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工程・品質・原価の管理手法の用語集(図解)21語
施工管理の試験にも出る管理の道具。ネットワーク式工程表とクリティカルパス、各種の工程表、管理図、締固めの品質規定方式と工法規定方式、原価管理と実行予算、施工計画とICT。
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工程管理9語
ねっとわーくしきこうていひょう
ネットワーク式工程表
作業を矢線、作業のつなぎ目を丸印(イベント)で結び、作業の順序と日数を網の目のように表した工程表。各作業の進み具合と、ほかの作業や全体の工期への影響をはっきりとらえられます。
勘違いしやすい:作業どうしの前後関係を正しく描かないと、クリティカルパスや工期を読み違える。
くりてぃかるぱす
クリティカルパス
ネットワーク式工程表で、開始から完了までをつなぐ経路のうち、日数の合計がいちばん長い経路。この経路の日数が工期になります。
勘違いしやすい:クリティカルパスでない作業でも、余裕を超えて遅れるとクリティカルパスが変わる。
さいそうかいしじこく
最早開始時刻
ネットワーク式工程表で、ある作業をいちばん早く始められる時刻。その作業の前にある経路のうち、日数がいちばん長いものの合計で決まります。
勘違いしやすい:合流点で小さいほうの日数をとると、工期を短く見誤る。
だみー
ダミー(ネットワーク)
ネットワーク式工程表で、作業の前後関係だけを示す点線の矢線。作業の日数はもちません。
勘違いしやすい:ダミーでつながった経路もクリティカルパスの計算に入る。見落とすと工期を誤る。
ぐらふしきこうていひょう
グラフ式工程表
横軸に工期、縦軸に各作業の出来高比率(%)をとり、作業ごとの進みを線で表す工程表。
勘違いしやすい:全体の工期にどの作業が影響するかを見るには、ネットワーク式工程表を使う。
できだかるいけいきょくせん
出来高累計曲線
工事全体の出来高の累計を、横軸の時間に沿って曲線で表した図。工程管理の手法の一つです。
勘違いしやすい:全体の出来高しか分からないので、どの作業が遅れているかは別の工程表で確かめる。
しんどかんり
進度管理
工程管理のうち、工事の進み具合について計画と実施を比べ、進捗を報告すること。
勘違いしやすい:工程管理は早く完成させることを最優先にするものではない。品質・原価・安全とのバランスをとる。
品質管理6語
かんりず
管理図
品質の測定値を時間の順に点で打ち、中心線(CL)と上方・下方の管理限界線(UCL・LCL)と比べて、工程が安定しているかを見る図。
勘違いしやすい:点がすべて管理限界線の中にあっても、中心線の片側だけに並ぶ、限界線にたびたび近づく、中心線の近くに集まりすぎるといった並び方は、工程の異常を疑う。
かんりげんかいせん
管理限界線(UCL・LCL)
管理図に引く、上方管理限界線(UCL)と下方管理限界線(LCL)。点がこの外に出れば、工程に異常があると考えます。
勘違いしやすい:管理限界線は、設計で決まる規格値とは別のもの。
ひんしつきていほうしき
品質規定方式(締固め)
締め固めた土の密度や含水比を点で測り、締固め度などの品質で盛土を管理する方法。砂置換法やRI計法で現場密度を直接測ります。
勘違いしやすい:砂置換法は粒径53mmまで、RI計法は100mmまでが適用の限度で、岩塊盛土には使えない。
こうほうきていほうしき
工法規定方式(締固め)
事前の試験施工で決めた施工仕様(まき出し厚・締固め層厚・締固め回数)どおりに施工したことを管理して、盛土の品質を確保する方法。
勘違いしやすい:試験施工と同じ盛土材料・含水比で施工することが前提。
しめかためかいすうかんり
締固め回数管理(TS・GNSS)
TSやGNSSで締固め機械の走行を記録し、盛土の全面について締固め回数を管理する方法。オペレータは車載パソコンのモニタで回数分布図を見ながら締め固めます。
勘違いしやすい:現場密度試験は原則として省略できる。ただし所定の材料や回数で施工できたと確認できない場合は試験をする。
しけんせこう
試験施工(盛土)
本施工の前に盛土を試しに施工して、規定の締固め度が得られるまき出し厚と締固め回数を決めること。
勘違いしやすい:本施工で盛土材料が変わったら、試験施工の結果はそのままでは使えない。
原価管理と施工計画6語
げんかかんり
原価管理
工事の原価を常に把握し、実行予算と実際にかかった原価を比べて評価し、手を打つこと。
勘違いしやすい:天災などの不可抗力による損害も、設計図書と現場の不一致や物価・労賃の変動とともに考慮する。
せこうけいかくのじぜんちょうさ
施工計画の事前調査
施工計画を立てる前に、契約条件と現場条件を調べること。契約書類を正しく理解し、工事数量や仕様、関連工事などを確かめます。
勘違いしやすい:資機材の輸送では、道路の状況や交通規制を調べ、不明な点は所轄の警察署や運輸支局に相談しておく。
かせつこうじけいかく
仮設工事計画
工事のための仮設物をどうつくるかの計画。取扱いが容易でユニット化を心がけ、作業員不足を考えて省力化を図ります。
勘違いしやすい:安全対策上重要な仮設物は、発注者が設計図書に条件を示して指定仮設にすることがある。
ましんがいだんす
マシンガイダンス(MG)
建設機械の位置と設計データとの差をモニタなどに表示して、オペレータに案内するシステム。バックホウなどに導入されています。
勘違いしやすい:機械を自動で動かすわけではない。操作はオペレータが行う。
じょうほうかせこう
情報化施工
ICTを使って施工中のデータを取り、施工と管理に生かすこと。出来形管理では、ICTを活用した計測機器で計測から結果のとりまとめまでができます。
勘違いしやすい:TS・GNSSの締固め管理は、試験施工と同じ盛土材料・含水比で施工することが前提になる。
定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。
