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道路(構造・付属物・維持)の用語集(図解)37語
道路の決まりと形、ガードレールや標識などの付属物、側溝などの排水、巡回や橋の補修などの維持・修繕まで。
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道路の決まり7語
どうろのくぶん
道路の区分(第1種〜第4種)
道路構造令で、高速道路などの自動車専用道路かどうかと、地方部か都市部かで、道路を第1種から第4種に分けたもの。さらに交通量などで級に分けます(道路構造令第3条)。
勘違いしやすい:車線の幅や設計速度は、この種・級で決まる。図面の「第3種第2級」などを最初に確かめる。
せっけいそくど
設計速度
道路の曲がり具合や勾配、見通しなどを決める基準にする速度。道路の区分に応じて道路構造令で決まっています(第13条)。
勘違いしやすい:設計速度は規制速度(標識の制限速度)とは別のもの。
どうろせんよう
道路占用(許可)
電柱・水道管・ガス管・看板などを道路に設けて、継続して道路を使うこと。道路管理者の許可が要ります(道路法第32条)。
勘違いしやすい:占用の許可(道路管理者)と道路使用許可(警察)は別。両方そろえる。
どうろこうじせこうしょうにん
道路工事施工承認(24条承認)
道路管理者以外の者が道路の工事をするときに、設計と実施計画について道路管理者から受ける承認(道路法第24条)。
勘違いしやすい:承認前に着手しない。完成後に道路管理者の検査を受けるのが一般的。
どうろのふぞくぶつ
道路の附属物
道路の構造を守り、安全で円滑な交通を確保するための施設。道路上の柵や駒止め、並木や街灯、道路標識、道路情報の施設などです(道路法第2条)。
勘違いしやすい:標識や照明を外したまま夜を迎えない。仮設の代替を用意する。
どうろにかんするきんしこうい
道路に関する禁止行為
道路をみだりに傷つけたり汚したりすること、道路に土石や竹木などを積んで、道路の構造や交通に支障を及ぼすおそれのある行為をすること(道路法第43条)。
勘違いしやすい:積載物が落ちそうな車両には、道路管理者が通行の中止などを命じることができる(道路法第43条の2)。
けんちくげんかい
建築限界
車や人が安全に通れるように、道路の上に何も置いてはいけない空間の範囲。車道の高さは普通道路で4.5m、重要物流道路で4.8mです(道路構造令第12条)。
勘違いしやすい:工事用の仮設物や吊り荷が建築限界に入らないように注意する。
断面と線形10語
しゃせん
車線と車線の幅
車が1列で走るための帯状の部分。幅は道路の区分で決まり、たとえば第3種第2級の普通道路は3.25m、第3種第1級は3.5mです(道路構造令第5条)。
勘違いしやすい:登坂車線や右折車線などの幅は別に決まっている。
ろかた
路肩
車道の外側に、車道に接して設ける帯状の部分。車道を守り、故障車の退避などに使います。左側の路肩の幅は道路の区分に応じて0.5m〜2.5m以上です(道路構造令第8条)。
勘違いしやすい:路肩は舗装の端で弱いことが多い。重機を寄せると崩れることがある。
ほどう
歩道
歩行者が通るために、縁石や柵で車道と区切った部分。幅は歩行者の多い道路で3.5m以上、その他の道路で2m以上です(道路構造令第11条)。
勘違いしやすい:工事で歩道をふさぐときは、安全な迂回路を確保し、誘導員を置く。
じてんしゃどう
自転車道
自転車が通るために、縁石や柵で車道・歩道と区切った部分。幅は2m以上(やむを得なければ1.5mまで)です(道路構造令第10条)。
勘違いしやすい:自転車通行帯(車道に色や線で示す)とは別のもの。
おうだんこうばい
横断勾配
雨水を流すために、道路を横切る方向につける傾き。舗装された車道は1.5〜2%、歩道は2%が標準です(道路構造令第24条)。
勘違いしやすい:透水性の舗装などでは、勾配をつけないか小さくする場合がある。
じゅうだんこうばい
縦断勾配
道路の進む方向の上り下りの傾き。設計速度に応じて上限が決まっていて、第3種の普通道路で設計速度60km/hなら5%以下(やむを得なければ8%)です(道路構造令第20条)。
勘違いしやすい:急な下り坂では、ダンプのブレーキへの負担が大きい。運搬ルートの選定で考える。
きょくせんはんけい
曲線半径
カーブの曲がり具合を、円の半径で表したもの。設計速度が速いほど大きな半径が必要で、60km/hなら150m以上(やむを得なければ120m)です(道路構造令第15条)。
勘違いしやすい:半径が小さいほど急なカーブ。数字の大小と曲がり具合を逆に覚えない。
かたこうばい
片勾配
カーブで車が外側へ飛び出そうとする力を打ち消すため、カーブの内側に向かって道路を傾けること(道路構造令第16条)。
勘違いしやすい:直線部の横断勾配から片勾配へは、すりつけ区間でなめらかに変える。
しきょ
視距
運転者が前方の障害物を見つけて、安全に止まれるように確保する見通しの距離。設計速度60km/hで75m以上です(道路構造令第19条)。
勘違いしやすい:工事の看板や資材でカーブの見通しを悪くしない。
とうはんしゃせん
登坂車線
上り坂で速度の落ちる大型車などのために、上り方向に追加する車線。縦断勾配が5%を超える普通道路に、必要に応じて設けます。幅は3mです(道路構造令第21条)。
勘違いしやすい:登坂車線の終わりは合流になる。工事の規制位置に注意。
付属物7語
ぼうごさく
防護柵(ガードレール・ガードケーブル)
車が道路の外に飛び出したり、歩道に入ったりするのを防ぐ柵。波形の鋼板のガードレール、ワイヤロープのガードケーブル、パイプのガードパイプなどがあります。
勘違いしやすい:支柱を打つ前に、地下埋設物の位置を確かめる。
えんせき
縁石
車道と歩道の境や、道路の端に並べるコンクリートなどのブロック。車道と歩道を区切り、雨水を側溝へ導きます。
勘違いしやすい:アスファルトでつくるアスカーブは、気温5℃以下や雨天のときは施工しない。
しせんゆうどうひょう
視線誘導標(デリニエータ)
道路の端に一定間隔で立て、夜間に車のライトを反射して、道路の形(カーブなど)を運転者に知らせる標識。
勘違いしやすい:汚れると反射しない。清掃も道路の維持の作業。
排水4語
そっこう
側溝(U型・L型・自由勾配)
道路の端に沿って設け、路面の雨水を集めて流す溝。U字形のU型側溝、L字形のL型側溝、勾配を自由に付けられる自由勾配側溝などがあります。
勘違いしやすい:下流側(低い側)から据えていく。逆からだと継目に水が回り込む。
しゅうすいます
集水桝・街渠
側溝や路面の水を集めて、管などに流し込むための桝。街渠は、歩道と車道の境で雨水を集めるための溝や桝のことです。
勘違いしやすい:落ち葉や土砂で詰まると道路が冠水する。清掃も維持の作業。
かんきょ
管渠(ヒューム管・コルゲートパイプ)
道路の下などに埋めて水を流す管。コンクリートのヒューム管や、波形の鋼板のコルゲートパイプなどがあります。
勘違いしやすい:埋め戻しで管を傷めないように、管のまわりは小型の機械で締め固める。
かるばーと
カルバート(ボックスカルバート)
道路や盛土の下を横切って、水路や通路を通すための箱形や管形の構造物。工場でつくったプレキャスト製品を並べることが多い。
勘違いしやすい:上にのる盛土が厚いほど、大きな土の重さがかかる。製品の規格が合っているか確かめる。
維持・修繕9語
どうろじゅんかい
道路巡回
道路を定期的に見回って、路面・路肩・法面・排水施設・構造物などの状態や、道路の使われ方を確かめる作業。
勘違いしやすい:見つけた異常は、すぐ報告するものと、記録して後で直すものを分けて扱う。
ろかたせいせい
路肩整正・除草・清掃
路肩の土の凸凹を直したり、道路の草を刈ったり、路面や排水施設を清掃したりする、日常の維持作業。
勘違いしやすい:草刈り機の飛び石は、通行車両や歩行者に当たる事故になる。防護ネットを使う。
しょうばんほきょう
床版補強(鋼板接着・増厚)
傷んだ橋の床版(車が走る板)を強くする工事。下面に鋼板を接着する方法、上面にコンクリートを打ち増す増厚、桁を増やす方法などがあります。
勘違いしやすい:補強の前に、ひび割れや漏水の原因を調べて取り除く。
きょうきゃくのまきたて
橋脚の巻立て(耐震補強)
地震に強くするため、鉄筋コンクリートの橋脚のまわりを鋼板やコンクリートで巻いて補強する工事。
勘違いしやすい:海水や乾湿の繰り返しで鋼板がさびやすい環境かどうかも、事前に確かめる。
らっきょうぼうしそうち
落橋防止装置
大きな地震で、橋の桁が橋台や橋脚から外れて落ちるのを防ぐための装置。桁と下部構造をケーブルや鋼材でつなぎます。
勘違いしやすい:取付けで支承や伸縮装置の動きを妨げないようにする。
しんしゅくつぎて
伸縮継手(伸縮装置)
橋の桁が温度の変化で伸び縮みしても車が通れるように、桁の端の路面に設ける継手。
勘違いしやすい:段差や破損があると、騒音や二輪車の転倒の原因になる。巡回で重点的に見る。
きょうりょうとそう
橋梁塗装(塗替え)
鋼の橋をさびから守るため、古い塗膜とさびを落として、新しく塗り直す工事。
勘違いしやすい:古い塗膜には、さび止めのため鉛やクロムを含むものがある。成分を発注者に確かめ、湿らせてはがすなどの対策をとる(厚生労働省通知)。
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