防護柵と道路工事現場の標示の用語(図解)|工事苑 14語 | 残土バンク
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防護柵と道路工事現場の標示の用語(図解)14語

防護柵の設置基準と、道路工事現場における標示施設等の設置基準の言葉。防護柵の定義と設置区間、種別(C〜SS)と衝突条件、たわみ性と剛性、最大進入行程、誘導性能、高さ、種別の適用と重大な被害のおそれのある区間。工事区間の起終点の標示板、バリケード、迂回路の標示、黄黒の斜縞と夜間の照明。

この分野の目次(14語を一覧で)

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防護柵10語

  • 防護柵進行方向に戻す

    ぼうごさく

    防護柵(設置基準の定義)

    進行方向を誤った車両が路外・対向車線・歩道などへ逸脱するのを防ぎ、乗員の傷害と車両の破損を最小限にして正常な進行方向に戻すこと、また歩行者・自転車の転落やみだりな横断を抑えることを目的とした施設。車両用防護柵と歩行者自転車用柵に分けます(防護柵の設置基準1-2)。

    勘違いしやすい:車両を止めるだけでなく、正常な進行方向に戻すことも目的に含まれる。

  • 路外の危険度が高い

    しゃりょうようぼうごさくをせっちするくかん

    車両用防護柵を設置する区間

    盛土・崖・擁壁・橋梁など路外の危険度が高い区間、海・川・水路などに近い区間、鉄道や他の道路と交差・近接し逸脱すると二次被害のおそれがある区間などで、原則として車両用防護柵を設置する(防護柵の設置基準2-1)。

    勘違いしやすい:事故が多発する区間や、気象条件で特に必要な区間も対象になる。

  • C45kJB60kJA130kJSC160kJSB280kJSA420kJSS650kJ

    しゃりょうようぼうごさくのしゅべつ

    車両用防護柵の種別(C〜SS)

    車両が衝突しても突破されない衝撃度の大きさと設置場所で分けた区分。路側用はC(45kJ以上)・B(60kJ)・A(130kJ)・SC(160kJ)・SB(280kJ)・SA(420kJ)・SS(650kJ以上)、分離帯用はm、歩車道境界用はpを付けます(防護柵の設置基準2-2)。

    勘違いしやすい:記号の末尾のm・pで、設置場所が分かる。

  • 条件A大型貨物車・15度条件B乗用車1t・20度A:突破されない / B:乗員の安全

    しょうとつじょうけん

    衝突条件A・B

    衝突条件Aは、重心の高さ1.4mの大型貨物車が種別ごとの衝撃度で角度15度で衝突する条件。衝突条件Bは、質量1tの乗用車が角度20度、種別に応じて時速60kmか100kmで衝突する条件です(防護柵の設置基準2-2)。

    勘違いしやすい:大型車に突破されないことと、乗用車の乗員を守ることの両方が求められる。

  • たわみ性剛性

    たわみせいぼうごさく

    たわみ性防護柵・剛性防護柵

    たわみ性防護柵は、主な部材の弾性と塑性の変形を見込んで設計する防護柵。剛性防護柵は、主な部材の弾性限界内の変形を見込んで設計する防護柵です(防護柵の設置基準2-2)。

    勘違いしやすい:剛性防護柵は、衝突条件Aで主な部材に塑性変形が生じないことが求められる。

  • 路側用:土中1.1m以下

    しゃりょうのさいだいしんにゅうこうてい

    車両の最大進入行程

    たわみ性防護柵に衝突条件Aで衝突したとき、車両が防護柵の側へ入り込む最大の距離。路側用は、支柱を土中に埋め込む場合1.1m以下、コンクリートに埋め込む場合0.3m以下です(防護柵の設置基準2-2)。

    勘違いしやすい:支柱の埋め込み方で許される値が違う。

  • 衝突離脱速度6割以上・角度6割以下

    しゃりょうのゆうどうせいのう

    車両の誘導性能

    衝突後に車両が横転などを起こさず、離脱速度が衝突速度の6割以上、離脱角度が衝突角度の6割以下であること(防護柵の設置基準2-2)。

    勘違いしやすい:衝突のときに構成部材が大きく飛び散らないこと(飛散防止性能)も求められる。

  • 0.6〜1.0m

    しゃりょうようぼうごさくのたかさ

    車両用防護柵の高さ

    路面から防護柵の上端までの高さ。原則として0.6m以上1.0m以下とします(防護柵の設置基準2-2)。

    勘違いしやすい:歩車道境界用は、ボルトなどの突起物や継ぎ目で歩行者に危害を及ぼさない形にする。

  • 高速道路A・Amその他 60km/h以上B系その他 50km/h以下C系

    ぼうごさくのしゅべつのてきよう

    防護柵の種別の適用

    道路の区分と設計速度、設置する区間に応じて種別を選ぶこと。一般区間は、高速自動車国道・自動車専用道路でA・Am、その他の道路で設計速度60km/h以上ならB・Bm・Bp、50km/h以下ならC・Cm・Cpが原則です(防護柵の設置基準2-3 表-2・5)。

    勘違いしやすい:走行速度や線形で衝撃度が高くなりやすい区間では、一段階上の種別を適用できる。

  • 鉄道上の種別

    じゅうだいなひがいがはっせいするおそれのあるくかん

    重大な被害が発生するおそれのある区間

    大都市近郊鉄道・地方幹線鉄道や高速道路などとの交差・近接区間、速度が特に高く交通量の多い分離帯の区間、路外の危険度が極めて高い区間など。一般区間より上の種別を適用します(防護柵の設置基準2-3)。

    勘違いしやすい:同じ道路でも、区間によって必要な種別が変わる。

道路工事現場の標示4語

  • ご迷惑をおかけします工事内容工事期間施工者工事種別

    どうろこうじのひょうじばん

    道路工事の標示板(工事区間の起終点)

    道路工事を行うとき、必要な道路標識のほか、原則として工事区間の起点と終点に設ける、工事内容・工事期間・工事種別・施工主体・施工業者を示す標示板(道路工事現場における標示施設等の設置基準1)。

    勘違いしやすい:短期間で終わる軽易な工事や、自動車専用道路など高速走行の道路の工事では、この限りでない。

  • バリケード・赤ランプ

    こうじげんばのぼうごしせつ

    工事現場の防護施設(バリケード・赤ランプ・標柱)

    車両などの侵入を防ぐ必要のある工事箇所で、両面にバリケードを設け、交通への危険の程度に応じて赤ランプや標柱などで現場を囲む施設(道路工事現場における標示施設等の設置基準2)。

    勘違いしやすい:バリケードは両面に設置する。

  • 工事中まわり道

    うかいろのひょうじ

    迂回路の標示

    道路工事で迂回路を設けるとき、必要な時間中、迂回路の入口に地図などを示す標示板を設け、迂回路の途中の各交差点に道路標識「まわり道」を設けること(道路工事現場における標示施設等の設置基準3)。

    勘違いしやすい:迂回路を必要とする時間中は、標示を続ける。

  • 黄・黒の斜縞(各10cm)夜間は照明か反射装置

    こうじげんばのしきさい

    工事現場の色彩と管理(黄黒の斜縞)

    道路工事現場の防護施設に色を塗るときは、黄色と黒色の斜縞模様(各縞の幅10cm)を使うこと。標示板と防護施設は堅固な構造で整然と設け、常に維持し、夜間は遠くから分かるよう照明か反射装置を施します(道路工事現場における標示施設等の設置基準4・5)。

    勘違いしやすい:夜間は、遠方から確認できるよう照明か反射装置を施すことが求められる。

定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。