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残土とは?わかりやすい解説

残土の定義

残土(ざんど)とは、主に建設工事や土木工事の現場で発生する「余った土」のことを指します。正式名称は「建設発生土(けんせつはっせいど)」で、工事の際に地面を掘削したときに出る不要な土砂が残土です。

残土が発生する場面

  • 建物の基礎工事や地下室の掘削
  • 道路や鉄道の建設工事
  • 宅地造成や地盤改良工事

これらの工事では、地面を掘り返すため、埋め戻しに使いきれなかった土が余り、これが残土となります。

残土の特徴

  • 廃棄物ではない
    残土は廃棄物処理法上の「廃棄物」には該当しませんが、コンクリート片や木の根など産業廃棄物が混入している場合は、それらを取り除く必要があります。
  • 再利用が可能
    土の性質や状態によっては、埋め戻しや造成、道路工事などに再利用されます。

残土の種類と分類

残土は、土の性質や粒子の大きさ、含水比(どれだけ水を含んでいるか)などによって分類されます。主な分類は以下の通りです。

区分

特徴例

第1種建設発生土

砂・礫など、品質が高く再利用しやすい

第2種建設発生土

砂質土・礫質土など

第3種建設発生土

粘性土(シルト・粘土)

第4種建設発生土

有機質土や水分の多い粘性土

泥土

水分が非常に多い土

残土の処理と再利用

  • 現場内再利用
    可能な限り現場内で埋め戻しや造成に使われます。
  • 場外処分
    余剰分や再利用できない残土は、専門の処分場や買取業者に引き取られます。
  • 分別の重要性
    他の廃棄物が混じっている場合、適切に分別しなければなりません。

残土処理の注意点

  • 条例や規則の遵守
    地域によっては、残土の埋立てや処分に関する条例や規則が定められており、適切な手続きが必要です。
  • 土量変化率の把握
    掘削や運搬、締固めなど土の状態によって体積が変わるため、計画時に「土量変化率」を考慮する必要があります。

まとめ

残土は、建設や土木工事で必ず発生する「余った土」であり、適切な分別や処理、再利用が求められます。環境への配慮や資源の有効活用の観点から、現場内での再利用や適正な処理が重要です。

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