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撤去・解体とリサイクルの用語集(図解)16語
構造物を壊して片付ける工事の言葉。取り壊しと現場発生品、建設リサイクル法の分別解体と再資源化、石綿や鉛の事前調査まで。残土の書類は「土工・残土」のページにあります。
印刷・社内配布は自由です。出典に「残土バンク https://www.zandobank.com/words/c/tekkyo」とお書きください。
取り壊す5語
こうぞうぶつとりこわし・はつり
構造物取壊し・はつり
不要になったコンクリート構造物を壊して取り除くこと。一部分だけを削り取ることを「はつり」と言います。
勘違いしやすい:残す部分の鉄筋を切らない。切る位置を事前にマーキングしておく。
ほそうばんとりこわし
舗装版取壊し
道路などのアスファルトやコンクリートの舗装を壊して取り除くこと。残す舗装との境は、カッターで切ってから壊すのが一般的です。
勘違いしやすい:切断しないで壊すと、残す側の舗装までひびが入る。
こんくりーとひょうめんしょり
コンクリート表面処理
補修や塗装の前に、傷んだコンクリートの表面を削ったり、水や研削材で洗い落としたりして整えること。
勘違いしやすい:高圧水で削るときの濁水をそのまま流さない。
分ける・再資源化9語
とくていけんせつしざい
特定建設資材(4品目)
建設リサイクル法で、廃棄物になったときに再資源化が特に必要とされる建設資材。コンクリート、コンクリートと鉄からなる建設資材、木材、アスファルト・コンクリートの4品目です(同法施行令第1条)。
勘違いしやすい:4品目以外(プラスチック、石膏ボードなど)も、分別して適正に処理する。
ぶんべつかいたいとう
分別解体等
解体工事では、建物や工作物に使われた資材の廃棄物を種類ごとに分けながら計画的に壊すこと。新築などの工事では、出てくる廃材を種類ごとに分けながら施工すること(建設リサイクル法第2条)。
勘違いしやすい:石綿などの有害物は、分別解体の前に取り除く。
さいしげんか・しゅくげん
再資源化・縮減
再資源化は、分別解体で出た廃棄物を、資材や原材料として使える状態にしたり、燃やして熱を得られる状態にしたりすること。縮減は、焼却・脱水・圧縮などで大きさを減らすことです(建設リサイクル法第2条)。
勘違いしやすい:再資源化施設までの距離によっては、縮減で足りる場合もある(法令の条件による)。
たいしょうけんせつこうじ
対象建設工事(建設リサイクル法の規模)
建設リサイクル法で分別解体と再資源化が義務になる規模の工事。建築物の解体は床面積80㎡以上、新築・増築は500㎡以上、それ以外の新築工事等は請負代金1億円以上、土木工事など建築物以外は請負代金500万円以上です(同法施行令第2条)。
勘違いしやすい:契約を分けても、同じ者が請け負うものは一つの契約とみなされる。
じぜんとどけで
事前届出(着手7日前)
対象建設工事の発注者などが、工事に着手する日の7日前までに、分別解体等の計画などを都道府県知事に届け出ること(建設リサイクル法第10条)。
勘違いしやすい:届出の内容は、元請から発注者への説明(書面)にもとづいてつくられる。
こんくりーとかい
コンクリート塊(コンクリート殻)
コンクリート構造物を壊したときに出るコンクリートのかたまり。現場では「殻(がら)」と呼ぶことが多い。
勘違いしやすい:土砂や木くずが混ざると、再資源化施設で受け入れてもらえないことがある。
あすふぁるとこんくりーとかい
アスファルト・コンクリート塊(アス殻)
舗装を壊したり削ったりしたときに出るアスファルト混合物のかたまり。
勘違いしやすい:切削材(細かい粒)と、取壊しの塊では、受入れの条件が違うことがある。
有害物を確かめる2語
いしわたのじぜんちょうさ
石綿(アスベスト)の事前調査
建物や工作物を解体・改修するときに、石綿が使われていないかを事前に調べること。
勘違いしやすい:古い構造物の塗材・シール材・保温材などに含まれていることがある。見た目では判断しない。
なまりなどをふくむとまくのじょきょ
鉛などを含む塗膜の除去
古い鋼橋などの塗膜に含まれる鉛やクロムなどの有害物から、塗膜をはがす作業の作業員の健康を守るための対策。
勘違いしやすい:乾いたまま削ると粉じんを吸い込み、鉛中毒になるおそれがある。
定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。
