路線・河川・用地測量の決まりの用語(図解)|工事苑 21語 | 残土バンク
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路線・河川・用地測量の決まりの用語(図解)21語

応用測量を準則の数字で一歩深く。標杭の種類、中心点・仮BMの間隔、縦断変化点と縦断面図の縮尺、距離標・水準基標の間隔、定期縦横断と深浅測量の道具、公図の転写と登記・権利者の調査、補助基準点、用地境界杭、主題図。

この分野の目次(21語を一覧で)

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路線測量7語

  • 役杭中心杭仮BM杭用地幅杭境界杭材質・表示色・寸法が決まっている

    ひょうくいのしゅるい

    標杭の種類(応用測量)

    応用測量で使う杭の種類。役杭・IP杭・中心杭・引照点杭・仮BM杭・縦断変化点杭・見通杭・用地幅杭・距離標・水準基標・水際杭・復元杭・境界杭・補助基準点杭・用地境界仮杭・用地境界杭・保護杭などがあり、材質・表示色・寸法が決められています(準則第621条)。

    勘違いしやすい:杭の種類によって色が決まっている。色を見れば何の杭か分かる。

  • 役杭(BC)中心杭役杭(EC)

    やくぐい・ちゅうしんぐい

    役杭・中心杭

    路線測量で、主要点(BC・ECなど)に設ける杭が役杭、中心点に設ける杭が中心杭です(準則第631条)。

    勘違いしやすい:工事中に杭がなくなっても復元できるよう、引照点を設けておく。

  • 20m実施設計 20m・計画調査 100mか50m

    ちゅうしんてんのせっちかんかく

    中心点の設置間隔

    中心線測量で中心点を設ける間隔。計画調査では100mか50m、実施設計では20mが標準です(準則第630条)。

    勘違いしやすい:中心点間の距離の点検は、20m未満で10mm(山地20mm)、20m以上でS/2,000(山地S/1,000)以内。

  • 0.5km0.5km平地3級・山地4級水準測量

    かりびーえむのかんかくときゅう

    仮BMの間隔と級

    路線測量の仮BMは、0.5kmの間隔が標準で、平地では3級水準測量、山地では4級水準測量で設けます(準則第633条)。

    勘違いしやすい:縦断測量は、平地で4級水準測量、山地で簡易水準測量により行う(第636条)。

  • 縦断変化点標杭を設けて地盤高を測る

    じゅうだんへんかてん

    縦断変化点

    中心線の上で、地形の傾きが変わる点。縦断測量では、中心杭とともに縦断変化点の地盤高を測り、標杭を設けます(準則第636条)。

    勘違いしやすい:縦断変化点や構造物の位置は、中心点からの距離を測って決める。

  • 横:線形地形図と同じ縦:5〜10倍

    じゅうだんめんずのしゅくしゃく

    縦断面図の縮尺

    縦断面図を出力するときの縮尺。距離を表す横の縮尺は線形地形図と同じにし、高さを表す縦の縮尺は線形地形図の5倍から10倍が標準です(準則第636条)。

    勘違いしやすい:縦と横の縮尺が違うので、図上の勾配をそのまま読まない。

  • 20m未満:平地10mm・山地20mm20m以上:S/2,000・S/1,000

    ようちはばくいてんかんそくりょう

    用地幅杭点間測量

    隣り合う用地幅杭の間の距離をすべての辺について現地で測り、計算した距離と比べて点検すること。較差は20m未満で平地10mm・山地20mm、20m以上で平地S/2,000・山地S/1,000以内です(準則第643条)。

    勘違いしやすい:直接測れないときは、別に決められた方法で点検する。

河川測量6語

  • 200m両岸の堤防の法肩などに設置

    きょりひょうのせっちかんかく

    距離標の設置間隔

    河川の距離標は、河口か幹川への合流点に設けた起点から、河心に沿って200mごとが標準です(準則第651条)。

    勘違いしやすい:単点観測法で補正データを使う場合は、補正データの地点から距離標まで3km以内にする。

  • 5〜20km水位標2級水準測量

    すいじゅんきひょうのかんかくときゅう

    水準基標の間隔と級

    定期縦断測量の基準となる水準基標は、2級水準測量で標高を決め、水位標の近くに5kmから20kmの間隔で設けるのが標準です(準則第653条)。

    勘違いしやすい:水準基標の位置を示す点の記をつくる。

  • 今回前回水準基標から出発・結合

    ていきじゅうだんそくりょう

    定期縦断測量

    定期的に、左右両岸の距離標の標高や、堤防の変化点の地盤、主な構造物の位置と標高を測って縦断面図をつくる測量(準則第654条・第655条)。

    勘違いしやすい:観測の基準は水準基標。仮BMではない。

  • 水部(深浅測量)陸部(堤内20〜50m)

    ていきおうだんそくりょう

    定期横断測量

    定期的に、左右の距離標を結ぶ線の上の地形の変化点などの距離と標高を測って横断面図をつくる測量。水際杭を境に陸部と水部に分けて測ります(準則第656条・第657条)。

    勘違いしやすい:横断面図の縮尺は、横1/100〜1/1,000、縦1/100〜1/200が標準。

  • 音響測深機レッド

    おんきょうそくしんき・れっど・ろっど

    音響測深機・レッド・ロッド

    深浅測量で水深を測る道具。音響測深機は音波の往復時間で水深を測る機器で、精度は±(3cm+水深×1/1000)以上が標準。浅い所は、おもり(レッド、1kg)や棒(ロッド、2m)で直接測ります(準則第618条・第659条)。

    勘違いしやすい:TSやGNSSの測点間隔は、1m間隔の等深線図が描ける程度にする。

  • 後浜前浜基準線汀線=最低水面

    まえはま・あとはま

    前浜・後浜(海浜測量)

    海浜測量で測る範囲。前浜と後浜を合わせて海浜といい、等高・等深線図をつくります。海岸線に沿って陸部に基準線を設け、直角方向に横断測量をします(準則第662条・第663条)。

    勘違いしやすい:汀線は最低水面と海浜との交線で、最低水面は原則として海上保安庁が公示する高さから求める。

用地測量8語

  • 1213→公図転写図

    こうずとうのてんしゃ

    公図等の転写

    管轄の法務局などにある公図などをもとに、公図等転写図をつくること。用地測量の資料調査の一つです(準則第672条)。

    勘違いしやすい:公図は精度が低いものもある。現地の境界と食い違うことを前提に使う。

  • 登記事項証明書所有者地目地積

    とうききろくのちょうさ

    登記記録の調査(土地・建物)

    管轄の法務局などにある土地と建物の登記記録を、登記事項証明書などで調べること(準則第673条・第674条)。

    勘違いしやすい:登記の地積と実測の面積は一致しないことがある。

  • 権利者調査表立会いの相手を確認

    けんりしゃかくにんちょうさ

    権利者確認調査

    計画機関から貸与された資料などをもとに権利者調査表をつくり、土地の権利者を確かめる調査(準則第675条)。

    勘違いしやすい:登記上の所有者が亡くなっているなど、実際の権利者と違うことがある。

  • 100m以内節点1点補助基準点

    ほじょきじゅんてん

    補助基準点

    境界測量で、4級基準点以上の基準点から直接測れないとき、やむを得ず設ける点。基準点から辺長100m以内、節点1点以内の開放多角測量で設けます(準則第681条)。

    勘違いしやすい:開放多角なので点検の閉合がない。設置は最小限にする。

  • TS:0.5対回距離2回・較差5mmRTK:2セット平均値を座標に面積は座標法で

    きょうかいそくりょうのかんそく

    境界測量の観測(0.5対回・2セット)

    TSで境界点を測るときは、水平角・鉛直角とも0.5対回、距離は2回測定で、較差5mm以内が標準です。RTK法などでは2セット観測し、平均値を座標にします(準則第681条)。

    勘違いしやすい:面積計算は、原則として座標法で行う(第688条)。

  • 用地境界仮杭↓用地境界杭に置き換え用地幅杭線

    ようちきょうかいかりくい・ようちきょうかいくい

    用地境界仮杭・用地境界杭

    用地境界仮杭は、用地幅杭の位置以外の境界線上などに用地境界杭を設ける必要があるとき設ける仮の杭。用地境界杭は、用地幅杭か用地境界仮杭と同じ位置に置き換える杭です(準則第682条・第684条)。

    勘違いしやすい:仮杭の観測も、境界測量と同じ方法(0.5対回など)で行う(第683条)。

  • 取得範囲を全体で見る

    ようちへいめんず

    用地平面図

    用地実測図データから、境界点の座標値などの必要な項目を抜き出してつくる平面図(準則第691条・第692条)。

    勘違いしやすい:用地実測図が一筆ごとの詳しい図なのに対し、用地平面図は全体を見るための図。

  • 土地利用図・ハザードマップなど

    しゅだいず

    主題図(その他の応用測量)

    地域の自然や人の活動を、目的に応じて分類して表した図。土地利用図・地質図・植生分類図・湖沼図・ハザードマップ・浸水想定区域図などで、原則として既成の基図データを使ってつくります(準則第696条)。

    勘違いしやすい:主題図の正確さは、使った基図データの精度に左右される。

定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。