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舗装の構造の技術基準の用語(図解)14語
舗装の構造に関する技術基準の言葉。現行の平成13年版の疲労破壊輪数・塑性変形輪数・浸透水量・舗装計画交通量と、令和9年4月以降に着手する設計に適用する版の舗装の性能、舗装を支える基盤、荷重分散・耐水・防水・走行安定・排水の性能、性能指標、たわみ量、ひび割れ度、性能回復推奨状態、性能保持想定期間、ライフサイクルコストによる構造の決定。
この分野の目次(14語を一覧で)
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現行の基準(平成13年)4語
ひろうはかいりんすう
疲労破壊輪数
舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加えたとき、舗装にひび割れが生じるまでの回数。舗装構成(層の数・各層の厚さと材質)が同じ区間ごとに定めます(舗装の構造に関する技術基準 平成13年 1-3)。
勘違いしやすい:令和9年4月1日以降に着手する設計に適用する新しい基準では、性能と性能指標の考え方に改められている。
そせいへんけいりんすう
塑性変形輪数
表層の温度を60度とし、舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加えたとき、路面が下へ1mm変位するまでの回数。表層の厚さと材質が同じ区間ごとに定めます(舗装の構造に関する技術基準 平成13年 1-3)。
勘違いしやすい:疲労破壊輪数はひび割れまで、塑性変形輪数は1mmの沈下までの回数。
しんとうすいりょう
浸透水量
直径15cmの円形の舗装路面の下に、15秒間に浸透する水の量(舗装の構造に関する技術基準 平成13年 1-3、令和9年版 1-3)。
勘違いしやすい:令和9年版では、性能回復推奨状態の基準を15秒当たり200mL以上としている。
ほそうけいかくこうつうりょう
舗装計画交通量
道路の計画交通量と、2車線以上の道路では各車線の大型の自動車の交通の分布を考えて定める、大型の自動車の1車線当たりの日交通量(舗装の構造に関する技術基準 平成13年 1-3、令和9年版 1-3)。
勘違いしやすい:全車種の交通量ではなく、大型の自動車の交通量。
令和9年以降の基準10語
ほそうのせいのう
舗装の性能(令和9年版)
舗装が道路の一部として、供用中に道路管理者が定める機能を発揮するために定める性能。輪荷重を安定して支える観点(荷重分散・耐水・防水)と、車両が安定して走行できる観点(縦断・横断方向の走行安定、路面の排水)などから定めます(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3・2章)。
勘違いしやすい:各性能に、性能指標と性能回復推奨状態を定める。
ほそうをささえるきばん
舗装を支える基盤
原地盤・盛土・道路橋床版など、舗装の下の基盤(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3)。
勘違いしやすい:舗装は、基盤と一体となって輪荷重を支える前提で設計する(令和9年版1-2)。
かじゅうぶんさんせいのう
荷重分散性能・耐水性能・防水性能
荷重分散性能は輪荷重を十分に分散して基盤に伝える性能、耐水性能は舗装内部に水が過度に入らないか入っても強度が著しく下がらない性能、防水性能は水が基盤へ過度に入るのを防ぐ性能(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3)。
勘違いしやすい:性能指標には、たわみ量・ひび割れ率・ひび割れ度などを定める。
そうこうあんていせいのう
走行安定性能・路面の排水性能
縦断方向移動時の走行安定性能は車道に沿って安定して走れる性能、横断方向移動時の走行安定性能は進路変更のときに安定して走れる性能、路面の排水性能は路面の水を速やかに排出する性能(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3)。
勘違いしやすい:輪荷重を安定して支えていることが前提の性能。
せいのうしひょう
性能指標(舗装)
舗装の性能を示す指標(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3)。道路管理者が、性能ごとに定めなければなりません(同2-2・2-3)。
勘違いしやすい:わだち掘れ量は、路面と横断方向に平たんに補正した想定平たん舗装路面との高低差の最大値。
たわみりょう
たわみ量
舗装路面に荷重を加えたとき、載荷位置の直下に生じる変位量(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3)。
勘違いしやすい:基準値は、載荷荷重49kN、アスファルト舗装では舗装温度20度に補正した値。
ひびわれど
ひび割れ度
コンクリート版(縦目地・横目地で区切った矩形の部分)に生じたひび割れの長さを、その版の面積で割った値(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3)。
勘違いしやすい:アスファルト舗装の「ひび割れ率」(面積の割合)とは別の指標。
せいのうかいふくすいしょうじょうたい
性能回復推奨状態
舗装の性能を確保するため、維持や修繕を行う必要があると認められる状態を区分するために使う状態(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3)。
勘違いしやすい:各性能ごとに、地域や交通の状況を考えて定める。
せいのうほじそうていきかん
性能保持想定期間
新設か改築してから、舗装の性能が性能回復推奨状態に達するまでと想定する期間(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 1-3)。
勘違いしやすい:期間の前提となる出来形や品質の施工管理基準と確認方法も、あらかじめ定める。
らいふさいくるこすとによるほそうのこうぞうのけってい
ライフサイクルコストによる舗装の構造の決定
施工可能な舗装の構造を全て立案し、性能保持想定期間をもとに将来の修繕を前提としたライフサイクルコストを算出し、二酸化炭素排出量など環境への影響も含めて総合的に比べて、最も適切な構造を選ぶこと(舗装の構造に関する技術基準 令和9年版 3章)。
勘違いしやすい:基盤の改良でライフサイクルコストの低減が期待できるときは、積極的に検討する。
定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。
