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地上レーザ・UAV写真点群・UAVレーザの用語(図解)21語
三次元点群測量を準則の数字で一歩深く。レーザの測距方式と入射角・スポット径・計測点間隔、標識と座標変換、UAV写真点群の重複度・標定点と検証点・形状復元の点検、UAVレーザのシステム・キャリブレーション・点密度と点検。
この分野の目次(21語を一覧で)
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地上レーザ7語
たいむ・おぶ・ふらいとほうしき・いそうさほうしき
タイム・オブ・フライト方式・位相差方式
レーザで距離を測る2つの方式。タイム・オブ・フライト方式は光が往復する時間から、位相差方式は送った光と戻った光の波のずれから距離を求めます。地上レーザスキャナはどちらかの方式とします(準則第375条)。
勘違いしやすい:目などの人体に悪影響を与えない機能をもち、安全基準が明確なものを使う。
にゅうしゃかく
入射角(レーザ)
地形や地物とレーザ光がなす角度。地上レーザスキャナは、標準的な地形・地物を入射角1.5度以上で計測できるものとします(準則第375条)。
勘違いしやすい:入射角が小さい(地面をかすめるように当たる)ほど、点の精度と密度が落ちる。
すぽっとけい
スポット径(FWHM)
対象に当たったレーザ光の広がりの大きさ。地物を計測する条件として、放射方向のスポット長径(半値全幅、FWHM)を、地図情報レベル250で50mm、500で100mmとするのが標準です(準則第369条)。
勘違いしやすい:スポットが大きいと、細かい物の縁がぼやける。
ほうしゃほうこうのけいそくてんかんかく
放射方向の計測点間隔
スキャナから放射状に伸びる方向での、計測点どうしの間隔。数値地形図データをつくる場合、地図情報レベル250・500とも地形は330mm、地物はレベル250で25mm、500で50mmが標準です(準則第369条)。
勘違いしやすい:スキャナから遠いほど点の間隔は広がる。最も遠い所で条件を満たすように据える。
ひょうしき
標識(地上レーザのターゲット)
点群を平面直角座標系と標高に変換するため、標定点の上に設ける一時標識。スキャナの機種に合ったものを、スキャナに正対させて設けるのが原則です(準則第376条)。
勘違いしやすい:標識と同じ精度で観測できる地物があれば、それを使ってもよい。
ちじょうれーざのひょうていてん
地上レーザの標定点
座標変換などで、スキャナに水平位置・標高・方向を与える基準の点。精度は水平位置・標高とも標準偏差0.1m以内が標準です(準則第370条・第372条)。
勘違いしやすい:標定点間の標高の環閉合差は40mm√s、既知点間の閉合差は50mm√s以内。
へいめんちょっかくざひょうけいへのへんかん
平面直角座標系への変換(点群)
スキャナ独自の座標で測った点群を、標定点などを使って平面直角座標系と標高に変え、オリジナルデータにすること。標定点との水平位置の残差は50mm以内とします(準則第380条)。
勘違いしやすい:相似変換法では、標高の残差も決めた精度以内にする。
UAV写真点群7語
ゆーえーぶいしゃしんてんぐんのちじょうがそすんぽう
UAV写真点群の地上画素寸法
UAV写真点群測量で撮る写真の細かさ。オリジナルデータの位置精度が0.05m以内なら地上画素寸法0.01m以内、0.10mなら0.02m、0.20mなら0.03m以内が標準です(準則第420条)。
勘違いしやすい:地形などからオートフォーカスが適切と判断される場合は、焦点距離を固定しなくてもよい。
ゆーえーぶいしゃしんてんぐんのちょうふくど
UAV写真点群の重複度(80%・60%)
UAV写真点群測量の写真の重なり。撮影後に重複度を確かめられるなら、同じコースで80%以上・隣のコースで60%以上、確かめられないなら同じコースで90%以上・隣のコースで60%以上で計画します(準則第420条)。
勘違いしやすい:地形図用のUAV写真測量(60%・30%)より、ずっと大きく重ねる。
がいそくひょうていてん・ないそくひょうていてん
外側標定点・内側標定点
UAV写真点群測量で、作業地域を囲むように外側に置く標定点(3点以上)と、地域内に均等に置く標定点(1点以上)。位置精度に応じて点の間隔を決めます(準則第414条)。
勘違いしやすい:地域内でいちばん高い所と低い所には、標定点を置く。
けんしょうてんのかずとはいち
検証点の数と配置(UAV写真点群)
精度を確かめるため標定点とは別に置く点。標定点からできるだけ離れた所に均等に、標定点の総数の半数以上(端数は切り上げ)置くのが標準です(準則第414条)。
勘違いしやすい:標定点・検証点の精度は、水平位置・標高とも標準偏差0.1m以内。
さんじげんけいじょうふくげんけいさんのてんけん
三次元形状復元計算の点検
SfMなどで写真から三次元の形を復元する計算の結果を点検すること。標定点の残差と検証点の較差が、X・Y・Zのどの成分もオリジナルデータの位置精度以内かを確かめます(準則第428条)。
勘違いしやすい:ソフトで検証点の座標が直接出せないときは、写真地図とIDW法で求める。
あいでぃーだぶりゅーほう
IDW法(距離の重み付内挿法)
周りの点の値を、距離が近いほど重くして平均し、ある地点の値を求める方法。検証点の標高を、平面距離15cm以内のオリジナルデータからこの方法で求めます(準則第428条)。
勘違いしやすい:周りに点がない所では、推定の信頼性が落ちる。
こうぞうか
構造化(点群)
グラウンドデータを、グリッドデータなどの構造をもったデータに変える作業。必要に応じてブレークラインを加えます(準則第432条)。
勘違いしやすい:格子にする前に、地表面以外の点をフィルタリングで除いておく。
UAVレーザ7語
ゆーえーぶいれーざそくりょうしすてむ
UAVレーザ測量システム
GNSSアンテナ・受信機、IMU(慣性計測装置)、レーザ測距装置と、それらを載せるUAV、解析ソフトでできたシステム(準則第445条)。
勘違いしやすい:IMUはレーザ測距装置に直接取り付けて、位置関係をしっかり固定するのが標準。
みすあらいめんとち・ればーあーむち
ミスアライメント値・レバーアーム値
ボアサイトキャリブレーションで求める値。ミスアライメント値はIMUとレーザの向きのずれ、レバーアーム値は機器どうしの取り付け位置の差です(準則第446条)。
勘違いしやすい:機器を取り外して付け直したときや、強い衝撃を与えたときはやり直す。
せいどしけん
精度試験(UAVレーザ)
つくれる点群の正確度と均一度を確かめる試験。試験用基準点の周りの計測点で、平均標高、標高の標準偏差、基準点との較差の最大値・平均値・RMS誤差を求めます(準則第446条)。
勘違いしやすい:標高の確認が標準で、必要に応じて水平位置も確かめる。
ゆーえーぶいれーざのてんみつどとようきゅうせいど
UAVレーザの点密度と要求精度(標準値)
UAVレーザでつくる成果の標準値。地図情報レベル500の数値地形図データは400点/㎡以上で水平0.15m・標高0.2m以内、グラウンドデータなどは10〜100点/㎡で標高0.1m(RMS誤差)です(準則第441条)。
勘違いしやすい:点群の位置と標高は0.001m位、数値地形図データの地上座標値は0.01m位で表す(第442条)。
こーすかんのちょうふくぶのひょうこうちのてんけん
コース間の重複部の標高値の点検
隣り合うコースが重なる部分で、コースごとの点群の標高を比べて点検・調整すること。各重複部に2か所以上の点検箇所を、平坦で植生の影響が少ない所に設けます(準則第461条)。
勘違いしやすい:較差が要求精度より大きいときは、全体の較差が小さくなるよう調整して統合し直す。
ひょうこうのきんいつど・せいかくどのてんけん
標高の均一度・正確度の点検
調整点で点群の標高を点検すること。均一度は調整点の周りの点の標高の標準偏差、正確度は点群の平均標高と調整点の標高との較差(平均値とRMS誤差)で確かめます(準則第462条)。
勘違いしやすい:要求精度を満たさない箇所は、調整して再点検し、必要なら再計測する。
てんみつどのてんけん
点密度の点検
点群が要求点密度を満たしているかを、オリジナルデータを一定の格子で区切り、1つの格子に入る点の数で点検すること(準則第463条)。
勘違いしやすい:満たさないときは追加計測をする。その前に、達成率を計画機関に報告して協議する。
定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。
