
この記事のポイント
- 改良土=やわらかい土に石灰やセメント系の固化材をまぜて使えるようにした土
- 品質がそろっていて、捨てる土が減る
- セメント系は試験結果を確認。畑には向かないことがある
「改良土(かいりょうど)」は、そのままでは使いにくい土に材料をまぜて、使える土にしたものです。埋め戻しや盛土の材料として売られていて、土を捨てる側・買う側のどちらにも関係します。この記事では、改良土のしくみ、良いところと注意点、どこで手に入るかをまとめます。
改良土とは:やわらかい土を、使える土に変えたもの

工事で掘った土には、水を多く含んでやわらかく、そのままでは締まらない土があります。こうした土に石灰やセメント系の固化材をまぜると、水分が減って固まり、埋め戻しや盛土に使える強さになります。これが改良土です。「再生土」と呼ばれることもあります。
改良土をつくる施設は、改良土センター・土質改良プラントなどと呼ばれます。自治体や公社が運営するもの、民間が運営するものがあります。
良いところ
- 品質がそろっている:施設で管理してつくるので、強さや粒の大きさが安定している。
- 捨てる土が減る:やわらかい土を処分せず、材料に変えられる。
- 山を削らずに済む:山砂を採るかわりに使えば、自然を守ることにもつながる。
注意したいこと

- セメント系の改良土:使う場所や発注者によっては、六価クロムの溶出試験の結果を求められることがあります。買うときに試験結果があるか確認する。
- アルカリ性になる:石灰やセメントをまぜた土はアルカリ性に寄るため、畑や植木のまわりには向かないことがある。
- まぜた後の強さ:固まりすぎると、あとで掘り返しにくい。用途に合った強さのものを選ぶ。
改良土・山砂・良質土、どれを選ぶ?
こんなとき | おすすめ |
|---|---|
仕様書で品質が決まっている | 改良土・山砂(仕様に合うもの) |
量が多く、費用を下げたい | 近くの良質土をもらう |
畑・花だんに入れる | 改良土は避け、畑の土・黒土 |
埋め戻しに使う土の選び方は埋め戻しに使える土の基準にまとめています。
改良土はどこで買える?
改良土を扱う受入先(土場・処分場)は、土を受け入れながら、改良土を売っていることがあります。残土バンクの受入先ページには、販売価格のカードがある受入先もあります(掲載主が入力していない場合は「要確認」)。地域から探すで近くの受入先を見て、電話で在庫と値段を確認してください。
大阪府のように、府内の受入事業者の受入価格と再生土の販売価格を調べて公表している自治体もあります。
やわらかい土を出したいとき
泥(改良材が必要な土)やぬかるんだ土は、ふつうの残土より受入料が高くなりがちです。改良プラントを持つ受入先なら受けてもらえることがあります。残土バンクの30秒でかんたん無料投稿で「土を出したい」と投稿し、土の状態を書くと、近くの受入先にお知らせが届きます。
よくある質問
改良土は家の庭に使えますか?
駐車場の下地や埋め戻しなら使えます。植物を育てる場所には、アルカリ性に寄るため向かないことがあります。
改良土は産業廃棄物ですか?
きちんと改良されて製品として扱われる改良土は、材料(土)として使われます。もとが建設汚泥の場合の扱いは、建設汚泥と泥土のちがいを見てください。
参考資料
※本記事の内容は2026年11月3日時点の情報をもとにしています。法令・条例・料金は改正や地域によって異なるため、実際の手続きの際は必ず各行政機関・事業者の最新情報をご確認ください。
この記事について
残土マッチングサービス「残土バンク」を運営する株式会社暁の編集チーム。残土(建設発生土)の処分・受入・法規制について、公的機関の一次情報をもとに記事を作成しています。編集方針
