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ICT活用工事とBIM/CIMの用語(図解)15語

3次元データで工事を進める決まり。ICT活用工事の5つの段階、3次元起工測量と設計データ、マシンコントロール、ヒートマップの面管理と施工履歴データ、ICT土工の締固め管理、BIM/CIMの原則適用・3次元モデル・詳細度・CDE・J-LandXML。

この分野の目次(15語を一覧で)

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ICT活用工事9語

  • ①測量②設計③施工④出来形⑤納品全ての段階でICTを使う土工は発注者指定型が原則

    あいしーてぃーかつようこうじ

    ICT活用工事(5つの段階)

    施工プロセスの全ての段階でICT施工技術を活用する工事。土工では、①3次元起工測量、②3次元設計データ作成、③ICT建設機械による施工、④3次元出来形管理等の施工管理、⑤3次元データの納品の全てで活用します。

    勘違いしやすい:現場条件でICT建機の施工が難しいときは、協議のうえ従来型の建機で施工してもICT活用工事として扱われる。

  • 点群UAV写真・各種レーザー

    さんじげんきこうそくりょう

    3次元起工測量

    工事着手前の現場の状況を3次元で測る起工測量。UAV写真測量、地上型レーザースキャナー、UAV搭載型レーザースキャナー、地上移動体搭載型レーザースキャナーから選んで行います。

    勘違いしやすい:前の工事や設計段階の3次元データが使えるときなどは、協議のうえ管理断面と変化点の測量でもよい。

  • 起工測量発注図3次元設計データ

    さんじげんせっけいでーた

    3次元設計データ

    3次元起工測量のデータと発注者が貸与する発注図データから受注者がつくる、ICT建機による施工と3次元出来形管理に使う設計のデータ。

    勘違いしやすい:3次元設計データが間違っていると、ICT建機も出来形の判定も同じように間違う。

  • 自動制御MGは表示だけ

    ましんこんとろーる

    マシンコントロール(MC)

    建設機械の作業装置の位置と標高をリアルタイムに取り、施工用データとの差に基づいて作業装置を自動で制御する技術。

    勘違いしやすい:マシンガイダンス(MG)は差を表示して誘導するだけで、自動制御はしない。

  • 国土地理院民間等国家座標に準拠

    みんかんとうでんしきじゅんてん

    民間等電子基準点・位置情報サービス

    ICT建機で位置と標高をリアルタイムに取るとき、国土地理院の電子基準点のほか、国土地理院に登録された民間等電子基準点も使えます。

    勘違いしやすい:国家座標に準拠していないサービスでは、設計データと位置が合わない。

  • 1点/㎡以上で面管理

    できがたかんりずひょう(ひーとまっぷ)

    出来形管理図表(ヒートマップ)

    面管理で、3次元設計データと計測した各点との離れを色で表した図。これで出来形の良否を面的に判定します。

    勘違いしやすい:計測範囲が小さくて非効率なときや積雪のときは、協議のうえ管理断面と変化点の計測で管理してもよい。

  • 走行の履歴現場条件で選べる方法の一つ

    せこうりれきでーたをもちいたできがたかんり

    施工履歴データを用いた出来形管理

    ICT建機が施工しながら記録した作業装置の位置の履歴を使って、出来形を管理する方法。

    勘違いしやすい:この方法を選ぶと、3次元出来形管理・データ納品の費用などの計上の対象外になる場合がある。

  • TS・GNSS回数管理+RI計法土質が変わるごとに試験施工

    あいしーてぃーどこうのひんしつかんり

    ICT土工の品質管理(締固め回数管理)

    ICT土工の締固めの品質管理は、TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理要領で行います。砂置換法やRI計法との二重管理はしません。

    勘違いしやすい:土質が頻繁に変わるなど回数管理がなじまないときは、協議のうえ適用しなくてもよい。

  • 電子納品

    さんじげんでーたののうひん

    3次元データの納品

    起工測量・設計データ・出来形管理でつくった3次元データを、工事完成図書として電子納品すること。

    勘違いしやすい:電子納品の要領と出来形管理の要領の両方を確かめる。版がよく改定される。

BIM/CIM6語

  • 調査・測量設計施工維持管理

    びむしむ

    BIM/CIM

    建設事業で扱う情報をデジタルデータとして統合管理し、調査・測量・設計・施工・維持管理の各段階で受発注者がデータを活用・共有しやすくして、建設生産・管理システム全体を効率化すること。

    勘違いしやすい:3次元モデルをつくることが目的ではなく、データの活用と共有で事業全体を効率化することが目的。

  • 令和5年度〜情報共有と情報伝達に活用

    びむしむのげんそくてきよう

    BIM/CIMの原則適用

    国交省の直轄土木事業で、令和5年度から始まったBIM/CIMの原則適用。原則として全ての詳細設計で3次元モデルをつくり、関係者との情報共有に使っています。

    勘違いしやすい:軽微な修正設計などで費用対効果が見込めないと発注者が判断すれば、3次元モデルの作成は不要。

  • 規格設計情報数量座標は平面直角、高さはT.P.

    さんじげんもでる

    3次元モデル(形状+属性情報)

    3次元の形状データに属性情報を付けたもの。属性情報は、部材の規格・設計情報・数量など、対象物の特性を表す情報です。

    勘違いしやすい:形だけで属性情報がないと、数量の算出や維持管理に使えない。

  • 100200300400500地質・土質モデルには適用しない

    しょうさいど

    詳細度(100〜500)

    3次元形状データをどこまで詳しくつくるかを示す値。100(記号や単純な形で位置を示す)から500(現実の形状を表す)までの5段階です。

    勘違いしやすい:地質・土質モデルには詳細度を適用しない。

  • CDE受発注者が同じデータを見る

    きょうつうでーたかんきょう

    共通データ環境(CDE)

    BIM/CIMで共有されるデジタルデータを集めて管理する、共通の共有環境。国際規格ISO19650の考え方を参考にしています。

    勘違いしやすい:データの版や更新の履歴を管理しないと、古いデータで作業してしまう。

  • ソフトAJ-LandXMLソフトBLandXML1.2に準じる

    じぇいらんどえっくすえむえる

    J-LandXML(3次元設計データ交換標準)

    LandXML1.2に準じた、3次元設計データを交換するための日本の標準。BIM/CIMで活用する基準類の一つです。

    勘違いしやすい:ソフトによって対応する版が違うので、交換の前に確かめる。

定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。