル補修や塗装の前に、傷んだコンクリートの表面を削ったり、水や研削材で洗い落としたりして整えること。
- 【コンクリート舗装】こんくりーとほそう舗装表面の層をコンクリートの版でつくる舗装。たわみにくく長持ちしますが、固まるまで交通を通せません。
- 【コンクリート舗装の養生・交通開放】こんくりーとほそうのようじょう舗装仕上げたコンクリート版を、所定の強さになるまで日光・風雨・乾燥・荷重から守ること。
- 【コンクリートポンプ(圧送)】こんくりーとぽんぷコンクリート工生コンを管の中に押し込んで、離れた場所や高い場所まで送る機械。トラックにブームを積んだポンプ車が多く使われます。
- 【コンパス法則】こんぱすほうそく測量の計算(基礎数学)多角測量の閉合差を、各測線の長さに比例して割り振る方法。角度と距離の精度が同じくらいのときに使います。
- 【混和剤(AE剤・AE減水剤)】こんわざいコンクリート工コンクリートに少量加えて性質を変える薬剤。細かい空気の泡を入れるAE剤、少ない水で練りやすくするAE減水剤、固まり始めを遅らせる遅延形などがあります。
