既成図数値化・修正測量・写真地図・地図編集の用語(図解)|工事苑 23語 | 残土バンク
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既成図数値化・修正測量・写真地図・地図編集の用語(図解)23語

既にある地図を数値にし、新しくし、写真地図や編集図をつくる作業を準則の数字で。計測用基図とアフィン変換、接合と論理的矛盾、修正測量の精度と方法、写真地図とDSM、基図データと編集資料、基盤地図情報の位置整合。

この分野の目次(23語を一覧で)

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既成図数値化8語

  • 既成図ベクタ(0.01m位)

    きせいずすうちか

    既成図数値化

    すでにある地形図など(既成図)を数値化して、数値地形図データをつくる作業。成果の形式はベクタデータが標準です(準則第253条・第254条)。

    勘違いしやすい:既成図の縮尺・原図の良否・精度を考えて作業計画を立てる。もとの図の精度より良くはならない。

  • 図郭線 0.5mm対角線 0.7mmポリエステルフィルム

    けいそくようきず

    計測用基図

    既成図の原図か、それを複製した原図から作る、計測に使う図。伸び縮みの少ないポリエステルフィルムなどを使います(準則第258条・第259条)。

    勘違いしやすい:必要に応じて資料の収集や現地調査をして、内容を補う。

  • 四隅×2回較差 0.3mmを超えたら再計測

    ずかくよんすみのけいそく

    図郭四隅の計測(デジタイザ)

    デジタイザで計測するとき、各項目の開始時と終了時に図郭の四隅をそれぞれ2回ずつ測ること。較差が0.3mmを超えたら測り直します(準則第262条)。

    勘違いしやすい:スキャナ計測では、図郭四隅の誤差の許容範囲は2画素。

  • 機械座標平面直角座標

    あふぃんへんかん

    アフィン変換

    平行移動・回転・拡大縮小・ゆがみ(斜交)を含めて、ある座標を別の座標に変える計算。計測機器の機械座標を平面直角座標に変えるのに使うのが標準です(準則第262条)。

    勘違いしやすい:内部標定では、アフィン変換かヘルマート変換を使う(第215条)。

  • 最近隣内挿法共1次内挿法3次たたみ込み

    ないそうほう

    内挿法(画像の再配列)

    スキャナで読んだ画像を並べ直すとき、新しい画素の値を周りの画素から求める方法。最近隣内挿法、共1次内挿法、3次たたみ込み内挿法などを使います(準則第263条)。

    勘違いしやすい:図葉ごとに、縦・横とも決められた画素数になるよう補正する。

  • 図郭線上で座標を一致

    せつごう

    接合(図郭間)

    隣り合う図郭の間で、データの食い違い(不合)をなくし、図郭線上で座標を一致させる処理(準則第265条・第343条)。

    勘違いしやすい:接合部は、点検用出力図や画面で隣の図葉と並べて目で確かめる。

  • 途切れCHECK点検プログラムで論理的に

    ろんりてきむじゅんのてんけん

    論理的矛盾の点検

    編集したデータの中の、つながるはずの線が離れている、属性が合わないなどの矛盾を、点検プログラムなどで調べること(準則第266条)。

    勘違いしやすい:見た目が正しくても、データの構造に矛盾があることがある。

  • 図葉番号図名・図郭線属性

    てんけんようしゅつりょくず

    点検用出力図

    数値化したデータを点検するために出力する図。計測用基図の画像と重ね合わせて、図葉番号・図名・図郭線・図形・属性などが分かるように作ります(準則第266条)。

    勘違いしやすい:画面上での点検に代えてもよい。ラスタデータを背景にすると取りこぼしを見つけやすい。

修正測量5語

  • レベル水平位置標高点等高線5000.35m0.33m0.5m10001.00m0.5m0.5m25002.50m1.0m1.0m50005.00m2.5m2.5m

    しゅうせいそくりょうのせいど

    修正測量の精度

    既成の数値地形図データを新しくする修正測量で求める精度。地図情報レベル500は水平位置0.35m・標高点0.33m・等高線0.5m以内(標準偏差)が標準です(準則第271条)。

    勘違いしやすい:修正箇所の周りも必要に応じて取得し、周辺の地物との整合を確かめる。

  • TS・GNSSUAV写真空中写真レーザ既成図他の既成データ組み合わせてよい

    しゅうせいのほうほう

    修正の方法(TS・GNSS・写真・レーザ・既成図)

    修正測量の方法。TS等、キネマティック法、RTK法、ネットワーク型RTK法、UAV写真測量、空中写真測量、地上レーザ、UAVレーザ、車載写真レーザ、既成図、他の既成データの11の方法があります(準則第272条)。

    勘違いしやすい:既成図や他の既成データを使うときは、縮尺や精度などの要件を満たすものに限る。

  • 旧データと写真を比べて変化を拾う

    よさつ

    予察

    修正測量などで、現地に行く前に資料や写真で変化した箇所(経年変化)や調査すべき事項を調べておくこと。

    勘違いしやすい:予察で見落とした変化は、現地調査で拾う。

  • 相当縮尺以上公共測量と同等以上平面直角座標系写真地図も使える

    しゅうせいにつかうきせいずのようけん

    修正に使う既成図の要件

    修正に使える既成図の条件。もとのデータの地図情報レベルに相当する縮尺以上で作られ、基本測量・公共測量の成果かそれと同等以上の精度で、原則として平面直角座標系であることです(準則第296条)。

    勘違いしやすい:他の測量で作った数値地形図データを使うときも、同じ要件を準用し、分類コードを必要に応じて変換する。

  • 相互標定対地標定点検は6点以上の地物で

    たいちひょうてい・そうごひょうてい

    対地標定・相互標定(修正)

    空中写真で修正するとき、相互標定はパスポイント付近で行い、対地標定は旧データの座標値かGNSS/IMUの外部標定要素などを使って行います(準則第288条)。

    勘違いしやすい:許容範囲を超えたら、旧データの座標値を使って同時調整をやり直す。

写真地図5語

  • レベル水平位置画素DTM間隔5000.5m0.1m5m10001.0m0.2m10m25002.5m0.4m25m50005.0m0.8m50m写真は着手前1年以内

    しゃしんちずのせいど

    写真地図の精度

    写真地図(正射投影画像)に求める精度。地図情報レベル500では、水平位置0.5m以内、地上画素寸法0.1m以内、数値地形モデルのグリッド間隔5m以内が標準です(準則第311条)。

    勘違いしやすい:使う数値写真は、作業着手前1年以内に撮影されたものが原則(第315条)。

  • ブレークライン尾根・谷・人工斜面の縁など

    ひょうこうのしゅとくほうほう

    標高の取得方法(ブレークライン法・自動標高抽出など)

    数値地形モデルの標高を取る方法。ブレークライン法、等高線法、標高点計測法、自動標高抽出技術や、それらの併用を使います(準則第317条)。

    勘違いしやすい:自動標高抽出のグリッド間隔は、画像相関の間隔が精度を満たすようにする。

  • DSM(表面)DTMは地表面

    すうちひょうそうもでる

    数値表層モデル(DSM)

    建物や樹木の上面など、地表を覆うものの表面の高さを表したモデル。地表面の高さを表す数値地形モデル(DTM)とは区別します(準則第317条)。

    勘違いしやすい:その場合はDTMと分けて、DSMとして格納する。

  • −9999海・大きな湖陸

    すいめんのひょうこうのあつかい

    水面の標高の扱い(数値地形モデル)

    数値地形モデルで水面をどう扱うかの決まり。川や小さな湖沼は地表面として周りの陸域から内挿し、大規模な湖沼や海の水面には-9999mなど実在しない値を与えます(準則第317条・第318条)。

    勘違いしやすい:-9999などの値を、本当の標高として計算に使わない。

  • つなぎ目で道路がずれないように

    もざいく

    モザイク

    隣り合う正射投影画像をデジタル処理でつなぎ合わせて、1枚のモザイク画像をつくる作業(準則第324条)。

    勘違いしやすい:道路などの線状の物は、つなぎ目で食い違わないようにする。

地図編集と基盤地図情報5語

  • 基図データ編集原図

    きずでーた

    基図データ

    地図編集で、つくる地図の骨格になる表現事項を含む既成の数値地形図データ。内容が新しく必要な精度をもち、つくる地図と同じかより小さい地図情報レベルのものを使います(準則第333条)。

    勘違いしやすい:基図データより大きい地図情報レベル(より粗い)のデータから細かい地図はつくれない。

  • 基準点成果地図・写真地図数値写真数値図化データ新しく、精度と信頼性のあるもの

    へんしゅうしりょう

    編集資料

    地図編集で参考にする資料。基準点測量成果、地図(数値地形図データや写真地図を含む)、数値写真、数値図化データなどです(準則第335条)。

    勘違いしやすい:基図データと同じく、内容が新しく必要な精度と信頼性をもつものに限る。

  • ○○町取捨選択・総描・注記

    へんしゅうげんずでーた

    編集原図データ

    地図編集でできる新しい数値地形図データ。図形編集装置で、取捨選択や総合描示(総描)などの編集をしてつくります(準則第332条・第342条)。

    勘違いしやすい:地図編集は、原則として編集原図データの地図情報レベルで行う。

  • 基本測量成果公共測量成果工事竣工図など現地と合うか確かめて使う

    きそんのそくりょうせいかとう

    既存の測量成果等(地図に準ずる資料)

    基盤地図情報をつくるときに使う、基本測量・公共測量の成果と、工事竣工図などの地図に準ずる資料(準則第349条)。

    勘違いしやすい:工事竣工図などを使うときは、施工の状況に基づいて現地と合っているかを確かめる。

  • 建物と道路の位置関係包含・一致・重なり・接合・離接(位相の調整)

    いちせいごうせいとうのこうじょう

    位置整合性等の向上(接合・相対位置の調整)

    既存の成果から基盤地図情報をつくるとき、図葉間の接合と、項目どうしの相対的な位置関係の調整を行うこと(準則第354条・第355条)。

    勘違いしやすい:隣の区域の基盤地図情報との調整は、隣接する計画機関と協議して方法と時期を決める。

定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。