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上水道(水道施設)の用語(図解)17語
水道法と水道施設の技術的基準を定める省令の言葉。水道の定義、水道事業と簡易水道、専用水道と簡易専用水道、水質基準、水道施設、給水の確実性、耐震、取水・貯水・導水・送水施設、浄水処理と消毒、耐塩素性病原生物の対策、配水施設と配水本管、配水管の水圧、水撃作用。
この分野の目次(17語を一覧で)
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水道と事業7語
すいどうじぎょう
水道事業・簡易水道事業
水道事業は、一般の需要に応じて水道で水を供給する事業で、給水人口100人以下のものは除きます。簡易水道事業は、給水人口5,000人以下の水道で水を供給する水道事業です(水道法第3条)。
勘違いしやすい:簡易水道事業も水道事業の一種。「簡易専用水道」とは別のもの。
せんようすいどう
専用水道・簡易専用水道
専用水道は、寄宿舎・社宅・療養所などの自家用の水道で、100人を超える者に居住に必要な水を供給するものなど。簡易専用水道は、水道事業の水道から供給を受ける水だけを水源とする、それ以外の水道です(水道法第3条)。
勘違いしやすい:規模が政令の基準以下のものは除かれる。
すいしつきじゅん
水質基準
水道で供給する水が備える要件。病原生物に汚染されていない、有毒物質を含まない、銅・鉄などを許容量を超えて含まない、異常な酸性・アルカリ性でない、異常な臭味がない、ほとんど無色透明であることです(水道法第4条)。
勘違いしやすい:消毒による臭味は、「異常な臭味」から除かれている。
すいどうしせつ
水道施設(取水から配水まで)
水道のための取水施設、貯水施設、導水施設、浄水施設、送水施設、配水施設(水道法第3条第8項)。
勘違いしやすい:配水管から分岐して設けた給水管とこれに直結する給水用具は、「給水装置」として別に定義されている(水道法第3条第9項)。
きゅうすいのかくじつせい
給水の確実性(予備・分散・多重性)
給水の確実性を高めるため、必要に応じて、予備の施設・設備を設け、各施設を分散して配置し、施設やその系統に多重性をもたせること(水道施設の技術的基準を定める省令第1条)。
勘違いしやすい:ポンプや濾過設備にも、停止しても給水に支障がない場合を除き予備設備が要る。
すいどうしせつのたいしん
水道施設の耐震(レベル一・レベル二地震動)
取水から送水までの施設や、重要な配水施設は、レベル一地震動で健全な機能を損なわず、レベル二地震動で損傷が軽微で機能に重大な影響を及ぼさないこと。その他の施設は、レベル一地震動で損傷が軽微であることが求められます(水道施設の技術的基準を定める省令第1条)。
勘違いしやすい:重要な配水施設には、配水本管とそれに接続するポンプ場・配水池などが含まれる。
取水から配水まで10語
しゅすいしせつ
取水施設
できるだけ良質の原水を必要量取り入れる施設。非常時や点検時に取水を止める設備を設けます(水道施設の技術的基準を定める省令第2条)。
勘違いしやすい:取水能力は、集水埋渠なら透水試験、井戸なら揚水試験の結果をもとに設定する。
ちょすいしせつ
貯水施設
渇水時にも必要量の原水を供給できる貯水能力をもつ施設。洪水に対処する洪水吐きなどを設け、必要に応じてばっ気設備で水質の悪化を防ぎます(水道施設の技術的基準を定める省令第3条)。
勘違いしやすい:ダムの堤体は、コンクリートダムなら滑動・転倒しない、フィルダムなら滑り破壊・浸透破壊が生じない構造にする。
どうすいしせつ
導水施設・送水施設
導水施設は原水を、送水施設は浄水を、上下流の水道施設の標高や水量、地形・地質に応じて安定的に送る施設(水道施設の技術的基準を定める省令第4条・第6条)。
勘違いしやすい:送水管内で負圧が生じないようにする。
じょうすいしょりのほうほう
浄水処理の方法
施設の規模、原水の水質とその変動に応じて、消毒処理、緩速濾過、急速濾過、膜濾過、粉末・粒状活性炭処理、オゾン処理、生物処理などで所要の水質を得ること(水道施設の技術的基準を定める省令第5条)。
勘違いしやすい:濾過池や濾過膜には、停止しても給水に支障がない場合を除き予備設備が要る。
しょうどくせつび
消毒設備
消毒の効果に必要な時間、水が消毒剤に接触する構造で、供給量を調節する設備と注入設備の予備をもつ設備(水道施設の技術的基準を定める省令第5条)。
勘違いしやすい:消毒剤の注入設備には予備設備を設け、消毒剤を常時安定して供給できるようにする。
たいえんそせいびょうげんせいぶつのたいさく
耐塩素性病原生物の対策
原水に耐塩素性病原生物が混入するおそれがあるとき、それを除去できる濾過などの設備か、不活化できる紫外線処理設備を設けること(水道施設の技術的基準を定める省令第5条)。
勘違いしやすい:紫外線処理は、照射する水の濁度や色度が処理に支障ない場合に限られる。
はいすいしせつ
配水施設・配水池
配水区域を必要に応じて分割し、需要の変動に応じて浄水を常時供給できるよう、配水池などと適正な管径の配水管を設ける施設(水道施設の技術的基準を定める省令第7条)。
勘違いしやすい:配水管内で負圧が生じないようにし、消火栓の使用時も管内を正圧に保つ。
はいすいかんのすいあつ
配水管の水圧(最小動水圧・最大静水圧)
配水管から給水管に分岐する箇所で、配水管の最小動水圧が150kPaを下らず、最大静水圧が740kPaを超えないこと(水道施設の技術的基準を定める省令第7条)。
勘違いしやすい:いずれも給水に支障がない場合は例外がある。
すいげきさよう
水撃作用
管路の水の流れが急に変わることで生じる作用。導水・送水・配水の施設にポンプを設けるときは、必要に応じてその軽減の措置を講じます(水道施設の技術的基準を定める省令第4条・第6条・第7条)。
勘違いしやすい:ポンプの容量・台数・形式や予備設備の要件とは別に求められる措置。
定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。
