道路トンネル技術基準の用語(図解)|工事苑 14語 | 残土バンク
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道路トンネル技術基準の用語(図解)14語

道路トンネル技術基準の言葉。山岳トンネル工法、付属施設、地山条件と地山分類、支保構造・支保工・覆工、掘削方式と掘削工法、補助工法と特殊工法、内空断面、線形、併設トンネル、裏込め注入と湧水処理、換気、非常駐車帯と箱抜き、坑外基準点と坑内測点、矢板工法。

この分野の目次(14語を一覧で)

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用語と計画6語

  • 山岳トンネル工法

    さんがくとんねるこうほう

    山岳トンネル工法

    地山を掘削したあと、吹付けコンクリート・ロックボルト・鋼アーチ支保工・覆工などで地山を支えてトンネルをつくる工法(道路トンネル技術基準1-3)。

    勘違いしやすい:基準の適用は、主に山岳トンネル工法で建設する道路法の道路のトンネル。

  • 換気照明非常用

    とんねるのふぞくしせつ

    トンネルの付属施設

    道路構造令第34条に示される、トンネルに付属する換気施設・照明施設・非常用施設(道路トンネル技術基準1-3)。

    勘違いしやすい:消火栓や非常電話ボックスなどを置く箱抜きでは、必要に応じて覆工などを補強する(同3-7-3)。

  • よいふつうわるい分類に応じた支保

    じやまぶんるい

    地山条件・地山分類

    地山条件は、トンネルと周辺の地山の地形・地質・湧水の条件。地山分類は、掘削の難易や土圧などの地山の挙動を評価できるよう、物性で地山を類型化した区分です(道路トンネル技術基準1-3)。

    勘違いしやすい:地山分類は、調査結果の数値だけでなく技術的な判断も加えて決める。

  • 支保工覆工

    しほこうぞう

    支保構造・支保工・覆工

    支保構造は、トンネルを安定に保つための構造物。そのうち支保工は掘削時に地山を支える吹付けコンクリート・ロックボルト・鋼アーチ支保工など、覆工は支保工で地山を支えたあとに別作業でつくるコンクリートなどの内巻きの部材です(道路トンネル技術基準1-3)。

    勘違いしやすい:覆工の設計巻厚は、地山条件・覆工材料・施工法などを考えて決める(同3-8-4)。

  • 上部半断面爆破・機械・人力掘削方式

    くっさくほうしき

    掘削方式・掘削工法(トンネル)

    掘削方式は掘削の手段による分類で、爆破掘削・機械掘削・人力掘削がある。掘削工法は掘削断面の分け方による施工方法で、全断面工法・上部半断面工法・導坑先進工法などがあります(道路トンネル技術基準1-3)。

    勘違いしやすい:「方式」は手段、「工法」は断面の分け方。用語の区別に注意。

  • 補助工法サイクルの中で特殊工法設備・人員を準備

    とくしゅこうほう

    補助工法・特殊工法

    補助工法は、通常の設備・人員構成を大きく変えずに掘削のサイクルの中で行う、切羽や天端の安定のための補助的な工法。特殊工法は、掘削が難しい地山や構造物との近接施工のために、設備や人員構成を新たに準備して行う工法です(道路トンネル技術基準1-3)。

    勘違いしやすい:設備と人員構成を新たに準備するかどうかが、補助工法と特殊工法の違い。

設計と施工8語

  • 建築限界

    ないくうだんめん

    内空断面(トンネル)

    トンネルの内側の断面。道路構造令の建築限界と換気などに必要な断面を含み、安全性と経済性を考えて形と寸法を決めます(道路トンネル技術基準3-3-1)。

    勘違いしやすい:掘削断面は、内空断面に支保構造や掘削工法などを考えて決める(同3-3-2)。

  • 平面:直線か大半径縦断:排水できる範囲で小さく

    とんねるのせんけい

    トンネルの線形

    平面線形は、原則として直線か大半径の曲線を使う。縦断勾配は、湧水などの排水を妨げない範囲で極力小さくし、変化点には大半径の縦断曲線を入れます(道路トンネル技術基準3-2)。

    勘違いしやすい:トンネルと接続する道路の路肩幅員の差は、適切な区間長ですりつける。

  • 相互の影響

    へいせつとんねる

    併設トンネル・近接構造物

    トンネルを2本以上並べて設けるとき、または他の構造物に近接して設けるときに、相互の影響に配慮して設計すること(道路トンネル技術基準3-2-3)。

    勘違いしやすい:2本以上並べる場合と、他の構造物に近接する場合の両方が対象。

  • 裏込め注入

    うらごめちゅうにゅう

    裏込め注入・湧水処理工

    裏込め注入は、地山条件が悪く覆工に有害な影響があると推定されるときに、覆工の背面に行う注入。湧水処理工は、トンネル内の漏水を防ぐための工です(道路トンネル技術基準3-8-5・3-8-6)。

    勘違いしやすい:防水工は、材料の損傷で効果を失わないよう十分に注意して施工する(同4-7)。

  • 縦流式の例所要換気量で設計

    とんねるのかんき

    トンネルの換気(煤煙・設計濃度・換気方式)

    煤煙は自動車が出すディーゼル黒煙などの浮遊粉塵、設計濃度は換気施設の設計に使う煤煙や一酸化炭素の目標濃度、所要換気量は設計濃度まで薄めるのに必要な新鮮空気量。換気方式には縦流式・横流式などがあります(道路トンネル技術基準1-3)。

    勘違いしやすい:換気方式は、延長・地形・交通・気象・環境の条件に応じて、有効で経済的なものを選ぶ。

  • 非常駐車帯消火栓

    ひじょうちゅうしゃたい

    非常駐車帯・箱抜き

    トンネル内に設ける非常駐車帯などの拡幅部は、設置間隔などを考えてできるだけ地山条件のよい位置を選ぶ。消火栓や非常電話などを置く箱抜きでは、必要に応じて覆工などを補強します(道路トンネル技術基準3-7)。

    勘違いしやすい:拡幅部の位置は、設置間隔も考えて選ぶ。

  • 坑外基準点坑内測点

    とんねるのそくりょう

    トンネルの測量(坑外基準点・坑内測点)

    坑外に施工のための基準点を設けて相互関係を明らかにし、坑内の測点は移動しないよう堅固に設けて、必要な精度と頻度で坑外基準点から照査すること(道路トンネル技術基準4-11-5)。

    勘違いしやすい:施工中は、切羽の観察と計測の結果を速やかに設計と施工に反映させる(同4-11-4)。

  • 矢板

    やいたこうほう

    矢板工法

    鋼アーチ支保工と矢板などで地山を支えて掘る工法。施工では地山の緩みを極力少なくするよう留意します(道路トンネル技術基準4-12)。

    勘違いしやすい:掘削工法は、断面形状・地山条件・立地条件・工期を考えて選ぶ(同4-12-2)。

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