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建設機械の用語集(図解)24語
現場で使う機械の種類と、使うときの決まり、点検と環境の基準。バックホウ・ブルドーザなど土工の機械は「土工・残土」のページにもあります。
印刷・社内配布は自由です。出典に「残土バンク https://www.zandobank.com/words/c/kikai」とお書きください。
機械の種類7語
しゃりょうけいけんせつきかい
車両系建設機械
動力を使い、決まった場所でなく自分で走って移動できる建設機械。労働安全衛生法施行令の別表第七で、整地・運搬・積込み用、掘削用、基礎工事用、締固め用、コンクリート打設用、解体用に分けられています。
勘違いしやすい:同じ「バックホウ」でも、機体重量で必要な資格が変わる(3t以上は技能講習)。
ぱわーしょべる・どらぐしょべる
パワーショベル・ドラグショベル(バックホウ)
法令上の掘削用機械の名前。バケットを外向きに付けて前方へ押し掘るのがパワーショベル、手前に引き寄せて掘るのがドラグショベルで、現場でバックホウと呼ぶのはドラグショベルです(安衛令 別表第七)。
勘違いしやすい:現場ではどちらも「ユンボ」と呼ばれることがあるが、商品名由来の通称。
もーたーぐれーだ
モーターグレーダ
車体の中央に長い板(ブレード)をつけ、地面を薄く削ったり、土や砕石を平らに敷き均したりする機械。整地用機械の一つです(安衛令 別表第七)。
勘違いしやすい:ブレードの角度と高さで仕上がりが決まる。熟練が必要な機械。
くらむしぇる
クラムシェル
貝のように開閉するバケットをワイヤやアームでつり下げ、真下の土をつかんで掘る機械。深い立坑や水中の掘削に使います(安衛令 別表第七)。
勘違いしやすい:クラムシェルで人を昇降させてはいけない(主たる用途以外の使用の禁止)。
ぶれーか
ブレーカ(解体用機械)
バックホウのアームの先に取り付けた打撃具で、コンクリートや岩を細かく打ち砕く機械。解体用機械の一つです(安衛令 別表第七)。
勘違いしやすい:騒音・振動・破片の飛散が大きい。周りへの影響と立入禁止に注意。
基礎工事・つり上げの機械3語
くいうちき・くいぬきき
くい打機・くい抜機
杭や鋼矢板を地中に打ち込んだり、引き抜いたりする機械。基礎工事用機械の一つです(安衛令 別表第七)。
勘違いしやすい:背の高い機械なので、地盤が弱いと転倒しやすい。敷鉄板で支える。
らふてれーんくれーん
ラフテレーンクレーン・クローラクレーン
移動式クレーンの種類。ラフテレーンクレーンは1つの運転席で走行もクレーン操作もでき、狭い現場で多く使います。クローラクレーンはキャタピラで走り、大きな重量物に向きます。
勘違いしやすい:つり荷の下に入らない。地盤の支持力を確かめて敷鉄板を敷く。
使うときの決まり8語
うんてんいちからはなれるとき
運転位置から離れるとき
車両系建設機械の運転者が運転席を離れるときは、バケットなどの作業装置を地上に下ろし、エンジンを止めて、走行ブレーキをかけるなど逸走を防ぐこと(労働安全衛生規則第160条)。
勘違いしやすい:バケットを上げたまま離れると、不意に下りて人を挟む。
けんせつきかいのいそう
建設機械の移送(積卸し)
トレーラーなどに建設機械を自走で積み卸しするとき、平らで堅い場所で行い、十分な長さ・幅・強度の道板を適当な勾配で確実に取り付けること(労働安全衛生規則第161条)。
勘違いしやすい:積卸し中の転落・転倒は重大事故になりやすい。誘導者を置く。
とうじょうのせいげん
搭乗の制限
車両系建設機械で作業するとき、運転席以外の場所に作業員を乗せてはならないという決まり(労働安全衛生規則第162条)。
勘違いしやすい:「少しの距離だから」と乗せて、振り落とされる事故がある。
あんていど・さいだいしようかじゅう
安定度・最大使用荷重
機械が転倒したり、ブームやアームが壊れたりしないように、その機械の構造で決められた安定度や最大の荷重を守ること(労働安全衛生規則第163条)。
勘違いしやすい:重いアタッチメントを付けると、安定度が下がる。
せいげんそくど
制限速度(建設機械)
最高速度が10km/hを超える車両系建設機械を使うときに、現場の地形や地質に応じて事業者があらかじめ定める適正な速度(労働安全衛生規則第156条)。
勘違いしやすい:現場内の運搬路に制限速度を表示して、全員に知らせる。
あんぜんしちゅう
安全支柱・安全ブロック
ブームやアームを上げて、その下で修理や点検をするとき、不意に下りてこないように差し込んで支える支柱やブロック(労働安全衛生規則第166条)。
勘違いしやすい:油圧だけで支えている状態の下に入らない。
あたっちめんとのそうちゃく
アタッチメントの装着
バケット・ブレーカ・つかみ機などの作業装置(アタッチメント)を付け替えること。付け外しのときは架台を使い、構造で決められた重量を超えるアタッチメントは付けてはいけません(労働安全衛生規則第166条の2・第166条の3)。
勘違いしやすい:重すぎるアタッチメントは、転倒やアームの破損の原因になる。
点検と環境6語
とくていじしゅけんさ
特定自主検査(年次)
車両系建設機械について、1年以内ごとに1回、原動機・動力伝達装置・走行装置・ブレーキ・作業装置・油圧装置などを定期に検査すること(労働安全衛生規則第167条・第169条の2)。
勘違いしやすい:現場に持ち込まれた機械の標章の期限を確かめる。
げつれいじしゅけんさ
月例自主検査
車両系建設機械について、1か月以内ごとに1回、ブレーキ・クラッチ・操作装置・作業装置、ワイヤロープやチェーン、バケットなどを検査すること(労働安全衛生規則第168条)。
勘違いしやすい:1か月を超えて使わなかった機械は、使い始めるときに検査する。
さぎょうかいしまえてんけん
作業開始前点検
車両系建設機械を使う日の作業の前に、ブレーキとクラッチの機能を点検すること(労働安全衛生規則第170条)。
勘違いしやすい:点検を運転者任せにせず、元請も点検表を確かめる。
はいしゅつがすたいさくがたけんせつきかい
排出ガス対策型建設機械
エンジンの排出ガスの基準に適合した建設機械。オフロード法(特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律)の基準に適合したものか、国の指定を受けたものを使います。
勘違いしやすい:トンネルの中では、より厳しいトンネル工事用の排出ガス対策型を使う。
ていそうおんがた・ていしんどうがたけんせつきかい
低騒音型・低振動型建設機械
騒音や振動が小さいとして、国土交通省の規程にもとづき指定された建設機械。
勘違いしやすい:住宅地の工事では、機械の選び方そのものが苦情対策になる。
していきかい
指定機械
設計図書で使う建設機械が指定されている場合の、その機械。施工計画書にも記載する項目です(共通仕様書)。
勘違いしやすい:指定と違う機械を使うと、積算や出来高の扱いが変わることがある。承諾を先に。
定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。
