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現地測量とUAV写真測量の用語(図解)21語
地形図をつくる測量を準則の数字で一歩深く。数値地形図データの精度、TS点と細部測量の方式、測定精度と標高点の密度、分類コード、UAVの性能・カメラキャリブレーション・地上画素寸法・対空標識・標定点数。
この分野の目次(21語を一覧で)
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精度と準備5語
すうちちけいずでーたのせいど
数値地形図データの精度
地図情報レベルごとに決められた位置の精度。レベル500は水平位置0.25m・標高点0.25m・等高線0.5m以内、1000は0.70m・0.33m・0.5m以内(いずれも標準偏差)が標準です(準則第106条)。
勘違いしやすい:地図情報レベルは、図郭内のデータの平均的な総合精度を示す指標で、単なる縮尺ではない。
げんちそくりょうのじゅんきょてんとはいてんみつど
現地測量の準拠点と配点密度
現地測量は、4級基準点・簡易水準点かそれ以上の精度の基準点に基づいて行います。基準点の配点密度は、10,000㎡あたり、地図情報レベル500の市街地で6点などが標準です(準則第110条・第115条)。
勘違いしやすい:長くて狭い地域では、延長と幅を考えて配点密度を決める。
てぃーえすてん
TS点
基準点に器械を据えて細部測量をするのが難しいときに設ける、細部測量用の点。地図情報レベル500・1000では水平位置・標高とも標準偏差0.1m以内です(準則第117条)。
勘違いしやすい:GNSSで設けるときは2セット観測し、セット間の較差は水平20mm・高さ30mm以内。
せいごうしょり
整合処理(単点観測法の座標補正)
ネットワーク型RTKの単点観測法で得た座標が、作業地域の既知点の成果と合っているかを確かめ、合わなければ補正すること(準則第120条)。
勘違いしやすい:補正の点検は、点検距離500m以上なら距離の1/10,000、500m未満なら50mm以内。
でじたいざ・すきゃな
デジタイザ・スキャナ(図形の読取り)
紙の図面などの位置を読み取って数値にする装置。デジタイザは分解能0.1mm以内・読取精度0.3mm以内、スキャナは分解能0.1mm以内・読取精度0.25%以内が標準です(準則第113条)。
勘違いしやすい:計測基図の図郭内をすべて読み取れる大きさが必要。
細部測量6語
おんらいんほうしき・おふらいんほうしき
オンライン方式・オフライン方式(細部測量)
オンライン方式は、携帯型パソコンなどで図形を表示しながら現地で計測と編集をする方式(電子平板方式を含む)。オフライン方式は、現地ではデータを取るだけで、後で図形編集装置に入れて編集する方式です(準則第116条)。
勘違いしやすい:オフライン方式では、編集に必要な情報を現地で別に記録しておく(測定位置確認資料)。
ちけい・ちぶつのそくていせいど
地形・地物の測定精度
細部測量での地形・地物の水平位置の測定精度は、地図情報レベルに0.3mmを掛けた値、標高の測定精度は主曲線間隔の4分の1以内です(準則第121条)。
勘違いしやすい:地形は地性線と標高値を測り、図形編集装置で等高線を描く。
ひょうこうてんのみつど
標高点の密度(現地測量)
現地測量で測る標高点の密度。地図情報レベルに4cmを掛けた値を辺長とする格子に1点が標準で、数値は0.01m位で表示します(準則第122条)。
勘違いしやすい:等高線は、測った地性線と標高値から図形編集装置で描く。
そくていいちかくにんしりょう
測定位置確認資料
細部測量で、編集と点検に必要な地名・建物の名称・データを結ぶ線(結線)の情報などをまとめた資料(準則第122条)。
勘違いしやすい:編集の後も重要な事項を確かめ、必要な部分は現地で測る。
ぶんるいこーど
分類コード(取得分類基準)
測った座標に付ける、その地物が何かを表すコード。付録7の数値地形図データ取得分類基準を標準とします(準則第122条)。
勘違いしやすい:略コードを使ったら、数値編集で取得分類基準のコードに直す。
のんぷりずむそっきょ
ノンプリズム測距
反射鏡(プリズム)を使わず、測る物に直接光を当てて距離を測る方法。ノンプリズムの公称精度が2級短距離型測距儀の性能をもつ機器なら、反射鏡なしで測定できます(準則第122条)。
勘違いしやすい:測定距離の許容範囲は、地図情報レベル500以下で2級TS150m・3級TS100mなど、機器と地図情報レベルで決まる。
UAV写真測量10語
ゆーえーぶいしゃしんそくりょうのちずじょうほうれべる
UAV写真測量の地図情報レベル
UAV写真測量でつくる数値地形図データの地図情報レベルは、250と500が標準です(準則第133条)。
勘違いしやすい:1000より大きいレベルをつくるときは、撮影までをレベル500の規定で行い、その後はつくるレベルの規定で行う。
ゆーえーぶいのせいのう
UAVの性能(自律飛行・自動帰還)
撮影に使うUAVに求められる性能。自律飛行機能と異常時の自動帰還機能をもち、撮影区域の地表風に耐え、機体の振動や揺れを補正してカメラの向きを安定させられることが標準です(準則第143条)。
勘違いしやすい:機体に異常が見られたときや、他のUAVなどの接近を確認したときは、直ちに撮影飛行をやめる。
たんしょうてんれんず・ひあっしゅくけいしき
単焦点レンズ・非圧縮形式
UAV写真測量のカメラは単焦点レンズが標準で、画像は非圧縮形式で記録するのが標準です。焦点距離・露光時間・絞り・ISO感度を手動で設定できることも求められます(準則第144条)。
勘違いしやすい:レンズのブレ補正などの自動処理は、解除できるものにする。
どくりつしたかめらきゃりぶれーしょん
独立したカメラキャリブレーション
撮影とは別に、三次元のターゲットなどを撮ってカメラの焦点距離・主点位置のずれ・放射方向と接線方向の歪みを求めること。画像座標の残差は0.1画素以内とします(準則第145条)。
勘違いしやすい:つくった誤差モデルは、使うソフトとバンドル調整プログラムに合ったものでなければならない。
ゆーえーぶいしゃしんのちじょうがそすんぽう
UAV写真の地上画素寸法と対地高度
UAVで撮る写真の地上画素寸法は、地図情報レベル250で0.02m以内、500で0.03m以内が標準です。対地高度は、地上画素寸法÷1画素のサイズ×焦点距離で求めた値以下とします(準則第146条)。
勘違いしやすい:飛行速度は、写真を記録できる時間以上の撮影間隔がとれる速さにする。
いんぺいぶ
隠蔽部
建物や樹木などに隠れて、写真に写らない部分。UAVの撮影計画では、実体空白部とともに、隠蔽部ができるだけ少なくなるようにします(準則第146条)。
勘違いしやすい:パスポイントやタイポイントを選べない土地被覆(水面など)がないようにも配慮する。
ゆーえーぶいようのたいくうひょうしき
UAV用の対空標識
UAV写真測量の標定点に設ける対空標識。模様は★型・X型・+型・円型が標準で、写真に15画素以上で写る大きさにし、色は白黒が標準です(準則第138条)。
勘違いしやすい:撮影が終わったら、速やかに回収して現状に戻す。
ゆーえーぶいしゃしんそくりょうのひょうていてんすう
UAV写真測量の標定点数
UAV写真測量で置く標定点の数の目安。単コースでは、水平位置・標高とも(ステレオモデル数÷2)+2点(端数切り上げ)が標準です(準則第139条)。
勘違いしやすい:複数コースでは、ブロックの四隅に必ず置き、決められた式で点数を求める。
ききのてんけんとさつえいけいかくのかくにんひこう
機器の点検と撮影計画の確認飛行
UAVを飛ばす前に、撮影計画が実際に合っているかを確かめる飛行をして、機体・計測機器の点検と撮影計画の確認をすること(準則第147条)。
勘違いしやすい:露光時間や感度などの撮影条件、コースと対地高度も現場で見直す。
ゆーえーぶいのさつえいひこう
UAVの撮影飛行と撮影結果の点検
UAVの撮影は、計画の対地高度とコースを保って行い、実際の対地高度のずれは10%以内とします。撮影結果は、撮影の直後に現地で点検します(準則第148条・第149条)。
勘違いしやすい:持ち帰ってから不備に気づくと、再び現地へ行くことになる。現地で確かめる。
定義は公的機関の公開資料をもとに残土バンク編集部が書いています(各語に出典と確認日)。発注者の仕様書・基準が優先します。誤りに気づいた方は info@zandobank.com へ。
