鋼とコンクリートの上部構造(道路橋示方書)の用語(図解)|工事苑 15語 | 残土バンク
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鋼とコンクリートの上部構造(道路橋示方書)の用語(図解)15語

令和7年版の道路橋示方書Ⅱ鋼部材編とⅢコンクリート部材編の言葉。相反応力と二次応力、トラス・アーチ・ラーメン・ケーブル構造、対傾構と荷重分配横桁、防せい防食での配慮、疲労と継手の疲労設計曲線、横方向鉄筋とせん断補強鉄筋、内部鋼材の腐食と塩害地域のかぶり、合成桁構造、コンクリート床版。

この分野の目次(15語を一覧で)

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鋼の上部構造10語

  • 死荷重 +活荷重 −

    そうはんおうりょく

    相反応力

    死荷重による応力と、活荷重(衝撃を含む)による応力の符号が異なるときの、その応力(道示Ⅱ鋼部材編1.2、Ⅲコンクリート部材編1.2)。

    勘違いしやすい:活荷重には、衝撃の影響を含めて考える。

  • 格点の付加応力解析の仮定と実際の違いで生じる

    にじおうりょく

    二次応力

    通常の構造解析で得られる主要な応力(一次)に対して、解析の仮定と実際の違いのために、実際には生じるが解析では直接考えていない付加的な応力(道示Ⅱ鋼部材編1.2)。

    勘違いしやすい:応力の計算値と実際の応力の関係が明らかでないときは、二次応力による疲労に対して細部構造に配慮する(同16.1)。

  • トラス

    とらすこうぞう

    トラス構造(二次応力への配慮)

    トラス部材の断面は、二次応力の影響を小さくし、トラス面外の座屈を防ぎ、格点で応力を円滑に伝えられるように構成するという決まり(道示Ⅱ鋼部材編7.2)。

    勘違いしやすい:溶接部は、左右だけでなく上下にもなるべく対称な位置にする。

  • 全体座屈に注意

    あーちこうぞう

    アーチ構造

    アーチ部材の配置・形状・断面は、アーチ面の内外への全体座屈が生じないように選び、部材軸線は原則として骨組線と一致させる構造(道示Ⅱ鋼部材編8.2)。

    勘違いしやすい:部材ごとの強さだけでなく、アーチ全体の座屈を照査する。

  • 剛結

    らーめんこうぞう

    ラーメン構造(鋼製)

    鋼製のラーメン構造は、垂直応力度とせん断応力度が作用する部材をその組合せに対して安全とし、全体座屈に対しても安全に設計するという決まり(道示Ⅱ鋼部材編9.2)。

    勘違いしやすい:支承部を設けないラーメン系橋の上下部接続部では、耐荷性能の評価で部材の塑性化を考えてはならない(道示Ⅴ7.4)。

  • けーぶるこうぞう

    ケーブル構造

    ケーブル部材からの力の影響を考えて、各部材とケーブル構造全体が所要の耐荷性能を満たすように設計する構造(道示Ⅱ鋼部材編10.2)。

    勘違いしやすい:解析では、ケーブルの剛性・変形と部材間の挙動の違いを適切に考えられるモデルを使う。

  • 6m以内・フランジ幅の30倍以内(断面方向に見た図)

    たいけいこう

    対傾構・荷重分配横桁

    鋼桁橋の主桁の間に設け、橋の立体的な機能を保つ部材。支点では各主桁間に対傾構か横桁を設け、I形・π形断面の桁では6m以内かつフランジ幅の30倍以内の間隔で中間対傾構か中間横桁を設けます(道示Ⅱ鋼部材編11.3)。

    勘違いしやすい:下路式の鋼桁橋では、床桁の取付部をニーブレース板などで補剛する。

  • 機能の確実性維持管理

    ぼうせいぼうしょくでのこうぞうはいりょ

    防せい防食での構造配慮

    鋼部材の防せい防食で、その機能が発揮されることの確実性と、維持管理の確実性・容易さに配慮した構造にするという決まり(道示Ⅱ鋼部材編15.2)。

    勘違いしやすい:防せい防食の方法を選ぶだけでなく、それが機能する構造にする。

  • 応力範囲繰返し数

    ひろうにたいするたいきゅうせいのう

    疲労に対する耐久性能

    鋼部材で、疲労強度が著しく低い継手や溶接の品質確保が難しい構造を避け、活荷重などによる応力変動の影響を考えて評価する耐久性能(道示Ⅱ鋼部材編16.1)。

    勘違いしやすい:計算上の応力と実際の応力の関係が分からないところは、二次応力による疲労に対して細部構造で配慮する。

  • ΔσN打切り

    つぎてのひろうせっけいきょくせん

    継手の疲労設計曲線(強度等級)

    継手の疲労強度を、強度等級に応じて、応力範囲と繰返し数の関係で表した曲線(道示Ⅱ鋼部材編16.3)。

    勘違いしやすい:強度等級は、継手の種類ごとに決まっている(同16.3.2)。

コンクリートの上部構造5語

  • 部材軸に直角な鉄筋

    よこほうこうてっきん

    横方向鉄筋・せん断補強鉄筋

    横方向鉄筋は、部材軸に対して直角方向に配置する鉄筋。せん断補強鉄筋は、せん断力によって部材断面に生じる引張応力に対して配置する鉄筋です(道示Ⅲコンクリート部材編1.2)。

    勘違いしやすい:パラペットの配力鉄筋は、鉛直方向鉄筋の外側に配置する(道示Ⅳ12.2)。

  • かぶり設計耐久期間100年なら引張応力度100N/㎟以下 など

    ないぶこうざいのふしょく

    内部鋼材の腐食に対する耐久性能

    コンクリート部材で、設計耐久期間内の経年の影響として内部の鋼材の腐食を考えて評価する耐久性能(道示Ⅲコンクリート部材編14.2)。

    勘違いしやすい:確保の方法を選ぶときは、架橋地点の環境、橋の部位、規模、部材の形状と、補修・更新などの維持管理を考える。

  • 塩分最小かぶり

    えんがいをうけるちいきのかぶり

    塩害を受ける地域のかぶり

    塩害を受ける地域では、コンクリート部材のかぶりの最小値を、地域と対策区分に応じて定めた値以上にするという決まり(道示Ⅲコンクリート部材編14.2.3)。

    勘違いしやすい:対策区分Sと、鉄筋コンクリート部材の対策区分Ⅰでは、塗装鉄筋やコンクリート塗装などかぶり以外の方法も併用しなければならない。

  • 床版プレキャスト主桁

    ごうせいげたこうぞう

    合成桁構造(コンクリート)

    プレキャストのコンクリート主桁と床版が一体となって作用に抵抗する桁構造(道示Ⅲコンクリート部材編10.4)。

    勘違いしやすい:施工段階ごとに構造系が変わるので、各段階の応力度と合成した応力度に対して安全を確かめる。

  • 輪荷重有害な変形を生じさせない

    こんくりーとしょうばんのせっけいのきほん

    コンクリート床版の設計の基本

    コンクリート桁で支える鉄筋コンクリート床版やプレストレストコンクリート床版は、直接支える活荷重などに対して耐荷性能を満たし、疲労耐久性を損なう有害な変形を生じさせないようにするという決まり(道示Ⅲコンクリート部材編11.2)。

    勘違いしやすい:床版に立体的構造保持機能を担わせるときは、共通編の関連規定も満たす。

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