
この記事のポイント
- ふつうの残土の持ち込みは有料(1㎥あたり数千円が目安)
- 探す順番は地図 → 県の情報 → ほしい人 → 投稿
- 持ち込む前に電話で7つ確認する
「近くに残土を捨てられるところはないか」「持ち込みで安く済ませたい」。残土の処分先は、ネットで探してもなかなか見つかりません。看板を出していない土場・処分場が多く、料金も公開されていないことが多いからです。この記事では、近くの受入先を探す順番と、電話で聞くこと、料金の決まり方をまとめます。
はじめに:「持ち込み無料」はほとんどない
「残土処分 持ち込み 無料」と検索する人は多いのですが、受入先(土場・処分場・ストックヤード)が土を無料で受けるのは、その土をそのまま使える・売れるときに限られます。たとえば、造成で良い土を探している土地や、砂・砕石として売れる土です。
ふつうの残土は、1㎥あたり数千円の受入料がかかると考えておくのが安全です。無料に近づける条件や、気をつけたい「無料」については残土の持ち込みは無料でできる?にまとめています。
近くの受入先を探す順番

- 地図で近くを探す:残土バンクの地域から探すでは、都道府県・市区町村ごとに受入先を見られます。国土交通省のストックヤード運営事業者の登録簿をもとに、全国約1,600か所を載せています。
- 県や市の情報を見る:県によっては、受入先と受入単価を一覧にして公表しています(大阪府の受入価格調査、兵庫県の受入施設登録など)。公共工事の受入地 公募・登録まとめから、県ごとの仕組みをたどれます。
- 「ほしい人」を探す:受入先に持ち込むより、近くで土をほしい人に渡すほうが安く済むことがあります。残土をあげる・もらう方法も見てください。
- 投稿して待つ:「土を出したい」と投稿すると、近くの受入先や、土をほしい人にお知らせが届きます。
電話で聞く7つのこと

受入先が見つかったら、持ち込む前に必ず電話で確認します。聞くことは次の7つです。
聞くこと | なぜ聞くか |
|---|---|
今、受けているか | 満杯や休止中のことがある |
受けられる土の種類 | 粘土・泥(改良材が必要な土)・石まじりは断られることがある |
受入単価(税込) | 1㎥あたりか、ダンプ1台あたりか |
受付時間・休みの日 | 土曜や昼休みは受けないところもある |
入れるダンプの大きさ | 10tダンプが入れないところもある |
事前の予約・書類 | 土の出どころの書類(搬出元の証明など)を求められることがある |
受領書を出してもらえるか | 500㎥以上の工事では、出す側が受領書を保存する決まり |
残土バンクの受入先ページには、受入単価と電話受付時間をページの上のほうに載せています(掲載主が入力していない場合は「要確認」)。
料金はどう決まるか
残土の処分にかかるお金は、受入料+運ぶお金の合計です。受入料が安くても、遠くまで運べばダンプ代がかさみます。
- 受入料:土の種類で変わる。砂っぽい良い土は安く、粘土・泥は高い。がれきなどがまざると、産業廃棄物の料金になる。
- 運ぶお金:距離とダンプの台数で決まる。往復の時間が長いほど、1日に運べる回数が減って高くなる。
見積もりを比べるときは、量の単位(掘る前の量か、掘ってほぐれた量か)をそろえることが大事です。くわしい計算は残土処分費の積算ガイドと土量計算ツールを使ってください。
持ち込む前の土の準備
- まぜない:がれき・木の根・コンクリートのかけらは、土と分けておく。
- ぬらさない:雨にあたると土がやわらかくなり、受け入れを断られたり、料金が上がったりする。ブルーシートをかけておく。
- 写真を撮る:電話のあとに写真を送ると、受けられるかがすぐわかる。
残土バンクで探すとき
残土バンクでは、受入先の場所・受入単価・電話受付時間を地図と一覧で見られます。「電話で確認済み」「法人確認済み」「許可票あり」の印がついた受入先は、残土バンクが確認した情報です。
受入先が見つからないときは、30秒でかんたん無料投稿で「土を出したい」と投稿してください。近くの受入先と、土をほしい人に届きます。
よくある質問
少しだけ(軽トラ1台分)でも受けてもらえますか?
受入先によります。少量は受けていないところもあるので、電話で「軽トラ1台分でも受けてもらえるか」を聞いてください。
家の庭の土でも持ち込めますか?
土だけなら受けてもらえることが多いです。ただし、ごみや植木の根がまざっていると断られます。
受入先の情報が古いようです。
受入先ページの「情報が違う」から知らせてください。確認して直します。
参考資料
※本記事の内容は2026年11月3日時点の情報をもとにしています。法令・条例・料金は改正や地域によって異なるため、実際の手続きの際は必ず各行政機関・事業者の最新情報をご確認ください。
この記事について
残土マッチングサービス「残土バンク」を運営する株式会社暁の編集チーム。残土(建設発生土)の処分・受入・法規制について、公的機関の一次情報をもとに記事を作成しています。編集方針
