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車載写真レーザ・航空レーザ・航空レーザ測深の用語(図解)21語
車や航空機からの点群測量を準則の数字で。MMSの自車位置姿勢装置・カメラ・点群密度・移動取得計画・調整と合成、航空レーザのシステムとパルス・格子間隔・欠測率・水部と低密度のポリゴン・点検、航空レーザ測深の測深点間隔と水質。
この分野の目次(21語を一覧で)
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車載写真レーザ(MMS)8語
じしゃいちしせいでーたしゅとくそうち
自車位置姿勢データ取得装置
車載写真レーザ測量で、車の位置と姿勢を記録する装置。GNSS測量機、IMU、走行距離計などでできていて、水平位置0.15m以内・標高0.2m以内の精度をもつものとします(準則第486条)。
勘違いしやすい:構成する機器は、車両にしっかり固定する。
けいそくようかめら・さんしょうようかめら
計測用カメラ・参照用カメラ(MMS)
車載写真レーザ測量で使うカメラ。計測用カメラは数値図化の範囲で正射影の地上画素寸法5cm以内、参照用カメラはレーザの照射範囲を網羅し地物を判読できる解像度をもつものとします(準則第486条)。
勘違いしやすい:参照用カメラは判読のためのもので、計測用カメラとは役割が違う。
えむえむえすのてんぐんみつど
MMSの点群密度
車載写真レーザ測量のレーザに求める最少の点群密度。点群だけで図化するなら400点/㎡以上、複合表示で立体的な地物を図化するなら50点/㎡以上、平面的な地物なら25点/㎡以上が標準です(準則第486条)。
勘違いしやすい:速く走りすぎると点密度が足りなくなる。
いどうしゅとくけいかく
移動取得計画(走行区間・取得区間)
車載写真レーザ測量で走る計画。走行区間は自車位置姿勢データ取得装置の初期化から終了処理まで、取得区間は写真とレーザのデータを取る区間です(準則第495条)。
勘違いしやすい:電波が長時間受信できない所では、セルフキャリブレーションができる待避場所を確保する。
えむえむえすのこていきょく
MMSの固定局と既知点との整合
車載写真レーザ測量の固定局と取得区間との基線距離は10km以内を原則とし、やむを得なくても30kmを超えないものとします(準則第495条)。
勘違いしやすい:標高は、ジオイド・モデルのジオイド高で楕円体高を補正して求める。
ちょうせいてんとてんぐんでーたのちょうせいしょり
調整点と点群データの調整処理(MMS)
調整点を使って、GNSSの軌跡や点群を補正すること。軌跡を計算し直す方法、補正値を加えて点群を作り直す方法、点群に補正値を直接加える方法があります(準則第503条)。
勘違いしやすい:調整処理は速やかに行う。
てんぐんでーたのごうせい
点群データの合成
同じ区間で何回か取得した点群を1つにすること。それぞれの点群で共通に分かる特徴点か特徴線を4つ以上選び、三次元の座標変換で合わせるのが原則です(準則第506条)。
勘違いしやすい:座標変換に使った特徴点の残差は、各成分の最大値が最大地上画素寸法の範囲内にする。
げんちほそく
現地補測
車載写真レーザ測量で、図化データの出力図を使って、数値地形図データに必要な表現事項や名称などを現地で確かめ、足りない所を測る作業(準則第524条)。
勘違いしやすい:車から見えない所は、点群に写っていない。現地で拾う。
航空レーザ9語
こうくうれーざそくりょうしすてむ
航空レーザ測量システム
GNSS/IMU装置、レーザ測距装置、解析ソフトでできたシステム。IMUの性能はローリング・ピッチング0.015度、ヘディング0.035度、データ取得間隔0.005秒が標準です(準則第542条)。
勘違いしやすい:機器の点検内容を記録した点検記録簿は、作業着手前につくる。
ふぁーすとぱるす・らすとぱるす
ファーストパルス・ラストパルス
1回のレーザ照射で最初に返ってくる反射(ファースト)と最後に返ってくる反射(ラスト)。航空レーザのレーザ測距装置は、2パルス以上計測できるものとします(準則第542条)。
勘違いしやすい:ラストパルスでも必ず地面とは限らない。地表面はフィルタリングで判定する。
ちずじょうほうれべるとこうしかんかく
地図情報レベルと格子間隔(グリッドデータ)
グリッドデータの細かさを、地上での格子間隔で表したもの。地図情報レベル500で0.5m以内、1000で1m以内、2500で2m以内、5000で5m以内が標準です(準則第536条)。
勘違いしやすい:格子を細かくするほど、必要な点密度が増える。
こうくうれーざのこていきょく
航空レーザの固定局
レーザ測距装置の位置をキネマティック法で求めるための地上の固定局。計測対象地域の中で基線距離が50kmを超えないように選び、電子基準点を使うのが原則です(準則第539条)。
勘違いしやすい:設けたら固定局明細表をつくる。
けっそくりつ
欠測率
点群を格子で区切ったとき、点が1つもない格子(欠測)の割合。欠測率=欠測格子数÷格子数×100で求め、格子間隔1m以下なら15%以下、1mを超えるなら10%以下が標準です(準則第555条)。
勘違いしやすい:水部は欠測に含めない。
すいぶぽりごんでーた
水部ポリゴンデータ
海や川、池など地表が水で覆われている範囲を囲んだデータ。航空レーザ用の写真地図を使って作ります(準則第554条)。
勘違いしやすい:水部がない地域では、作成を省略できる。
ていみつどぽりごんでーた
低密度ポリゴンデータ
欠測やフィルタリングでグラウンドデータが少なくなり、内挿で地形を表しにくい範囲を囲んだデータ(準則第560条)。
勘違いしやすい:低密度の範囲の地形は、精度が低いものとして扱う。
こーすかんひょうこうちのてんけん
コース間標高値の点検(航空レーザ)
航空レーザで隣り合うコースの重なる部分の標高を比べる点検。点検箇所の数は、コース長(km)÷10+1(切り上げ)とします(準則第551条)。
勘違いしやすい:較差の平均値の絶対値が30cm以上なら、キャリブレーション値を測り直してデータを補正し直す。
ふぃるたりんぐのてんけん
フィルタリングの点検
地表面以外の点を除くフィルタリングが正しくできたかを、フィルタリング点検図で確かめること。全体の5%について行います(準則第563条)。
勘違いしやすい:良否の判断が難しいときは、断面で表示して確かめる。
航空レーザ測深4語
こうくうれーざそくしんしすてむ
航空レーザ測深システム(波形記録・屈折率補正)
水底・水面・陸上を計測できる航空レーザのシステム。反射波を波形のまま記録し、水中の屈折率を補正して解析する機能をもちます(準則第582条)。
勘違いしやすい:水が濁っていると水底まで光が届かず、測深できない。
そくしんてんかんかく
測深点間隔(β=α/θ)
レーザの照射間隔のうち、水底での間隔。グリッドデータをつくる場合は、格子間隔αを定数θ(1.1〜1.5)で割ったβ=α/θで求めるのが標準です(準則第574条)。
勘違いしやすい:陸上の計測点間隔は、堤防などの形を正確にとりたい人工物の大きさも考えて決める。
すいしつのちょうさ
水質の調査(航空レーザ測深)
測深に影響する川の水質を調べること。事前に資料・直前の天候・工事・支川からの流入を確かめ、現地で透明度・濁度・透視度・浮遊物質量(SS)などを調べます(準則第578条)。
勘違いしやすい:出水の直後は濁りで測深できないことが多い。
こうくうれーざそくしんのせいど
航空レーザ測深の精度
航空レーザ測深の精度は、陸部・水部の標高とも標準偏差0.3m以内が標準です(準則第576条)。
勘違いしやすい:水質の影響で水底が測深できない場合、水部の精度は適用しない。
定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。
