官民マッチングは、公共工事で出た土を民間工事で使ったり、民間工事の土を公共工事で使ったりするために、相手を探すしくみです。今はコブリス・プラスの中の機能になっています。ただ、登録しても相手が見つからないことがよくあります。この記事では、なぜ見つからないのか、そのときにどうすればいいかをまとめます。
官民マッチングのしくみ
- 工事の情報(出す・入れる、土質、量、土を動かす時期、場所)を登録する
- 条件の合う相手の工事を、地図や条件で探す
- 見つかったら、工事の担当者どうしで連絡して、時期や運び方を決める
利用料は無料ですが、民間の会社が使うには、コブリス・プラスとは別の手続きが必要です。
相手が見つからない3つの理由
- 時期が合わない:土を出す時期と、ほしい時期がずれると使えません。現場に土を置いておく場所もたいていありません。
- 土質が合わない:ほしい側は第1種・第2種のような良い土を求めることが多く、泥や粘性土は余りがちです。
- 調整する人の手が足りない:担当者がふだんの仕事と並行して調整するため、負担が大きいと国の資料でも指摘されています。
国土交通省の資料では、工事どうしで直接土をやりとりすることは「ほとんど行われていないのが実態」とされ、ストックヤードや土質改良プラントをもっと使う方向で検討が進んでいます。
見つからないときの3つの手
- ストックヤード・土場を間にはさむ:一度置いてもらえば、時期のずれを気にしなくてすみます。国に登録したストックヤードなら、その先の行き先を元請が追いかける手間も減ります。
- 土質改良プラントへ出す:泥や軟らかい土は、改良して使える土に変えてくれる所へ。
- 民間の相手を広く探す:造成・外構・農地など、土がほしい民間の人は官民マッチングに載っていないことがほとんどです。民間のストックヤード(土場)も、コブリス・プラスには登録できません(2026年11月、運営のJACICに電話で確認)。
残土バンクでできること
残土バンクは、だれでも無料で見られる残土の掲示板です。土を出したい・ほしいを無料で掲載でき、近くの土場・処分場を受入単価や許可の有無と一緒に探せます。官民マッチングと一緒に使えば、見つかる相手の数を増やせます。
※残土バンクは JACIC やコブリス・プラスとは関係のない民間のサービスです。
よくある質問
官民マッチングに載せた工事を、残土バンクにも載せていいですか?
自分の工事の情報なので、載せてかまいません。決まったら、どちらも取り下げてください。
少ない量でも載せられますか?
残土バンクは量の下限がありません。ダンプ1台分からでも載せられます。
参考資料
※本記事の内容は2026年11月6日時点の情報をもとにしています。しくみや手続きは変わることがあるため、実際に使うときは必ず最新の情報をご確認ください。
この記事について
残土マッチングサービス「残土バンク」を運営する株式会社暁の編集チーム。残土(建設発生土)の処分・受入・法規制について、公的機関の一次情報をもとに記事を作成しています。編集方針
