境界・登記・地籍の用語集(図解)|15語 | 残土バンク
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境界・登記・地籍の用語集(図解)15語

土地の境界と、その記録。筆界と所有権界の違い、登記所の地図、地籍調査、筆界特定まで。用地測量の一歩先です。

印刷・社内配布は自由です。出典に「残土バンク https://www.zandobank.com/words/c/kyokai」とお書きください。

境界5語

  • AB筆界(登記で決まった線)合意しても動かせない

    ひっかい

    筆界

    一筆の土地が登記されたときに、その境として決められた点と、それを結ぶ線。登記上の境界です(不動産登記法第123条)。

    勘違いしやすい:筆界は、隣どうしの話し合いでは動かせない。売買や交換でも自動的には動かない。動かせるのは所有権界のほう。

  • AB筆界所有権界ずれていたら分筆・登記で合わせる

    しょゆうけんかい

    所有権界

    隣り合う土地の所有者どうしが合意した、所有する範囲の境。私法上の境界とも言います。

    勘違いしやすい:所有権界と筆界は一致していることが多いが、同じものではない。どちらの境界の話をしているのかを確かめる。

  • 所有者が申請筆界特定登記官筆界調査委員の意見現地の筆界の位置を特定

    ひっかいとくていせいど

    筆界特定制度

    土地の所有者などの申請により、法務局の筆界特定登記官が、外部の専門家(筆界調査委員)の意見をふまえて、筆界の現地の位置を特定する制度。

    勘違いしやすい:新しい境界をつくる制度ではなく、もともとの筆界の位置を明らかにするもの。土地の明渡しなど、所有権の争いは直接は解決しない。

  • コンクリート杭金属標プラ杭十字や矢印の先が境界点

    きょうかいひょう

    境界標(境界杭)

    土地の境界点に設置する目印。コンクリート杭・石杭・金属標・プラスチック杭などがあります。

    勘違いしやすい:工事で境界標を抜いたり動かしたりすると、大きなトラブルになる。支障があるときは、所有者・発注者と相談し、座標で控えてから扱う。

  • 民地道路(官地)道路管理者と立会いで確認

    かんみんきょうかい

    官民境界(道路境界)

    道路・水路などの公共の土地(官地)と、民間の土地(民地)との境界。道路の場合は道路管理者と境界を確認します。

    勘違いしやすい:舗装の端やブロック塀が、官民境界とは限らない。境界確定の図面や杭で確かめる。

登記と地図5語

  • 1番分筆1番11番2逆にまとめるのが合筆

    ぶんぴつ

    分筆・合筆

    分筆は一筆の土地を登記の上で二筆以上に分けること、合筆は二筆以上の土地を一筆にまとめること。

    勘違いしやすい:現地で塀を立てただけでは分筆にならない。登記をしないと、筆界はもとのまま。

  • 登記簿地積 300.00㎡実測 ?㎡古い登記は実測と違うことがある

    ちせき

    地積

    登記簿に記録された土地の面積。平方メートルで表し、実際に測った面積(実測面積)とは違うことがあります。

    勘違いしやすい:古い登記の地積は、実測面積と大きく違うことがある(縄伸び・縄縮み)。売買・補償は実測面積で行うことが多い。

  • 14条地図正確公図目安公図は形・並びの目安

    とうきしょのちず

    登記所の地図(14条地図)・地図に準ずる図面

    登記所に備える、各土地の区画と地番を明らかにした地図(不動産登記法第14条第1項)。それができるまでの間、代わりに備えるのが「地図に準ずる図面」(いわゆる公図)です。

    勘違いしやすい:公図(地図に準ずる図面)は、明治の地租改正のころの図面がもとのものも多く、形や位置がおおよそのことがある。

  • 地積測量図15.20m地積 ○○㎡境界点・座標・求積

    ちせきそくりょうず

    地積測量図

    分筆や地積の更正の登記のときに出す、土地の形・境界点・辺の長さ・面積などを示した図面。登記所に保管され、誰でも写しを取れます。

    勘違いしやすい:古い地積測量図は、近くの基準点と結びついていない(座標がない)ことがある。復元には現地の杭や構造物との関係を使う。

  • 調査・測量表示登記申請分筆・地積更正・建物の登記

    とちかおくちょうさし

    土地家屋調査士

    不動産の表示に関する登記(土地の分筆、建物の新築の登記など)のための調査・測量と、その申請手続きの代理を仕事とする国家資格者。

    勘違いしやすい:測量士とは別の資格。登記のための測量・申請は土地家屋調査士の業務になる。

地籍調査5語

  • 一筆地調査測量(境界・面積)地籍図地籍簿主に市町村が行う

    ちせきちょうさ

    地籍調査

    一筆ごとの土地について、所有者・地番・地目を調べ、境界と面積を測量して、地図(地籍図)と簿冊(地籍簿)にまとめる調査(国土調査法第2条)。主に市町村が行います。

    勘違いしやすい:地籍調査は境界を「調べて記録する」もので、所有権を変えるものではない。

  • 隣どうしの所有者が立ち会い境界・地番・地目・所有者

    いっぴつちちょうさ

    一筆地調査

    地籍調査の中で、土地の所有者などに立ち会ってもらい、一筆ごとに境界を確認し、所有者・地番・地目を調べる作業。

    勘違いしやすい:立会いに来られない所有者がいると、境界が確認できずに「筆界未定」になることがある。

  • 101102103104105106座標で再現できる境界

    ちせきず

    地籍図・地籍簿

    地籍調査の成果。地籍図は一筆ごとの境界と地番を示した地図、地籍簿は所有者・地番・地目・面積をまとめた簿冊です。

    勘違いしやすい:地籍図があっても、その後の分筆などで形が変わっていることがある。最新の登記所の情報と合わせて見る。

  • 国土調査基本調査土地分類調査水調査地籍調査国土調査法 第2条

    こくどちょうさ

    国土調査(国土調査法)

    国土の開発・保全・利用の高度化と、地籍を明らかにするために、国土の実態を科学的に調べる調査。基本調査・土地分類調査・水調査・地籍調査があります。

    勘違いしやすい:「国土調査」は地籍調査だけの名前ではない。土地分類や水の調査も含む言葉。

  • 約5割未了全国の進捗率(面積)都市部と山村部はもっと低い

    ちせきちょうさのしんちょくりつ

    地籍調査の進捗率

    地籍調査が必要な地域のうち、調査が終わった面積の割合。国土交通省が毎年公表しています。

    勘違いしやすい:全国の数字は高く見えても、都市部は低いなど地域差が大きい。工事の地域の数字を確かめる。

定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。