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地形分類と国土地理院の地図データの用語集(図解)20語
土地の成り立ちを読む。土地条件図・治水地形分類図と地形分類、扇状地・自然堤防・後背低地・旧河道などの自然の地形、切土地・盛土地・干拓地などの人工地形と災害リスク、数値地図(国土基本情報)・電子国土基本図・メッシュ標高。
印刷・社内配布は自由です。出典に「残土バンク https://www.zandobank.com/words/c/chikei-bunrui」とお書きください。
地形分類図4語
ちけいぶんるい
地形分類
地形を形・成り立ち・性質などから分けたもの。山地か台地か低地か、同じ低地でも高く乾いた土地か低く湿った土地か、人が地形をどう変えたかなどを区分します。
勘違いしやすい:地形分類は土地の成り立ちを表すもので、地盤の強さを直接測ったものではない。
とちじょうけんず
土地条件図
防災対策や土地利用の計画の基礎資料にするため、昭和30年代からの土地条件調査をもとに、主に地形分類(山地・台地・段丘・低地・水部・人工地形など)を示した図。
勘違いしやすい:整備した時期が古い地区では、その後の造成などが反映されていないことがある。
ちすいちけいぶんるいず
治水地形分類図
治水対策のため、国・都道府県が管理する河川の流域の主に平野部について、扇状地・自然堤防・旧河道・後背湿地などの詳しい地形分類と堤防などを示した図。109の一級水系を対象に、1/25,000地形図の範囲ごとに整備されています。
勘違いしやすい:2013〜2017年度に整備した図の基準点の情報は2013年5月29日時点のもの。
ちけいぶんるいとさいがいりすく
地形分類と災害リスク
地形と自然災害の関係。液状化は盛土地・埋立地・旧河道・砂丘の縁など、洪水氾濫・内水氾濫は旧河道・後背低地・干拓地・海岸平野・谷底平野などで起きやすいとされます。
勘違いしやすい:地形分類は目安。個別の地点の危険度は、地盤調査やハザードマップとあわせて確かめる。
自然の地形9語
さんろくたいせきちけい
山麓堆積地形
斜面の下や谷底、谷の出口にある、土石流や落石などでできた岩屑の緩やかな斜面。崖錐・麓屑面・土石流堆・沖積錐などを指します。
勘違いしやすい:見た目は緩やかでも、土石流が繰り返しできた土地であることが多い。
じすべりちけい
地すべり地形(滑落崖・移動体)
山体の一部が土塊として下へ動いてできた地形。頭部にできた崖が滑落崖、移動した土塊が届いた範囲が移動体です。
勘違いしやすい:動きの速さは問わない。いま動いていなくても、過去に動いた跡である。
だいち
台地(段丘面)
台地の平坦な面。約258万〜1万年前の更新世にできた更新世段丘面と、約1万年前から今の完新世にできた完新世段丘面などに分けます。
勘違いしやすい:台地の上にも、周りより低い谷状の凹地・浅い谷がある。
かせんぞいのびこうち
河川沿いの微高地(自然堤防)
今と昔の川沿いに、洪水が運んだ土砂でできた周りより少し高い土地。自然堤防・クレバススプレー・ポイントバーなどを指します。
勘違いしやすい:周りより高いが、大きな洪水では浸水することがある。
こうはいていち
後背低地
川の堆積作用があまり及ばず、主に粘土や泥炭からなる、沼や湿地がもとの低い湿った土地。自然堤防の背後に広がります。
勘違いしやすい:軟らかい粘土や泥炭が厚いと、盛土や構造物が沈下しやすい。
きゅうかどう
旧河道
谷底平野・氾濫平野・海岸平野・三角州・扇状地の上にある、周りより低い帯状のくぼ地で、昔の川の流れの跡。
勘違いしやすい:埋められて見た目では分からないことが多い。地形分類図や古い地図で確かめる。
こくていへいや・はんらんへいや
谷底平野・氾濫平野・海岸平野・三角州
谷底平野・氾濫平野は川の堆積でできた平らな土地、海岸平野・三角州は昔の浅い海が陸になった土地や河口の主にシルト・粘土からなる平らな土地です。
勘違いしやすい:平らで開発しやすいが、地盤が軟らかいことが多い。
人工の地形とデータ7語
もりどち・うめたてち
盛土地・埋立地
山地・台地・低地や水部に土を盛ってつくった平らな土地か斜面。
勘違いしやすい:谷を埋めた盛土は、地震や大雨で崩れることがある。残土の受入地の地形を確かめるときにも使える。
かんたくち・きゅうすいぶ
干拓地・旧水部
干拓地は水部を干して陸にした土地、旧水部は湖沼・海・貯水池などを盛土・埋立・干拓で人工的に陸にしたもの。
勘違いしやすい:海面より低い土地もある。排水が止まると浸水が長引く。
すうちちず(こくどきほんじょうほう)
数値地図(国土基本情報)
国土地理院の基盤地図情報・数値地図シリーズ・数値標高データ(5m・10m・50mメッシュ)を統合し、地図表現に必要な項目と属性を加えた総合的な地理空間情報。
勘違いしやすい:付属資料は旧来の2万5千分1地形図の情報に基づき、確認・更新されていないものもある。
でんしこくどきほんず
電子国土基本図
国土の全域を覆うデジタル形式の地図情報。基盤地図情報と、それに整合した真位置・高精度の地理空間情報を含みます。
勘違いしやすい:道路の開通などはすぐに反映されるが、一部に最近の変化が反映されていない所もある。
めっしゅひょうこう
メッシュ標高(5m・10m・50m)
土地を格子に区切り、格子ごとの標高を並べたデータ。国土地理院は5mメッシュ・10mメッシュ・50mメッシュの標高を提供しています。
勘違いしやすい:メッシュより細かい起伏(法面の小段など)は表れない。造成計画には現地の測量を使う。
じーえむえるけいしき・しぇーぷふぁいる
GML形式・シェープファイル
地理空間データのファイル形式。数値地図(国土基本情報)は、JPGISに準拠して符号化したGML形式か、シェープファイル形式を選んで入手できます。
勘違いしやすい:形式によって属性の持ち方が違うので、データ項目一覧表と製品仕様書で確かめる。
定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。
